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   「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - もうひとりのガリレオ - 2019/08/06(Tue) 08:32:36 [No.27368]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - ジマイマ - 2019/08/08(Thu) 17:10:49 [No.27382]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - ジマイマ - 2019/08/09(Fri) 18:00:25 [No.27384]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - 風 - 2019/08/07(Wed) 20:29:24 [No.27377]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - もうひとりのガリレオ - 2019/08/07(Wed) 20:55:50 [No.27378]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - 風 - 2019/08/07(Wed) 22:26:37 [No.27379]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - もうひとりのガリレオ - 2019/08/10(Sat) 00:39:54 [No.27386]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - 風 - 2019/08/10(Sat) 10:48:34 [No.27388]
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Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - ジマイマ - 2019/08/08(Thu) 09:37:31 [No.27380]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - ジマイマ - 2019/08/09(Fri) 20:16:28 [No.27385]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - 風 - 2019/08/10(Sat) 11:07:09 [No.27389]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - ジマイマ - 2019/08/10(Sat) 20:22:01 [No.27393]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - ジマイマ - 2019/08/11(Sun) 08:10:47 [No.27395]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - ジマイマ - 2019/08/11(Sun) 08:21:35 [No.27396]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - もうひとりのガリレオ - 2019/08/10(Sat) 00:47:00 [No.27387]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - 風 - 2019/08/11(Sun) 12:37:10 [No.27397]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - ジマイマ - 2019/08/12(Mon) 11:39:26 [No.27401]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - もうひとりのガリレオ - 2019/08/11(Sun) 19:11:59 [No.27398]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - 風 - 2019/08/11(Sun) 19:46:48 [No.27399]
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 - もうひとりのガリレオ - 2019/08/11(Sun) 22:41:49 [No.27400]
Re:訂正 - ジマイマ - 2019/08/08(Thu) 10:03:53 [No.27381]
食い付きが悪いと消費税以外はダンマリの・・ - 風 - 2019/08/10(Sat) 13:06:46 [No.27390]
訂正 - 風 - 2019/08/10(Sat) 17:06:38 [No.27391]
Re: 訂正 - ジマイマ - 2019/08/10(Sat) 18:51:20 [No.27392]



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「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (親記事) - もうひとりのガリレオ

展示中止要求、「憲法21条」違反か 知事と市長が応酬

愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された波紋が広がっている。実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事と会長代行の河村たかし・名古屋市長が、表現の自由を保障する「憲法21条」を巡って鋭く対立。中央政界や美術界などからも、表現の自由を巡る発言が相次いだ。

「一連の発言は憲法違反の疑いがきわめて濃厚だ」
 5日午前、愛知県庁で定例会見に臨んだ大村知事は、河村市長から送られた抗議文を手に語気を強めた。
 「表現の不自由展・その後」は、展示の機会を奪われた作品を紹介する狙いで、2015年に東京のギャラリーで開かれた展覧会の続編にあたる。焦点となっている作品は、慰安婦を表現した少女像や、昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品。少女像は、韓国人彫刻家のキム・ソギョンさんと夫のキム・ウンソンさんが「元慰安婦の苦痛を記憶する」ための象徴として制作した。「平和の少女像」とも呼ばれ、今回はミニチュアを含めて2体を展示していた。
 大浦信行氏の「遠近を抱えて」は、昭和天皇の写真などをコラージュしている。富山県立近代美術館で非公開となり、図録が焼却されたことから、作品が燃えるシーンのある映像作品「遠近を抱えてPartU」も今回出品していた。
 河村氏は2日に会場を視察した後、「表現の不自由という領域ではなく、日本国民の心を踏みにじる行為であり許されない」などとする抗議文を大村氏に出し、展示の中止などを求めた。日本維新の会の杉本和巳衆院議員(比例東海)も3日、「公的な施設が公的支援に支えられて行う催事として極めて不適切」として、展示の中止を求める要望書を出していた。
 実行委事務局などには1日の開幕以来3日間で3千件近い抗議の電話やファクス、メールがあり、中には「撤去しなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する」というファクスもあったという。このため大村氏と津田氏が協議し、来場客の安全や芸術祭全体への影響を考慮し、3日夕に中止を発表した。(朝日新聞)
============================================================

