場所お借りします - ウルー - 2008/06/08(Sun) 01:59:46 [No.353] |
└ 愛、込められて - ウルー - 2008/06/08(Sun) 02:02:29 [No.355] |
└ そうして、彼は、彼女は。 - ウルー - 2008/06/08(Sun) 02:00:39 [No.354] |
11月も半ばを過ぎ、涼しかった秋の風は冷たくなりつつある。 その風に晒されながら小毬の身体を背負って立ち上がった恭介の第一声は、 「そういや、あのチョコバットどうした?」 という、一見まったく脈絡のないものであった。しかし、その脈絡のなさが小毬を動揺させた。 あれから、もう一か月近くが経つ。小毬の答えを聞いたしばらくの間こそ背景に影を背負っていた恭介であったが、彼が立ち直るのにそう時間はかからなかった。それ以降、恭介は何もなかったかのように小毬と接している。 むしろ、そうできずにいるのは小毬の方だった。だからこそ今、こうなっている。たまたま恭介と帰路を共にすることになり、その道中でいつかのように石に躓いて盛大に転んでしまったのであるが、小毬には、それだけ自分が挙動不審で動揺していた自覚がある。 結果として、これもまたいつかのように、恭介に背負われて帰ることになった。恭介がそれを提案した時の「別に下心はないから安心しろよ」という言葉に、また動揺した。 ともかく、訊かれた以上は答えなければならない。 「えっと〜……全部食べちゃいました」 「マジかよ」 恭介がわりと真面目に驚く。なんだろう、何かマズいことをしてしまっただろうか……? 「一日三本食べたとしても、一年分はあったはずだぞ……それを一か月って、おまえ……」 わりとどうでもいいことだった。 「……ああ、でも、道理でな。なんか前より重くなってる気がしたが、勘違いじゃなかったわけか」 「あぁうー、ひどいー……」 ついでに年頃の女の子に対する禁句まで吐いて恭介は、はっはっは、と実に楽しそうに笑った。 「で、その後は?」 「えっとぉ……それだけ、なんだけど」 もじもじと、両手でみかんを弄りながら言った小毬さんに、僕は小さく溜息をついた。 「な、なんで溜息つくのー!?」 「いや、そりゃあねぇ……」 道行く人には、その光景はバカップルがイチャついているようにしか見えなかっただろうけど、二人の関係を知っている僕からすれば、それは不正解だと言わざるを得ない。恭介が小毬さんに大掛かりな仕掛けで盛大に愛を告白し、その結果として実にシンプルに振られたのはつい一か月ほど前のことだ。 そもそも。なぜ僕は小毬さんからこんな相談を受けているんだろう。振られた方である恭介から相談されるならともかく。 僕がこのような相談を小毬さんから受けるようになったのは、例の試合からしばらく経った頃だったはずだ。あまり人には聞かれなたくないとのことで、場所はもっぱら僕の部屋。その度、真人には席を外してもらっている。 「確認するけど、小毬さんは恭介と普通に接することができなくて困ってるんだよね?」 「うん、そうなんだよー……。今日も、すっごく恥ずかしかったし……」 小毬さんは手持ち無沙汰なのか、弄っていたみかんを剥き始めていた。……よし、ちょっと試してみよう。 「そのみかん、実は恭介が持ってきてくれたんだよね」 ぐじゅっ。 と、まあ。実に嫌な感じの音がした。その音源、小毬さんの手元に目を向けてみれば、皮を剥く手に力を入れ過ぎたのか、みかんに指が一本突き刺さっている。……いやいやいや。力加減間違えたって指が刺さることはないだろう、普通。 「……ほわあっ!? み、みかんがー!? あぁうー、目がー!?」 ワンテンポ遅れて、小毬さんはオロオロし始めた。