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「恭介“お兄さん”。お願いがあります」 ノックされたドアを開けると西園が真剣な目で見上げていた。ちょっと可愛いなと思ったけどそれは嵐の始まりである事はひしひしと感じられた。 「んで、なんだ?お願いってのは」 お茶を上品に飲む西園。ちょっとしたしぐさにも、なんというか…行き届いている。 「ずっと我慢していました…」 語り出す西園。頬が赤く染まっている。 「こんなことを言ってしまっては嫌われたりするのではないかと心配でたまりませんでした」 いつになく熱い、情熱的な口調。 「でも、もう…!」 少し潤んだ、熱っぽい目で見詰めてくる。 やばい、無茶苦茶可愛い。いや、もともとか。そんな西園が― 「お願いです!是非恭介さん×直枝さんを…!いえ、恭介さんが受けなのなら直枝さん×恭介さんでも!恭介さんの力で叶えて下さい!」 「まてええぇぇえぇいっ!!」 「えっ、ちょっ、おま、はい!?」 「あ、してくださるんですか!?」 「しねーよ!!」 …はぁ、期待して損した。 「恭介さんの力ならできるはずです」 …まぁ、出来るけどさぁ…。 「出来るが、嫌だ」 「何故ですか?」 「何故ってお前なぁ…。俺にそんな趣味はない」 「今からでも遅くはありません」 「いやいやいや…」 理樹の口癖が出てきた。口癖っつっても誰でも言うけど。 「想像してください」 「何をだ?」 「女装した直枝さんが恭介さんに少し潤んだ、熱っぽい目で、頬を赤く染めて『好きで好きで堪らないんだ…恭介ぇ…』と告白してきたらどうしますか?」 「張り倒して8時間程説教してやるわ!」 「押し倒す!?」 「張り倒す!!」 「調教!?8時間も!?」 「説教!!直るまでずっと!!つーかお前に説教してやりたいわ!!」 「それでは、『僕、本当は女の子だったんだ!』はどうですか?」 「台詞変えようが一緒だっ!!」「…どうしても…だめですか…?」 泣きそうな目で、泣きそうな声で訴えてくる。まずい、可愛くてクラクラしてきた…。耐えろ、頑張れ俺。 「どうしてもだめ」 「…仕方ありません」 お、諦めてくれたか?立ち上がりドアへ向かう。 しかし、その期待を見事に裏切られた、もちろん悪い方に。 「あ、恭介さん!そ、そんな…ぁん!」 「まてまてまてまてまてぇ!!」 外に向かって叫ぶ西園の口を押さえる。 「おま…周りに誤解されんだろうが!」 「恭介さんが素直にならないからです」 「…だから俺にそんな気はないんだっつの…」 「因みにイエスと言うまでやめません」 「駄々っ子かお前は…」 「ふえ〜、恭介さんそんなとこ触っちゃや「だーーーーーっ!!」 「どうでしたか?神北さんバージョン」 「似すぎてて怖いわ!!」 「そうですか。では次は能美さんにしましょうか、それとも来ヶ谷さんに攻められている風にしますか?それとも鈴さんとで周りに変態扱いされますか?あ、今の時点で大分危ない人ですけどね」 堪忍袋の緒が切れた もういいや 我慢しないで 「…んじゃ、見せてやるよ。お前の希望をな」 「…見せるとは?」 ニヤリ 「こういうことさ」 指をパチンと鳴らす。 美魚は柔らかなベッドの上で横たわっていた。 産まれたままの姿の恭介と理樹に挟まれて。 「え…、ええっ!?」 珍しく大きな声をあげる。 「あ、ほら起きちゃったよ。恭介が髪撫でるから」 「おっと、すまん。あんまりにも綺麗だったもんでな」 「でも、本当に綺麗だよね。良い匂いだし」 「…あ、あの…」 事態を呑み込めない美魚。 「言ったろ。見せてやるよ。お前の希望をな、って」 はっ、となる。 「そ、それでは…」 「理樹」 「ん?」 恭介が 理樹に キス 美魚の 目の前で 「〜〜〜〜〜〜っ!!」 いくら妄想しようが、どれだけ想い描こうが、届かない本物。望んでいたはずの美魚は言葉を発する事も出来ない。 「…ん、ぷは…。もう、恭介は強引なんだから」 「ははは、悪いな」 「………」 「なあ、西園」「ねぇ、西園さん」 「……は、はい?」 「理樹は好きか?」 「…は、はい」 「それじゃ、恭介の事は?」 「は、い…」 「んじゃ俺達の事は?」 「…ま、まぁ」 「「なら、良いじゃないか」」 二人が 美魚の 頬に キス 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」 ちょっと刺激が強すぎたかな。まぁいいか、これで少しは懲りるだろう。 俺の持っているイメージをそのまま西園に見せた。しかしイメージするだけでも大分恥ずかしいなこれ。やっぱり俺は普通に女子が好きなんだ。 例えば目の前の奴とか。 「どうだ?望みが叶った気持ちは」 壁際まで下がりまだ息を荒げている西園に問う。 「ど、どうって…」 「ところでな、西園」 「は、はい?」 「俺と理樹にドキドキしたのか?それとも」 西園に近づいて耳元で囁く。 「俺にドキドキしたのか?」 「っ!?」 「わざわざ俺の部屋まで来たのは、果たして俺に頼めば何とかなると思ったからか?」 「…あ、あの…」 「俺が目当てだったんじゃないか?」 「〜〜〜!!」 脱兎の如く俺から逃げる西園。今の焦っている姿もなかなかに可愛いかった。 何時までも続く世界で、ちょっとだけ我が侭な事をやってみよう。 「さてと、どう落とすかな?」 [No.697] 2010/03/17(Wed) 23:48:16 |
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