朝日新聞から「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された問題についての記事を引用しました。

日本国憲法
第二十一条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。
憲法典と言うのは権力者の側からの国民に対する権利侵害から国民を守るために存在する、これは現代憲法の基本原則だと言っても良いでしょう。
今回河村名古屋市長は、「表現の不自由という領域ではなく、日本国民の心を踏みにじる行為であり許されない」として企画展「表現の不自由展・その後」の展示を批判し展示の中止を求めた訳ですが日本国民の心を踏みにじる行為すらも日本国憲法はそれを認めています。
河村名古屋市長の要求は憲法21条違反であることは明白であり後々裁判になる事でしょう。

「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」については、記事の中にもある通り「撤去しなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する」というファクスもあったと言われ、それが直接理中止の要因になったとされています。

河村名古屋市長が国を愛する政治家であるならば、なぜ表現の自由を暴力をもって破壊しようとするこのような行為をテロだと批判できなかったのでしょうか?
むしろ河村名古屋市長の展示中止要請はテロを肯定しあおったと言われても仕方のない蛮行だと言われても仕方のないものだと思います。

日本国憲法の中でも21条は集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由を保障する大変重要な項目であると私は認識しています。21条で定められた自由があるからこそ政治活動の自由が全国民に認められているのだと私は理解しています。
名古屋市長からこのような発言が出る事は残念極まりないものであるとともに、これらの発言に誘発されてテロリズムで自らの主張に合わないものを排除する社会になることを大きく危惧するものです。


[No.27368] 2019/08/06(Tue) 08:32:36
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27368への返信 / 1階層) - 風

> 展示中止要求、「憲法21条」違反か 知事と市長が応酬
>
> 愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された波紋が広がっている。実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事と会長代行の河村たかし・名古屋市長が、表現の自由を保障する「憲法21条」を巡って鋭く対立。中央政界や美術界などからも、表現の自由を巡る発言が相次いだ。
>
> 「一連の発言は憲法違反の疑いがきわめて濃厚だ」
>  5日午前、愛知県庁で定例会見に臨んだ大村知事は、河村市長から送られた抗議文を手に語気を強めた。
>  「表現の不自由展・その後」は、展示の機会を奪われた作品を紹介する狙いで、2015年に東京のギャラリーで開かれた展覧会の続編にあたる。焦点となっている作品は、慰安婦を表現した少女像や、昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品。少女像は、韓国人彫刻家のキム・ソギョンさんと夫のキム・ウンソンさんが「元慰安婦の苦痛を記憶する」ための象徴として制作した。「平和の少女像」とも呼ばれ、今回はミニチュアを含めて2体を展示していた。
>  大浦信行氏の「遠近を抱えて」は、昭和天皇の写真などをコラージュしている。富山県立近代美術館で非公開となり、図録が焼却されたことから、作品が燃えるシーンのある映像作品「遠近を抱えてPartU」も今回出品していた。
>  河村氏は2日に会場を視察した後、「表現の不自由という領域ではなく、日本国民の心を踏みにじる行為であり許されない」などとする抗議文を大村氏に出し、展示の中止などを求めた。日本維新の会の杉本和巳衆院議員(比例東海)も3日、「公的な施設が公的支援に支えられて行う催事として極めて不適切」として、展示の中止を求める要望書を出していた。
>  実行委事務局などには1日の開幕以来3日間で3千件近い抗議の電話やファクス、メールがあり、中には「撤去しなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する」というファクスもあったという。このため大村氏と津田氏が協議し、来場客の安全や芸術祭全体への影響を考慮し、3日夕に中止を発表した。(朝日新聞)
> ============================================================
>
> 朝日新聞から「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された問題についての記事を引用しました。
>
> 日本国憲法
> 第二十一条
> 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
> 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
>
> 憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。


