近藤さん。 はじめまして、管理人のkajyukaniです。
当サイトを、気にいって頂けたのであれば幸いです。 まだまだ、作成途中のホームページではありますが、ぜひ今後も遊びに来てください。
さて、赤星病の防除についてですが、病気被害が既に拡大しているのであれば、使用する薬剤の選択が重要となります。 農薬には、当サイトの 果樹の栽培方法(梨の育て方)>防除(病害虫の防除) にて記載している「駆逐防除」と「予防防除」はそれぞれに合った薬剤があり、同じ病気用でも若干種類が違います。このため、既に発生していれば使用する薬剤も変える必要があります。
書き込み内容「薬剤の3回までの規則」から見る限り、おそらく同じ薬剤を使用し、その使用上限のことだと思います。
そこで対策としては、 1.使用する薬剤を変える これは、どんなに良い薬剤でも病気に耐性がつき、しだいに効果が期待できなくなるため。
2.駆逐用の薬剤を使用する 例えば ・ジフェノコナゾール水和剤 商品名「スコア水和剤」 ・トリフルミゾール 商品名「トリフミン水和剤」 ・ビテルタノール水和剤 商品名「バイコラール水和剤」 農薬の成分と、市販時の商品名です。もっとも効果が期待できる方法だと思います。ただし、これらの薬剤は高価(100gで1,000円以上します)で、趣味の果樹栽培ではあまりすすめれません。
3.今年は気にしない(おすすめ!) 赤星病が少々葉についていても、拡大がない分には放置します。これは、病がついた葉を取り出すと、大量に取る必要があり、木が弱るからです。
4.来年は防除については 梨の開花前後に農薬を使用します。このとき使用する薬剤は、安価で使用勝手の良い薬剤で十分です。 例えば「オーソサイド」等。 特に使用する時期は、開花前と満開直後で、雨が降った後に使用します。これは、雨により病気が定着するからです。
病気被害の対策は本職でも難しく、特に一度病気が蔓延した場合には、薬剤で多額の費用がかかります。 ご自身の栽培状況にあった方法を検討してみてください。
最後になりましたが、赤星病が発生して具体的な対策が取れなくても、よほどでない限りある程度の収穫は出来ると思います。 諦めずに梨の木を可愛がってあげてください。
[No.34] 2009/06/13(Sat) 19:33:42 |