Re: ケージについて、甘噛とエサについて (No.54 への返信) - ココア@管理人 |
あやさん、こんばんは。
1.噛むことについて。 手からエサ等を与えた時に甘噛みするのは、まだ多少恐怖心が残っているせいだと思われます。 このような場合、噛んだ時は一切食べ物を与えないのが原則で、「噛む→食べ物」という図式を否定させないと噛み癖が付いてしまう可能性があります。 ですから基本的には「噛ませない(ようにする)」ということが重要です。 エサやおやつ等を手から直接与える場合は、ハムスターと適度な距離が保てる大きさの食べ物から与えるようにした方がいいですね。 例えば名刺大のサイズに千切ったキャベツならば、ハムスターは指まで届きませんし、なおかつ自然に飼い主の匂いを覚えていける距離です。時間をかけて少しずつキャベツのサイズを小さくしていくのがベストですよ。 ハムスターは指の間に摘まんだ小さな粟粒でさえ、絶対に飼い主を傷つけず粟粒だけを取っていくくらい上手に食べ物を採取することができます。 ですから、慣れるまでは小さなおやつを手で与えるのは控えて、キャベツ等の野菜のみで慣らしていく方がいいと思います。
2.エサについて。 ペレットや野菜、粟穂やミルワームなどの頻度はそのままで大丈夫ですよ。 「あげる頻度が分からない」という物ですが… かぼちゃの種やひまわりの種は油種子類というもので、自然界であれば、例えば冬になる前や春先などに多めに摂取すると良いものではありますが、飼育環境下では必ずしも必須ではないので、嗜好品と考えて良いと思います。 ですから与えるタイミングとしては、巣箱やケージ全体の掃除後など、ハムスターにとって少しイラっとする時ですね。気持ち的には「これで気分を静めてね」という感じで与える程度で構いません。 そばの実は毎日与えても大丈夫です。私はそばの実と同時に小鳥の餌(セキセイインコの餌)を毎日手の上で与えます。スキンシップの道具という感じでしょうか。
個人的に市販の「ハムスター用おやつ」というものには否定的でして、おやつはハムスターとのコミュニケーションフードであると考えています。 なので、そばの実や粟穂、とうもろこし等を毎日少量与えるのが良いかと思います。 ちなみに、私はそばの実や小鳥の餌は毎日ですが、鳩の餌を1週間に1度、頬袋に好きなだけ詰めさせてあげてます。この中にはとうもろこしも丸々とした実のまま含まれているのでお薦めですよ。 コミュニケーションフードという意味では、ミックスフードはとても便利です。
ペレットについては好んで食べる銘柄と、決して食べようとしない銘柄があったりします。 ニッパイのハムスターフードはジャンガリアンだと大き過ぎて食べ難い場合があり、プライヤーで3〜4片くらいに割ってあげると、普通に食べることが多いですね。うちではサンコーのハムスタープラスを主食としていますが、これはどのハムスターも比較的食いつきがいいです。 また、通常のハムスターフード(ピンクパック)を与えているのならば、ヘルシープレミアムはハードタイプなら特に与える必要はありませんし、ソフトタイプならば3粒くらいを添える程度でいいと思います。
野菜はキャベツをメインに、ブロッコリーは親指サイズを一片添える程度にしてください。 心配であれば最初にペレットのみを与え、時間差で野菜を与えるという方法もあります。でも実際には同時に与えてもペレットもしっかり食べるはずですよ。 ハムスターの1日の食べ物は、ペレットを基本として野菜(キャベツのみでも可)、雑穀類を少量でOK。 活ミルワームも3日に1度で大丈夫です。
3.体重について。 どうやらわりと体格の良い個体のようですね。私も以前、お店にいた時点で丸々としていたジャンガリアンを選んでお迎えしたことがありますが、上記のような自然なエサ、おやつに限定していると成熟してくるほどに標準的な体形になっていきました。 特にペレットは飼育書に記載されているような「体重の10%」ということは無視して、3日くらい放置しても大丈夫なくらい与えておくと、ハムスター自身が無駄食いする必要ないと覚えるので「食べ過ぎて太る」ということがなくなります。 今はまだ成長期ですから、あまり心配する必要はありませんが・・・念の為、50g台にならないように注意してください。
[No.55] 2016/06/15(Wed) 18:43:42 |