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No.34へ返信

all 梨の果樹栽培をみて - コンドウ - 2009/06/12(Fri) 15:43:34 [No.33]
赤星病の対策 - kajyukani - 2009/06/13(Sat) 19:33:42 [No.34]


赤星病の対策 (No.33 への返信) - kajyukani

近藤さん。
はじめまして、管理人のkajyukaniです。

当サイトを、気にいって頂けたのであれば幸いです。
まだまだ、作成途中のホームページではありますが、ぜひ今後も遊びに来てください。

さて、赤星病の防除についてですが、病気被害が既に拡大しているのであれば、使用する薬剤の選択が重要となります。
農薬には、当サイトの
果樹の栽培方法(梨の育て方)>防除(病害虫の防除)
にて記載している「駆逐防除」と「予防防除」はそれぞれに合った薬剤があり、同じ病気用でも若干種類が違います。このため、既に発生していれば使用する薬剤も変える必要があります。

書き込み内容「薬剤の3回までの規則」から見る限り、おそらく同じ薬剤を使用し、その使用上限のことだと思います。

そこで対策としては、
1.使用する薬剤を変える
 これは、どんなに良い薬剤でも病気に耐性がつき、しだいに効果が期待できなくなるため。

2.駆逐用の薬剤を使用する
例えば
・ジフェノコナゾール水和剤 商品名「スコア水和剤」
・トリフルミゾール 商品名「トリフミン水和剤」
・ビテルタノール水和剤 商品名「バイコラール水和剤」
 農薬の成分と、市販時の商品名です。もっとも効果が期待できる方法だと思います。ただし、これらの薬剤は高価(100gで1,000円以上します)で、趣味の果樹栽培ではあまりすすめれません。

3.今年は気にしない(おすすめ!)
 赤星病が少々葉についていても、拡大がない分には放置します。これは、病がついた葉を取り出すと、大量に取る必要があり、木が弱るからです。

4.来年は防除については
 梨の開花前後に農薬を使用します。このとき使用する薬剤は、安価で使用勝手の良い薬剤で十分です。
 例えば「オーソサイド」等。
 特に使用する時期は、開花前と満開直後で、雨が降った後に使用します。これは、雨により病気が定着するからです。

 病気被害の対策は本職でも難しく、特に一度病気が蔓延した場合には、薬剤で多額の費用がかかります。
 ご自身の栽培状況にあった方法を検討してみてください。

 最後になりましたが、赤星病が発生して具体的な対策が取れなくても、よほどでない限りある程度の収穫は出来ると思います。
 諦めずに梨の木を可愛がってあげてください。


[No.34] 2009/06/13(Sat) 19:33:42

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