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   尾瀬紀行 最終章 - 芋煮 - 2011/09/26(Mon) 02:05:38 [No.1762]



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尾瀬紀行 最終章 (親記事) - 芋煮

気ままな尾瀬旅行から、もうだいぶ月日がたってしまいました。
記憶はだんだん薄くなるけれど、今でも時たま思い出すことがあります。
「まゆみさん」
紅葉の始まったばかりの湿原の林の中、茶色く枯れかかった低木の枝の先に、その葉に隠れるようにしてぽつんぽつんとついている、真っ赤に色づいた小さな木の実の名前です。
この季節、水芭蕉は大きな葉だけとなってしまったその中で、一際目立つその可憐な姿に、その実の名前を知りたくてつい
「君の名は?」と問うて聞いても答えるはずもなく。
木道を通り過ぎて行く旅人に声をかけて
 「あの赤い実の名は?」と。
 「知りません」
過ぎゆく何人かの後、ついに
 「あ〜、あの名前は確か・・・・」としばらく考えてくれて、
 「まゆみ、そうまゆみさんですね」
ようやく名前を知ることができました。
 「そうか、君の名前はまゆみか。はじめまして」
後でネット検索で調べて知って驚きました。
可愛らしい名前と、摘まんで食べてしまいたい程の色合いに似つかず、なんと毒があるのだそうです。
桑原桑原・・・
 突然の気ままな日帰り旅行ゆえ、情報収集もさしてしてこなかった芋煮。さっそく現地で情報入手とあいなり。運転手さんにどこまで歩いて行けるかと聞くと、「牛首までなら」とのこと。
後はひたすらトコトコトコ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鳩待ち峠から続く階段状の木道を降り切ると、川のせせらぎの音を左に聞きながら高木の林の中を歩く。山の鼻ビジターセンターで一休み。あとはどこまでも続く湿原の中の木道。
秋風が汗ばむ額を拭うように通り過ぎて行きます。
時たま雲間から顔を覗かせる日ざしに湿原が黄色く輝いて見えます。
振りかえると、至仏山の丸い頭が間近に見え、湿原への道案内役をしているようでした。
牛首到着は1時近くなっていました。木道横にあるベンチに座ってさっそくお弁当。もちろんお酒も。最高に美味しい!
ふと気がつくと、近くに座った若い女性。どこか見覚えのある姿形。もしかして
「まゆみさん?」   

♪ 君の名は〜♪

長らくお邪魔しました。


[No.1762] 2011/09/26(Mon) 02:05:38
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