『石の巨人』について - スタンダード  |
いつもお世話になりますスタンダードです。 こう改めて言うのは新作を書こうと思ったからです。 もちろん今連載している『真実の瞳』を投げ出そうなんて無責任なことは考えていません。 あれは、スローペースとなっていますが必ず終わらせます。 あと5話ほどかと。
それで、なぜ新作の話をしたかというと、私は以前から『石の巨人』を小説化したいと思っていました。 それが、原作が完結した今、踏み出せるところまで来たわけです。 すると、日常生活の中で、『石の巨人』のストーリーが浮かぶことがあります。 その浮かぶストーリーの方向性を決めるためにも、作品の概要を掴んでおきたいと思ったわけです。
実際に、今まで私は主人公を自分の理想像のように作り上げていましたが、真中に似ているという事実が判明して、練り直しとなったわけです。 それを防ぐためにみなさまのお力をお貸しください。
とりあえず、以下に書くのが自分が気付いた限りでの、原作における『石の巨人』についての描写です。
1話 まだ続きあるんだろ?決着ついてないもんな なぁ あのあと主人公と石の巨人はどこに向かうの? まだ話考えてねーの?
伝説の魔法使いが砂漠から巨人を誕生させただろ!? 最初はしたから上へと巨人を囲むようにカメラを回そう 大きさを伝えるために そして最後に真上から全体を撮るんだ− 周りを飛んでる翼竜の視点で
あの物語の最後 すべての戦いが終わって 疲れ果てた体で主人公が帰ったところは 美しい王女のもとではなくて 同じ志を持った女の子のところだったのよ−
44話 階段駆け昇って二人が再会するシーン 出会えた喜びと眼下に広がる荒れた街との対比がいいカンジしない? ヒロインのお父さんが戦場に旅立つとこ。俺ちょっと泣いた。 (なんでこうなるんだよーって これじゃ東城の思う壺だな。)
50話 でもちらっと見上げた空に映った夕日は 俺が一番大好きな色をしていて−
という独白のあと
あの小説の主人公がふたりのヒロインのうちどっちを選ぶのか 今 やっとわかった気がするの−
主人公の生まれた国を治める美しい王女と 主人公と同じ夢を持つはた織りの少女−
163話 やっぱさー 石の巨人はこれくらいデカくねーとな! 設定だとそこまで大きくないんだけど・・・ いや!絶対ビル一個分はねーと! そんでもってすべての砂を飲みこむかのように生まれてくるんだ
164話 偶然だけどどこか俺に似た主人公と 彼を慕う二人の・・・東城と西野を思い出させるヒロイン達
166話 あの小説のラスト 主人公は 西野に似た大国の王女ではなく どこか東城に似た幼なじみの少女の元へ帰っていった それが以前の登場が悩んで導き出したラストと同じだったのかはわからない。
ただ、大きな問題がありまして、16,17巻が今手元にありません。 本当に、気が向いたらで結構です。 もし今度16,17巻を読む際は、『石の巨人』についての描写を確認していただけませんか? それから、これは16,17巻に限らず、「こういう設定もなかったっけ?」というのがあったらお願いします。 わざわざ探すようなことは結構です(言い方キツく見えるけどそんな気はありませんよ) 気が向いたらで。
もう少しお付き合いください。
先程も述べたように、私は主人公の人物像を、強く立派な人間として、頭の中で描いていました。 これは164話での描写から、そのまま使うわけにはいきません。 しかし、せっかく思いついたいくつかのエピソードを却下としないためにも、主人公が真中らしくなくなるかもしれません。 このことは大丈夫でしょうか? 二次小説だからということで、許容してもらいますようお願いします。
さらに、上のことよりも重要かもしれませんが、小説全体の方向性についてです。 原作中でも、戦いという言葉がありますように、『石の巨人』の中では間違いなく戦が起こっています。 そこで問題なのが、作者である私が戦争に興味があることです。 戦争に興味があるなどと言っては不謹慎ですが、戦争というよりも、戦争を操る軍師に興味があるのです。 例えば、戦国最強と謳われた上杉謙信。 例えば、ヨーロッパ全土にその名をはせたナポレオン。 オスマン・トルコ、チンギス・ハーン・・・・・・ 様々な人間が、巧みな戦術、戦略により、世界に覇を唱えました。
そんな人々に魅了された私ですので、小説時代が戦国小説になる可能性が高いのです。
ワンピースやBLEACHのように、一人一人の強さを競うような小説にすれば解決出来るのかもしれませんが、 そのような超人的アクションを私のようなものの文章で表現できるとは到底思えませんし、違う問題が発生してしまいます。 例えば、主人公が負けるには、主人公よりも強い人間が必要になること。 その点、戦国風の小説にすれば、兵が少ないから負けた、奇襲をくらい負けたと、負ける状況を作ることが出来るのです。
これらの理由から、戦国風の小説になってしまうことをお許しください。 もちろん、なるべく自粛しますし、恋愛の部分を根底として作り上げていくつもりです。
例えば ”戦いの勝ちにこだわってばかりの人間が、一人の女性のために負けを選ぶ。” これだけでも立派な恋愛小説だと思っていますので、不可能ではないこと思います。
作品は全年齢対象にするつもりですので、過剰に残虐な描写などは避けます。 「首が転がった」とかは大丈夫でしょうか?
とりあえず、お聞きしたかったのはこのようなことです。 また壁にぶつかったら尋ねることがあるかもしれません。
長々と申し上げましたが、例えどれだけ皆さんのご期待に応えるよう努力しても、イメージとは大きく変わるおそれがあります。 それでも読者様の理想を実現したいと思っておりますので、リクエストやアドバイスがあればよろしくお願いします。
[No.411] 2005/10/02(Sun) 20:59:44 |