無制限ではなく、13条公共の福祉による制約はあります。

> 憲法典と言うのは権力者の側からの国民に対する権利侵害から国民を守るために存在する、これは現代憲法の基本原則だと言っても良いでしょう。
> 今回河村名古屋市長は、「表現の不自由という領域ではなく、日本国民の心を踏みにじる行為であり許されない」として企画展「表現の不自由展・その後」の展示を批判し展示の中止を求めた訳ですが日本国民の心を踏みにじる行為すらも日本国憲法はそれを認めています。
> 河村名古屋市長の要求は憲法21条違反であることは明白であり後々裁判になる事でしょう。
>
> 「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」については、記事の中にもある通り「撤去しなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する」というファクスもあったと言われ、それが直接理中止の要因になったとされています。
>
> 河村名古屋市長が国を愛する政治家であるならば、なぜ表現の自由を暴力をもって破壊しようとするこのような行為をテロだと批判できなかったのでしょうか?
> むしろ河村名古屋市長の展示中止要請はテロを肯定しあおったと言われても仕方のない蛮行だと言われても仕方のないものだと思います。
>
> 日本国憲法の中でも21条は集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由を保障する大変重要な項目であると私は認識しています。21条で定められた自由があるからこそ政治活動の自由が全国民に認められているのだと私は理解しています。
> 名古屋市長からこのような発言が出る事は残念極まりないものであるとともに、これらの発言に誘発されてテロリズムで自らの主張に合わないものを排除する社会になることを大きく危惧するものです。


[No.27377] 2019/08/07(Wed) 20:29:24
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27377への返信 / 2階層) - もうひとりのガリレオ

> > 憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。
>
> 無制限ではなく、13条公共の福祉による制約はあります。


公共の福祉の概念を誰が判断するかと言うことでしょう。
行政の長(最近は行政の長が立法府の長を兼ねるという意見もありますが)や地方自治体の長が判断する(出来る)と言うのは間違いです。


[No.27378] 2019/08/07(Wed) 20:55:50
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27378への返信 / 3階層) - 風

> > > 憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。
> >
> > 無制限ではなく、13条公共の福祉による制約はあります。
>
> 公共の福祉の概念を誰が判断するかと言うことでしょう。
> 行政の長(最近は行政の長が立法府の長を兼ねるという意見もありますが)や地方自治体の長が判断する(出来る)と言うのは間違いです。


公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合いですので、数多くの判例や学問的な定説は存在します。

無制限、という箇所にひっかりました。
それでは嘘も中傷もヘイトスピーチも表現の自由になってしまいます。
また、現行憲法の公共の福祉を、自民党は公の福祉、小沢一郎は公共の秩序と言い換え、国民主権を修正し、国家より国民の権利を制限下に置くといった策動も露わになっています。

そういった意味で、公共の福祉という制限が個人の尊重に資する日常的な概念であると改めて確認したいのです。


[No.27379] 2019/08/07(Wed) 22:26:37
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27379への返信 / 4階層) - ジマイマ

> > > > 憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。
> > >
> > > 無制限ではなく、13条公共の福祉による制約はあります。
> >
> > 公共の福祉の概念を誰が判断するかと言うことでしょう。
> > 行政の長(最近は行政の長が立法府の長を兼ねるという意見もありますが)や地方自治体の長が判断する(出来る)と言うのは間違いです。
>
> 公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合いですので、数多くの判例や学問的な定説は存在します。
>
> 無制限、という箇所にひっかりました。
> それでは嘘も中傷もヘイトスピーチも表現の自由になってしまいます。
> また、現行憲法の公共の福祉を、自民党は公の福祉、小沢一郎は公共の秩序と言い換え、国民主権を修正し、国家より国民の権利を制限下に置くといった策動も露わになっています。
>
> そういった意味で、公共の福祉という制限が個人の尊重に資する日常的な概念であると改めて確認したいのです。


