はじめまして、こむこむさん。 掲示板の投稿、並びにホームページの閲覧ありがとうございます。 同じ梨仲間ですね。よろしくお願いします。
さて、マシン油の散布についてですね。これは難しい(-_-;) 実は、農薬の種類や散布量は判断がとても難しく、実際に果樹の状況や害虫の状況。病勢等を総合的に判断しないとなかなか難しい分野なのです。
まず、防除の主目的はなんですか? マシン油→殺虫効果 ベンレート・ダイセン→殺菌効果 石灰硫黄合剤→殺虫と殺菌効果です。
現在のプランだと、かなり深刻な状態となった果樹園の害虫と病原菌を撃退するプランに感じます。
昨年に多発したことによる気になる病気(越冬菌)や、越冬する害虫(ダニ類、カイガラムシ類)はかなりいますか? 特段大量発生しておらず、なんとなく防除しておいたほうが良い。という程度であれば、春先の石灰硫黄合剤又だけでよいと思います。
マシン油を検討されているということは、やはりカイガラムシですかね? 大量発生している場合には、マシン油が必要です。 しかし、たまに見るという程度のうちは、該当箇所に希釈した石灰硫黄合剤をはけでペタペタ塗るという方法で石灰硫黄合剤の効果を高めるという方法もあります。 通常の石灰硫黄合剤の防除で不安であれば、刷毛塗りを併用すると効果が高いかと思います。
ただ、防除目的が梨の黒星病等である場合、冬季に何を散布してもあまり効果がないです。
カイガラムシに特段の懸念がある場合にのみマシン油を。 それ以外の場合では石灰硫黄合剤のみでよいかと思います。
[No.106] 2013/01/06(Sun) 15:25:14 |