飛沫が目に入ったらしくてゴシゴシと擦るけど、その手はついさっきまでみかんの皮を剥いていたわけで。そんなことしたら、余計に染みることになる。 「うぁあん!? あうぁーっ!?」 ……なんというか、これはかなりの重症じゃないだろうか。いやまあ、傍目にはいつもどおりに自爆しているようにしか見えないけども。 不思議な話だと思う。振られた方は吹っ切れたのか、さっさと立ち直ってその後はいつもどおりなのに、小毬さんはあれから一か月近く経つ今になっても恭介を過度に意識している。紆余曲折を経ることもなく鈴とうまくいっている……はずの僕には、その辺りの複雑に過ぎる心情の機微はどうにもわからなかった。 どうせ僕には、難しいことはわからない。だったら、ストレートに訊いてみようと思う。 「小毬さんはさ」 「うー……なぁにー理樹くん?」 「恭介のこと、どう思ってるの?」 今度は固まってしまった。 意識しすぎて普通に接することができないなんて、もう答えはわかりきっているようなものだけど。でもそれなら、どうして小毬さんは今ここにいるのか。 「……私、わかんないんだ」 ぽつりと聞こえた声は、ひどく儚げだった。 「きょーすけさんのことは、もちろん好きだよ。でも……」 「そういう意味での“好き”なのかどうかはわからない、ってこと?」 「……うん」 それに、と小毬さんはさらに言葉を続ける。 「そもそも、誰かに恋をするってどういう気持ちなのかが、私にはわからないのかも」 「……どういうこと?」 小毬さんは躊躇うかのように目を伏せた後、小さく寂しげな笑みを見せて、ゆっくりと口を開いた。 「私ね。好きな人がいたんだ……と思うんだけどなぁ」 次の日曜日。 小毬はまた帰り道が恭介と同じになった。また転んだ。また背負われた。 「……おまえ、呪われてるんじゃないか? それともまさか、何か妙なおまじないでもやってるんじゃないだろうな。自分で歩いて帰るのが疲れるー、とかで」 溜息交じりの恭介の言葉に、小毬は内心ドキリとした。ほとんど図星だったからだ。もちろん、後者の方が。もちろん、歩いて帰るのが疲れるから、なんてしょうもない理由ではない。 おまじないという程ではない。ただ、帰り道で会えたらいいな、となんとなく思う程度のことだった。 「そ、そんなピンポイントなおまじないは、ないんじゃないでしょーか……」 「いや、ある」 誤魔化しに走った小毬の言葉を、恭介はきっぱりと否定する。 「この前、西園に教えてもらったおまじないを興味半分で試してみたんだがな……まあ、それはいい。とにかく、小毬。おまじないを甘く見るな。死ぬぞ」 「は、はいっ」 無駄に力の籠もった恭介の言葉に、小毬はつい頷いてしまった。頷いてから、頷いている場合ではないことを思い出した。 今日は恭介に、どうしても聞きたいことがあったのである。 「あの、きょーすけさん。ちょっと聞いてもいいですか」 「ん、なんだ」 心の中で一度、いつもの前向きマジックを唱えてから、小毬はおずおずと口を開く。 「その……きょーすけさんが戻ってきてから……私とりんちゃんで、何か変わったと思うことってないかな〜、って」 「より仲良くなった」 簡素かつ素早い回答。それは、わざわざ考える必要もないほどそう見えているということだった。当の小毬も、あの事故の後、鈴とは前にもまして仲良くなれたと思っている。 だが小毬は、恭介の答えにほんの少しの落胆を覚えた。きっと誰よりもみんなのことを考え、見ているであろう恭介だからこそ、聞く意味があったのである。こればかりは、もっぱら相談相手になってもらっている理樹に聞くわけにもいかなかった。 なんにせよ、小毬は、恭介なら答えを教えてくれるかもしれないと期待していた。そして結局、期待は外れることになった。いや、もしかしたら、それこそが答えなのかもしれない。 