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ワタシハ、モウオワッテシマウ・・・ とうとう終わってしまうな。私の“順番”。 これは、皆で決めた事だ。 彼らを強くする為に作られた、虚構世界。 本当の世界で私は生存不明。 だから、私は“順番”が来た時、どんな心境になればいいのか分からなかった。 確かに、修学旅行の前、彼に好意を持っていた。 だけど、それが“like”なのか、“love”なのかは、自分ではさっぱり理解できなかった。 自分のキモチを整理するのは得意だった。 なのに、この感情だけは整理出来なかった。 これが、恋や、愛等と呼称されるものなのだろうか。 でも、そこまで熱くはなかった。 リトルバスターズの誰かがくっつけば、それで自己解決していたと思っていた。 なのに。 ほかのメンバーの順番が来て、彼女達が喜び、彼と仲良くしている情景を見て、 私の中の感情が、音を立てて動いていた。 コノカンジョウハナンダロウ・・・? そして、いつの間にか私は彼に夢中になっていた。 もちろん、順番でない時に出たりはしない。 だけど・・・ 放つセリフは一緒。 確かに、ほんの少し変わる事もあったが。 それでも、ほとんど一緒。 だけど。 込める感情は、明らかに途中から変わっていた。 私の心の中で、“like”が、“love”に、変わっていった。 早く順番が来ないかと、ドキドキしていた。 最後は鈴君になるというのに。 でも。 と思っていた時に、私の順番がきた。 理樹君と会い、理樹君と親しくなり、そして放送室に理樹君が。 そして、始めるのは、あの世界。 この虚構世界だからこその、繰り返しの毎日。 理樹君が気づいて、私を探す。 昨日、と言うより今日。 いや、ここは先日と定義付けるべきか。 理樹君が、あのメモを、私のメモを発見した。 だから、もう終わるはずだ。 ドンドンドン! 放送室のドアが叩かれる。 ごめんね。理樹君。 私はそのドアを開ける事が出来ない。 嗚呼、消えていく… ピピピピ・・・ 携帯が鳴っている。 でも、今見るのは無理そうだ。 ではな、理樹君・・・ 携帯は、帰ってから見る事にしよう・・・ [No.432] 2009/10/09(Fri) 23:22:26 |
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