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幹事男さん作『だけど閃光のように』 (親記事) - しま

幹事男さん作『だけど閃光のように』の感想はこちらにお願いしますっ

[No.52] 2009/07/22(Wed) 00:50:55
もっ、もどかしい……! (No.52への返信 / 1階層) - しんかい

くっついてからさほど経ってないのか、理樹君と佐々美さんの距離感が近いようであんまり近くなくて、恋人同士というには何だか遠慮してたり緊張し過ぎてたりするところが見受けられるんですけど、しかしこの微妙な雰囲気がたまらないですよ。
全編が佐々美さんの口語一人称で綴られているので、とにかく心情描写がしっかりしてる。ちょっとしたことで照れたり恥ずかしがったりして、けれどそれを素直に表に出さない、出せない佐々美さん。なのに隣の理樹君は、そんな彼女をよく理解して、歩み寄ってくれるのを優しく待っている。もどかしいながらも良い信頼で築かれた関係ですよね。
気になった点は、些か書き手の主張が全面に出過ぎてること、でしょうか。掲げたテーマややろうとしてることはいいんですけど、特に花火のシーン、二人の台詞回しや心情の移り変わりに、作者の意図と作為めいたものを感じてしまうのです。消臭し切れてない、と言えばいいのかも。でもこれを一日で仕上げたというのは素直に恐ろしいというか、そりゃ一日じゃ仕方ないよね! むしろここまでの完成度に持ってこれたことに驚愕だよ!


[No.63] 2009/07/29(Wed) 23:13:05
Re: 幹事男さん作『だけど閃光のように』 (No.52への返信 / 1階層) - どむとむ

こんにちは、幹事さん。ぴえろさんと同じ理由で、感想を出すのが遅れました。申し訳ないです。
『だけど閃光のように』を見させていただきました。
その感想ですが、なんだか読んでいて切なくなりました。
輝いて、その次の瞬間には消えていく花火――その下で、佐々美と理樹が手を繋いでいる。たとえ今が幸せでも、その幸せは刹那的であり、永遠ではない。
理樹もやがて死ぬし、佐々美もまたいつかは消えてしまう。そうして何百年後かに、また同じような二人が現れて、花火を見て、同じようなことを思いながら、二人は手を繋ぎ、そうした一瞬の幸せに顔をほころばせる。そしてそんな二人もやがて消え、そうしてまた別の二人が――といった形の、切ない無常観が思い浮かばれました。
消えていく花火の下で、必死に理樹と近づこうとする佐々美の頑張りが、とても美しく心に留まりました。情緒あふれる一作、見事でした。ありがとうございました。

後は、ちょっと気になったところもあったのですが。
えーっと、地の文がちょっぴり堅めではないですか。佐々美の一人称形式ですが、これはややもすると、純文学の心境小説のような、あるいは佐々美の日記のような、時系列的に古いことを語っているような印象があります。それがなんだか現実の描写(現在の描写)と混合されていて、中途半端であり、古い語りの良さも、あるいは現在の語りの良さも、どちらも上手に出せずにいて、ただ情景だけが色褪せるようにされています。これはちょっとよくありませんでした。
あとは花火の描写がすごく簡単に済まされていることです。作中のは、ただ花火の様相を描写しているだけで、実体感があまりなく、ただの今作のテーマ(一瞬の出来事の儚さと、その価値)を考えるための切っ掛けとしてしか用意されてない観があり、同じくそのテーマも、その基盤(花火の描写)が脆弱なので、上手に説得力を持って読者に訴えかけることができていないように見えます。私は感想をつける手前、じっくり読み込んで上記の心境に至ったわけですが、これを普通の読者に説得づけるためには、まだまだ地道な努力が必要であると思われます。
理樹君はとってもかっこよかったです。詩的で繊細な男の子を装うにしては、ちょっと語彙が平凡すぎる印象がありましたが、佐々美にとってはお似合いの男の子のように思えます。純真で、懐深い男の子ですね。ある意味男らしいです。
私はこうした味わい深い一作を書くことはどうも苦手なのですが(どうしても登場人物の行動を多くしてしまうため)、いつかこういった静かな一作も書いてみたいですね。それではそれでは、どむとむでした。


[No.70] 2009/09/30(Wed) 14:06:10


   幹事男さん作『だけど閃光のように』 - しま - 2009/07/22(Wed) 00:50:55 [No.52]
Re: 幹事男さん作『だけど閃光のように』 - どむとむ - 2009/09/30(Wed) 14:06:10 [No.70]
もっ、もどかしい……! - しんかい - 2009/07/29(Wed) 23:13:05 [No.63]





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