「……なるほど、理樹のことか」 「ふぇあっ!? えぁうー、あのそのっ!?」 まさに今ちょうど考えていたことをずばり言い当てられた。この人はエスパーか何かと疑いたくもなるが、逆に考えてみれば切り出しづらい話を向こうから振ってくれたわけでもある。 「……えーと。うん、そう、理樹くんのことなんです」 「別に言いたくないなら言わなくてもいいんだぞ?」 「ううん、聞いてほしい……かな」 ふと、思う。面と向かっていたら、こんなことを言えるだろうか、と。 きっと言えない。おんぶされているのは成り行きだったが、小毬はその成り行きに感謝した。 「……理樹くんとりんちゃんが恋人同士になったって知って。その時、私……嫉妬とか、そういうの、全然しなかったんだ。ただ、自分のことみたいに嬉しくて、本当にそれだけで……」 想っていたはずの人に恋人ができて、それなのに。 小毬は、そこまで口にすることはなかった。恭介なら、言わずともわかってしまうと思ったから。 「嫉妬できないってことは、これは恋じゃなかったんじゃないか。そう悩んでるわけか」 「うーん、まあ……そんな感じです」 理樹のことは、一応初恋だった。いや、初恋のはずだった。なのに、まったく嫉妬できない自分に、二人を見ていて幸せな気持ちになる自分に、小毬はずっと戸惑っていた。 その戸惑いは、恭介の行動によって悩みにまで発展した。何が“好き”なのか、何が“恋”なのか、分からない。そんな状態で恭介の気持ちを受け入れるわけにもいかず、そして今も、悩みは晴れないままだ。 改めて考えてみると、それを当の恭介に訊くのは実に酷いことのように思える。いや、実際そうなのだ。それでも、訊かずにはいられなかった。 「……まあ、小毬らしくはある」 恭介が、ぽつりと言った。そのまま、言葉を連ねていく。 「それが恋だったのかどうかはともかく、嫉妬できないっていうのは、おまえがそういう考え方、生き方をしてきたからじゃないか?」 「……うん。私も、そう思います」 誰かを幸せにするということは、自分を幸せにするということ。誰かが幸せなら、自分も幸せ。幸せスパイラル。小毬が鈴に嫉妬していたとしたら、その連鎖は途切れてしまっていたかもしれない。 だとしたら、それは悪いことではないはずだ。みんなが幸せでいられるのが、いちばんいい。 「この俺を感動させたほどだからな。おまえのそういう考え方は、きっと間違っちゃいない」 でもな、と恭介は続けた。 「少しぐらいワガママ言わないと、自分の幸せ掴み損ねるぞ?」 「え?」 「俺が言えるのは、これぐらいだな」 後は自分で考えろ。恭介の背中は、そう言っていた。 「……うん。恭介の言いたいこと、なんとなくわかるよ」 小毬さんの話を聞いて、僕はなんとなく嬉しくなっていた。恭介も、僕と似たようなこと考えてたんだなぁ、って。 「うーん、やっぱり理樹くんにはわかるんだ〜……」 小毬さんはなんだかしょんぼりしている。彼女なりに恭介が何を言おうとしていたのか、精一杯考えていたんだろう。 でもこれは、小毬さんが一人で答えを出すにはいささか難しい問題だ。恭介だってそれはわかっているだろうに……単に人が悪いのか、それとも恥ずかしくて言えなかったのか。後者だとしたら、ちょっと面白い。あんな派手な告白をしておいて今さら恥ずかしがるってことは、やっぱり振られたこと引き摺ってるんだろうなぁ。 「やっぱり、私一人で頑張った方がいいのかなぁ……」 「いや、たぶん恭介は照れてるだけだから。というか、どうせ誰かに相談してることもお見通しだろうし」 「ふええっ!? バ、バレてるのー!?」 「たぶん、ね」 なんかもう後者の方で確定したみたいな流れだけど、まあいいと思う。 「恭介はさ。小毬さんのことが心配なんだよ」 「心配……?」 「そ。