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人生 矢羅(享年16歳) 友達でした。私とは歳が離れていたけれども、彼が亡くなるまでの多くの時間を無二の友人として付き合ってきたつもりです。 彼は生まれた時から体が弱くて、ほとんど病院のベッドから出られない生活を送っていました。そんな彼に出会ったのは肺炎にかかって入院し、暇を持て余していたある日のこと。大人になるまで生きられないと宣告された彼に私は残酷な言葉を言ってしまいました。君はなんで生まれてきたんだろうね、と。彼は泣きそうな顔だったけれども、涙は流さないでこう言ったんだ。 一見意味がなくても、きっと何か意味があるんだと思うよ。俺がここに生きてるだけで世界は少しだけ変わっていくんだから。もしかしたら俺が死んだずっと後にその意味が分かるのかもしれないけどね。 私達はいつか必ず死ぬ。そこに意味なんて残せないかも知れないし、残せてもすぐに消えてしまうかも知れない。けれどもいくら遠い未来になっても私たちが生きていたという事実だけは消せなくて、それは更に遠い未来に意味を持つものかも知れない。 矢羅よりも僕たちは長く生きる。けれど、それに意味を求める事よりもこの一瞬を大切に生きる方が意味があるんじゃないか。私は彼にそれを教わった気がする。 一切合財のフィクションはおいておきまして、今の時期は試験やらなんやらで目が回る程忙しい上にホームページも作成中、明日もバイトがあるので感想会に参加する事はもちろんMVP投票も出来ません。なんでこんな長文を書いたんでしょうね、私。 ギリギリ作品だけは仕上がりましたから事後の名乗りだけはさせていただきますので、よろしくお願いします。 [No.236] 2009/07/11(Sat) 01:26:30 |
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