別スレで「毒親介護問題」について書いた後、色々と思ったことがあったので。
そっちのスレで書いたように、数日前に大阪府茨木市で「介護が苦だった」と81歳の父親の首を絞めて殺害したとして、46歳の息子が逮捕されました。 息子はその後、刃物を使って自殺を図ったのか、血を流して倒れていたとのこと。
この事件の父親が毒親だったのかどうかはわかりませんが、息子さんはここまで追い詰められる前に誰かに助けを求めることはできなかったんだろうか?と思います。
私の場合、父親(かなり毒→微毒)は数年前、元気だった状態から肺の病気になって入院後、一時退院したものの(要介護状態にはならず?)数か月後に誤嚥性肺炎を起こし、その3か月後に亡くなりました。 病院だったので、時々必要な物を届けたり、危篤状態の時は泊まったりしましたが、ガチの介護という感じではありませんでした。
また、母親(猛毒)は2年前に足腰が立たなくなって入院し、それから1年ほどの間は私が必要な物を届けたり衣類の洗濯をしたり、たまに店などに行く必要があった場合は介護タクシーを読んで車椅子に乗せて外出を介助したりしていましたが(母親に溺愛され、虐待されなかった弟は遠巻きに見ているだけでほぼ何もせず)、ある時、母親のとあるワガママを聞いてやったばっかりにえらい目に遭ってしまい、(それまで、何かにつけて毒母からマウンティングされる、露骨な『下女』扱い、見境なく甘えてこられる等があってストレスを感じていたのも何とか我慢していたんですが)我慢も限界を超え、 「あとは頼む」 と弟に手紙を書いて丸投げしましたw
介護保険の調査員さんは 「これぐらいなら自宅に戻れるのでは?」 みたいなことを遠回しに言ってきたりしましたが(そんなことになったら、その時点ではおそらく私には耐えきれないほどの負担になったはず)、幸い介護士である叔母が現実を知っていて「施設に行かせること」に理解を示してくれたりしたので、早めに「施設に行ってもらう」選択をして病院にも伝えておき、予定より時間はかかったものの、退院後は何とか施設に移ってもらうことができました。
まあ、施設に移ってからも、弟とのやり取りなどで何かとストレスフルなことは今もありますが、介護殺人などの最悪の事態は何とか逃れることはできましたw
今、悩んでいたり不安だったりする皆さんにお役に立ちそうなサイト。
「安心介護」 「介護」に関して情報収集したり相談したりできるコミュニティ。 https://ansinkaigo.jp/
「毒親」「毒母」で検索してみたら、けっこう悩んでいる人がいる模様。 (相談への回答を読むには会員登録が必要なようです。無料です)
毒親 https://ansinkaigo.jp/search/question/k_%E6%AF%92%E8%A6%AA
「毒母」はなぜか検索結果のURLが貼れないので、相談の実例を。 https://ansinkaigo.jp/member/questions/detail/12990
相談への回答は「毒親問題」に理解のあるものばかりです。 「別居したらいい」「施設に入ってもらえばいい」というような回答。 実例の中で登場しているケースワーカーさんもけっこう「わかっている」人が多いっぽいです。
逆に相談者さん自身が「別居や施設に罪悪感を覚える」みたいなことを言っている場合もあって、回答者から「共依存では?」と指摘されていたりしますが、そういう問題もけっこう深刻かもしれません。
ということで毒親サバイバーの皆様、「親の介護」問題でお悩みの場合は、まずは「安心介護」のサイトに行ってみましょう♪
あと、最近読んだ田房永子さんのマンガ「しんどい母から逃げる!!」には
>理由があれば介護は「しない」という選択もできる 行政がしなければいけない決まりになっている
と書かれています。これ、私は知りませんでした。 ほとんど知られていないのでは? (これが周知されていたら介護殺人も起こりにくくなるのでは)
ということで「毒親の介護」に関して悩む皆さん、親を殺したい気持が浮かんでしまうことがあったとしても、親のために人生を棒に振る前に、受けられるサポートは堂々と受けましょう♪
[No.572] 2019/03/05(Tue) 19:32:26 |