小毬さんの理論でいくと、誰かのために何かをするのは自分のためでもある、ってことだけど」 うん、と小毬さんが頷くのを確認してから、僕は話を続ける。 「傍から見てると、小毬さんが損してるようにしか見えない時が、たまーにあるんだよね」 「え……そ、そうかな」 「そう。今はその程度で済んでるけどさ、いつか他人の幸せのために自分を不幸にしちゃうんじゃないかって、僕は心配なんだ。きっと、恭介もね」 いつだったか、恭介が、小毬さんがボランティアでやっている募金活動に協力しようとした時。感動のあまり旅の資金を募金箱に突っ込もうとした恭介に、小毬さんは、自分を不幸にしちゃダメだと言っていた。 僕や恭介がわざわざ言わずとも、小毬さんはちゃんとわかっている。わかっていないのは、何が自分自身にとっての幸せで、また、不幸なのか、ということだと思う。 「小毬さんが好きだったかもしれないっていう人の話だって同じだよ。小毬さんが……身を引いた、というのかな、こういう場合……とにかく、それは傍から見てる僕からしたら、不幸なことに思えるかもしれない」 「……うーん。理樹くんがそういうこと言っちゃったら、ダメなんじゃないかなぁ」 「へ?」 ううんなんでもないの、と小毬さんは曖昧に笑う。その笑顔が、どこか寂しげに見えた。この前、小毬さんからその話をされた時と、同じ笑顔。 「でも、うん、なんとなくわかるよ。理樹くんの言いたいこと」 そんな表情も、次の瞬間には消えてしまっていた。あるのは、いつものほんわか笑顔だ。少し気にかかったけど、僕は深く考えずに話を続けることにした。 「それで、恭介の言葉に戻るわけだけど」 「うんうん」 「小毬さんの理論でいくと、小毬さんが幸せそうにしてたら周りもいい気分になるってことなんだよね」 実際、鈴あたりは小毬さんが笑っていればその隣で特に意味もなく機嫌良さそうにしているだろう。というか、そういう光景をすでに何度か目撃している。それは鈴に限った話じゃない。もちろん僕だってそうだし、リトルバスターズのメンバーも、あるいは見ず知らずの人だってそうかもしれない。小毬さんの笑顔には、そういう力がある。 その当の小毬さんは、なにやら呆けた顔をしている。 「ほあー……そっかぁ、そうなるよね〜……あー、う〜ん、そういう風に考えたこと、なかったなぁ」 呆けながらもしきりに感心している様子を見るに、本当にこういう考え方をしたことはないようだった。誰かのためは自分のため、と小毬さんは言うけれど、やっぱり“誰かのため”が勝ち過ぎていたんじゃないだろうか。ここまで言ったなら小毬さんももうわかっているかもしれないけど、やっぱり最後まで言っておいた方が良い気がする。あくまで、確認として。 「……うん、だからさ。小毬さんはもっと、自分のことを考えていいと思う。誰かのためとか関係なしに、自分のために……そう、ワガママ言ったっていい、って。恭介は、そう言いたかったんじゃないかな」 ここに至って僕は、恭介が小毬さんに惹かれた理由がわかった気がした。いや、どういう所が小毬さんの魅力なのかは僕もわかっているつもりだけど、それが恋心にまで成長した理由。 放っておけなかったんだと思う。それは恋人のいる僕ですらそう思ってしまうほどだけど、恭介には、もっと強烈な何かがあったんじゃないだろうか。それが何なのかは――そう、あの試合の日、恭介は教えてくれなかった。今になってそれを聞き出そうとは思わないし、聞いてはいけないことだとも思う。 なんにせよ、わかっているのは、小毬さんがひどく危なっかしい人であるということ。そう、それこそ――死の瀬戸際でさえ、ずっと誰かのことを想って笑っているような。だから恭介は、傍で見守っていたくなったのかもしれない。不幸になってしまうなら引き止めて、幸せになれるなら背を押して。