こんばんは。管理人です。
> 太陽光発電:年間発電量の簡易見積の各係数は何か根拠があるものなのでしょうか? > 各係数とは、『日照係数』と『方位・傾斜角係数』のことでよろしいでしょうか?
これらは、ある大手メーカのサイトにある発電量シミュレーションを利用して求めました。 (従って、もしも、ここのシミュレーションが間違っていると、私の係数も間違っています)
『方位・傾斜角係数』は、場所は『東京』に限定して、真南向き傾斜角30°の発電量に対して、 その他117通りの屋根の方位と傾斜角の条件を入力して求めた発電量の割合を算出しました。 方位と角度の条件による割合は、何社かのメーカサイトにも表などの形で掲載されています。 多少の差はありますが、だいたい、それらの表の値と同じ値になっていると思います。
『日照係数』は、方位と傾斜角は『真南向き傾斜角30°』に限定して、そのシミュレーションで 設定できる場所の中から、私が主観で選んだ440か所の発電量を求め、定格kW当たりの年間 発電量に換算しました。 注釈によると、各地の発電量は、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構) /(財)日本気象協会「日射関連データの作成・調査」(平成10年3月)の日射データに基づいて 算出されています。(各メーカのシミュレーションは、ほとんどがこの日射データを使ってます)
440か所の『真南向き傾斜角30°』でのkW当たりの年間発電量=『日照係数』と、 『東京』の各方位・各傾斜角での『真南向き傾斜角30°』に対する割合=『方位・傾斜角係数』 を乗算することで、各地・各条件でのおよその年間発電量を求めることができると考えたわけです。 (もちろん、ある程度の誤差は必ず含んでいると思いますが、『簡易見積』はできていると考えます)
全ての場所で全ての方位・傾斜角の組み合わせを求めるのは、118条件×440か所 =51,920通りの発電量を求めなければならず、そこまでやる時間はなかったので、 118+440=558回の入力(約93分の1の工数)で済ませました。 (それでも、558通りの発電量を求めるのは、相当な根気が要りましたよ!)
以上で回答になりましたでしょうか?
[No.2157] 2012/11/06(Tue) 23:35:30 |