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葉留佳さんが包帯を巻いて学校に来た。 「直枝くん」 「なんでしょうか」 「これ、司令に頼まれたから」 「あ、僕の生徒手帳。司令って誰?」 「棗司令」 「あ、うん。そうか。恭介と一緒にアニメ見たんだ」 「私が死んでも代わりはいるもの」 「ごめん。意味わかんないから。死ぬの?」 「直枝くんの匂いがする」 「え、なに? 臭いって批判?」 「私とひとつになりたい?」 「いえ、別に。めんどくさ。あ、恭介、丁度いいところに来た。この葉留佳さんなんとかしてよ」 「問題無い」 「めんどくさ」 葉留佳さんが眼帯をして学校に来た。 「ヤッホー。おはよう理樹くん」 「おはよう。目、どうかしたの?」 「う、ウガーっ!」 「え、なに? 意味わかんない。何叫んでるの」 「ハアハア。早く逃げて。駄目だ、この眼帯じゃ抑えきれないよ。はは、恭介さんも詰めが甘いよね。こんな簡易的な封印じゃあいつはすぐに出てくるんだって」 「今度はどうしたの?」 「ダメ! 近づかないで。このままでは私はあなたを傷つけてしまう。私の中のもう一人の私。かつて魔界に君臨した女王。その眼球を授かりし私みたいな、それ暴走寸前みたいな状況」 「説明ありがとう」 「どういたしましてーっ! 逃げてーっ! あふぅ」 「真人、僕の数学のノート返して」 「いけねーぜ、理樹。今すぐおれから離れろ。くっ、抑えることが出来ねぇ。まさか、筋肉が反乱を起こすなんてな。はは、恭介も詰めが甘いぜ。俺の鍛え上げた筋肉がこんな眼帯一つで抑えられるなんて思っていやがったのかよ」 「めんどくさ」 葉留佳さんが普通の格好で学校に来た。 「ククク。おはよう愚民諸君」 「おお、一番たちが悪い感じに仕上がっていて厄介だ」 「我が名ルシファー。漆黒の翼を持つ堕天使。今はこの人間の中を宿にさせてもらっている」 「自己紹介ありがとう。直枝理樹です」 「そなたが直枝理樹か。話は宿主から聞いておる。ふん、こんなちんけな小僧がな」 「初対面で失礼な発言を向けられたので、ぶん殴ってもよろしいでしょうか?」 「ふん、人間風情が私に触れられるとでも思っているのか?」 「えい」 「キャッ! ちょっ、どこを触っておるか!」 「いや、肩掴んだだけですが?」 「こ、こんな公衆の面前で破廉恥な! そ、そこは天使にとっての性器みたいなものなのだぞ!」 「公衆の面前で大きな声で破廉恥なことを叫ばれても困るよ」 「きゃ、恥ずかしい」 「めんどくさ」 葉留佳さんがスカートを履かずに学校に来た。 「いや、あかんでしょ」 「これはズボンだよ! パンツじゃないから恥ずかしくないよ!」 「水着なのは分かるけど恥ずかしいから。こっちがだいぶ恥ずかしいから」 「私、ウィッチーズになるね」 「何のことか知らないけど、それはご自由に。ただ、ちょっとジャージなりスカートなり履いてもらわないと困るんで」 「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」 「俺もパンツじゃないから恥ずかしくないぜ」 「謙吾くん!」 「謙吾は気持ち悪いから。頼むから。なんでブーメランパンツ一丁なのさ」 「これで登校してきた。何故なら、パンツじゃないから恥ずかしくないからだ!」 「仮に下のブーメランパンツがズボンだったとしても、何故上半身裸?」 「このズボンはオーバーオールだ」 「仮にオーバーオールだとしても、それはそれでとんでもなく気持ち悪いからやめて。乳首丸見えだから」 「キャッ」 「めんどくさ」 葉留佳さんがツインテールで学校に来た。 「比較的マシな格好で安心したよ、おはよう」 「別にあんたに挨拶しにきたんじゃないんだからね!」 「うわぁ」 「別にあんたのことなんてどうとも思ってないけど、このクッキー、余ったからあげる」 「ありがとう。その手の絆創膏の演出とかとても古臭くていい感じだよ。でも、クッキー焼くだけでそんな手全体に貼るほどの怪我をどうすればできるのか知りたい」 「こ、これは違うわよ! その、あの、クド公に噛まれたのよ! 勘違いしないでよね!」 「わふー」 「クド噛んだの?」 「わふー。今の私は捨てクドリャフカだったところを、偶然通りすがった心優しき天邪鬼少女に助けられて、でも、怖くて手を引っ掻いたり噛んだりしてたら怖くないよって抱きしめられて安心して寝てしまって今に至る感じの飼いクドリャフカなのです。そんな感じの設定らしいです。わふー。」 「こんなに心の篭っていない棒読みのわふーも珍しいね」 「ちょ、いや、その、別にこの捨てクドリャフカがかわいそうに思えたとか、そんなの全然思ってないんだからね!」 「ツンデレに関しては色々間違ってるから勉強しなおしてきて」 「ふん、別にあんたに言われたから、あれ、ちょっとこれ違うんじゃないかなぁ、って思ったんじゃないんだからね!」 「はいはい」 葉留佳さんが普通に学校に来た。 「おはよう。今日は何? どんな設定?」 「おはよう理樹くん。あのね、好き!」 「超展開だね」 「気を引きたかったんですよ」 「気を引くっていうことなら成功してたと思うけど」 「本当? オッケーってこと? じゃあ、今から私以外の女の子のこと見た瞬間その目潰すね!」 「あ、これヤンデレだ。何かと厄介って噂のヤンデレだ」 「別に病んでないよ?」 「葉留佳さん、目のハイライト消えてるよ。レイプされた後みたいな目になってるよ」 「あ、今鈴ちゃんのこと見た。えい」 「うわ。あぶない。今避けなかったら完全に目に指が刺さってたよ」 「だって、本当に潰すつもりだったからね。やははー」 「あれ? これもしかして素?」 「うん、これが素の私だよー。今すぐ私を抱きしめて。でないとその口から手を突っ込んで心臓を掴んで引きずりだしちゃうぞ」 「真顔で言わないで」 「じゃあ、抱きしめて」 「おい」 「わお、葉留佳さんが二人いる」 「何やってんのお姉ちゃん」 「あ、うん、なんかやれって言われて……」 「誰に?」 「えっと、来ヶ谷さんに言われて。だって、こうしたら葉留佳が喜ぶって言うから! 私が愛してるのはこんなナヨナヨしたトラウマ系男子じゃなくて葉留佳一人よ!」 「うっさい、帰れ」 「うわーん!」 「ありがとう葉留佳さん。危うく口から手を突っ込まれて心臓を掴まれて引きずりだされちゃうところだったよ」 「いえいえ、じゃあ、私は教室帰るよ」 「あ、うん。また後で」 「うん。ああ、そうだ」 「何?」 「好きだよ!」 「超展開だな」 「じゃあねぇ」 「あ、はい」 告白されて、じゃあ付き合うかってことなら付き合ってもいいかななんて。 あんなの野放しにしておけないからさ。 みんなのためだよ。 別に好きじゃないんだからね! [No.713] 2010/03/19(Fri) 02:09:23 |
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