そうやって、ずっと。 「……やさしいね、恭介さんは」 独り言でも呟くかのように言った小毬さんの目は、どこか遠くを見ていた。何かを懐かしむような、そんな目。 「小毬さん?」 「うん、今日は……今日も、だね。ありがとう、理樹くん」 「え、あ、うん、それはいいんだけどさ」 急に改まってお礼なんて言われたものだから、僕は戸惑ってしまう。 いや、お礼が原因ではなかった。その言葉に込められた、もっと別の何かが僕を戸惑わせている。 「理樹くんのおかげで色々わかったし、すっきりしたよ。だから、ありがとう」 そう言ってから、小毬さんはゆっくりと立ち上がった。 「今日は、もう帰るね」 「う、うん。でも、なんだかいつもより早いね」 「あんまり理樹くんを独り占めしてると、りんちゃんに怒られちゃうから〜」 悪戯っぽく笑いながら、小毬さんはドアノブに手をかける。僕も見送るために立ち上がった。 ドアを開けてから、小毬さんはこちらを振り返った。 「理樹くん、ありがとう」 三度目のありがとう。 小毬さんはもうここには来ないような、そんな気がした。 また次の日曜日。 小毬はまた帰り道が恭介と同じになった。また転んだ。また背負われた。 ただし今度は、待ち伏せて、わざと転んで、怪我をしたと装って、おぶってもらえるよう頼んだ結果である。 恥ずかしくはあったが、やることが決まっていれば自然と落ち着きもする。そうして小毬は、今になってその背中がとても大きく温かいことに気付いた。 「きょーすけさん」 「どうした?」 「私、やっぱり嫉妬してたのかも。ううん、きっと、いっぱいしてたんです」 「……そうか」 「それで、もう十分嫉妬して、満足しちゃって……だから、嫉妬できなかったんだと思います。だから、今の理樹くんとりんちゃんを見てて幸せな気持ちになれるんだと思います」 チグハグな言葉に、だが恭介はしっかりと頷いた。それを見て、小毬は微笑む。そして、少し恥ずかしかった。 ああ、覚えていてくれているんだ。 「あの、それで」 「ん?」 今さら、遅いのかもしれない。でも、今しかないようにも思う。 ちゃんと、恋だったってわかって。その終わりも、ずっと前に吹っ切れていたことを思い出して。今ならもう、前に進める。一歩、踏み出せる。踏み出したい。 「……ワガママひとつ、言ってもいいですか?」 「ははっ、なんだ、さっそく考えてきたのかよ」 恭介は楽しそうに言った。嬉しそうでもある。 「よし、なんだって聞いてやるよ。それでおまえが幸せになれるならな」 「……本当に?」 「ああ。まあ、俺ができる範囲でだがな」 「じゃあ、その……」 すぅ、と大きく息を吸う。はぁ、と吐いた。 ようしっ。 「チョコバット一年分、お願いしますっ」 きっと、自分の顔は真っ赤だろう。ああ、やっぱり面と向っていたら絶対言えなかっただろうなぁ。そんなことを考えながら、小毬は恭介の返事を待つ。 「なんだ、そんなもんでいいのか」 「……え?」 「まったく、食いしん坊だなぁ小毬は。いや待てよ……おまえの基準でいくと、一年分ってこの前の12倍は欲しくなるよな……。さすがにそれは……」 「あ、あの! この前と同じで、その……!」 「お、そうか? まあ来月の頭には準備できるだろうから、それまで待っててくれ」 「え、えぇっとぉ〜……」 恭介が振り向いて、にかっと笑う。すぐ目の前にあるその少年のような笑顔に、小毬はそれ以上、何も言えなくなってしまった。 (あぁうーっ、私のばかーっ!?) 頷くだけでよかったあの時の自分に、小毬はほんのちょっぴり、嫉妬した。 [No.355] 2008/06/08(Sun) 02:02:29 |
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