新型コロナウイルス G20が協調した対応の可能性 麻生財務相 麻生副総理兼財務大臣は10日の参議院の財政金融委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大に対するG20=主要20か国の対応について、「アメリカを含めてまとまりつつある」と述べ、各国が協調した対応を取る可能性もあるという認識を示しました。 この中で麻生副総理兼財務大臣は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、G20=主要20か国が改めて会合を開き、具体的な対応を示すべきではないかと問われたのに対し、「アメリカでは西海岸だけではなく、東海岸でも同じように感染が出ている。ヨーロッパでもイタリア、スペイン、それからイランなど、中国とつきあいが深い国に感染が広がっていると見ている」と述べました。 そのうえで麻生副総理は「今度はヨーロッパがやらないといけない番ではないかと思っている。いずれにしてもアメリカも含めて結構まとまってきつつあるかなという感じがする」と述べ、各国が協調した対応を取る可能性もあるという認識を示しました。 また麻生副総理は新型コロナウイルスについて、「武漢発のウイルスの話で、新型とかついているが、『武漢ウイルス』というのが正確な名前だと思う」と述べました。(NHKニュース) ============================================================ 問題は上のNHKニースの記事の中の最後の部分です。 新型コロナウイルスについていわゆるネトウヨと呼ばれる人たちや自民党などのネトウヨ議員が゛武漢肺炎゛という言葉を使っているのは承知していますが、WHOはガイドラインで感染症に地名・人名・動物名を付けないように(付ければ差別・排外主義を煽る原因となる)と注意喚起をしています。 つまり我が国の副総理は差別・排外主義を煽る原因となる発言を参議院の財政金融委員会と言う国権の最高機関の中でしたと言う事になります。 冷静に考えれば、副総理兼財相がネトウヨの親玉だと言う形に見えるわけで、世界的な緊急事態の折にもなお差別・排外主義的発言を優先する感覚を政治家としてではなく人間として軽蔑しますし、また日本人として恥ずかしく思います。 コロナウイルスについてはその症例の多くを中国が持っていることは間違いがありません。それらの症例を包み隠すことなく開示し、日本のみならず世界の研究者がコロナウイルス撲滅のために邁進しなければならないときに差別主義・排外主義をあおる発言をするとは麻生財相は物事を的確に判断する能力が欠如しているのかもしれません。 政治家を辞められて郷里でゆっくりと余生を過ごすことが国民への最後のご奉公だと私は思うのですが・・・。 [No.27606] 2020/03/10(Tue) 19:15:15 |
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