「ヘイト」だって言論の自由、表現の自由で認められてるって言ってるおバカにはしっかり「公共の福祉」について勉強してほしいと願っています。

12条には「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」と記されています。

風さんの述べられた通り「個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合い」、「人権と人権の衝突」を調整しバランスを保つことを憲法は「公共の福祉」と呼んだ。
私たちは「自己の尊厳」とともに他者の「個人の尊厳」も守らなくてはいけない、ということなのだと理解しています。


[No.27380] 2019/08/08(Thu) 09:37:31
Re:訂正 (No.27380への返信 / 5階層) - ジマイマ

人権と人権の衝突」を調整しバランスを保つことを憲法は「公共の福祉」と呼んだ。

語弊のある書き方でした。
「人権と人権の衝突」を調整しバランスよく保障するために「公共の福祉」の制約を設けた、と訂正いたします。


[No.27381] 2019/08/08(Thu) 10:03:53
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27368への返信 / 1階層) - ジマイマ

> 展示中止要求、「憲法21条」違反か 知事と市長が応酬
>
> 愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された波紋が広がっている。実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事と会長代行の河村たかし・名古屋市長が、表現の自由を保障する「憲法21条」を巡って鋭く対立。中央政界や美術界などからも、表現の自由を巡る発言が相次いだ。
>
> 「一連の発言は憲法違反の疑いがきわめて濃厚だ」
>  5日午前、愛知県庁で定例会見に臨んだ大村知事は、河村市長から送られた抗議文を手に語気を強めた。
>  「表現の不自由展・その後」は、展示の機会を奪われた作品を紹介する狙いで、2015年に東京のギャラリーで開かれた展覧会の続編にあたる。焦点となっている作品は、慰安婦を表現した少女像や、昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品。少女像は、韓国人彫刻家のキム・ソギョンさんと夫のキム・ウンソンさんが「元慰安婦の苦痛を記憶する」ための象徴として制作した。「平和の少女像」とも呼ばれ、今回はミニチュアを含めて2体を展示していた。
>  大浦信行氏の「遠近を抱えて」は、昭和天皇の写真などをコラージュしている。富山県立近代美術館で非公開となり、図録が焼却されたことから、作品が燃えるシーンのある映像作品「遠近を抱えてPartU」も今回出品していた。
>  河村氏は2日に会場を視察した後、「表現の不自由という領域ではなく、日本国民の心を踏みにじる行為であり許されない」などとする抗議文を大村氏に出し、展示の中止などを求めた。日本維新の会の杉本和巳衆院議員(比例東海)も3日、「公的な施設が公的支援に支えられて行う催事として極めて不適切」として、展示の中止を求める要望書を出していた。
>  実行委事務局などには1日の開幕以来3日間で3千件近い抗議の電話やファクス、メールがあり、中には「撤去しなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する」というファクスもあったという。このため大村氏と津田氏が協議し、来場客の安全や芸術祭全体への影響を考慮し、3日夕に中止を発表した。(朝日新聞)
> ============================================================
>
> 朝日新聞から「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された問題についての記事を引用しました。
>
> 日本国憲法
> 第二十一条
> 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
> 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
>
> 憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。
> 憲法典と言うのは権力者の側からの国民に対する権利侵害から国民を守るために存在する、これは現代憲法の基本原則だと言っても良いでしょう。
> 今回河村名古屋市長は、「表現の不自由という領域ではなく、日本国民の心を踏みにじる行為であり許されない」として企画展「表現の不自由展・その後」の展示を批判し展示の中止を求めた訳ですが日本国民の心を踏みにじる行為すらも日本国憲法はそれを認めています。
> 河村名古屋市長の要求は憲法21条違反であることは明白であり後々裁判になる事でしょう。
>
> 「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」については、記事の中にもある通り「撤去しなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する」というファクスもあったと言われ、それが直接理中止の要因になったとされています。
>
> 河村名古屋市長が国を愛する政治家であるならば、なぜ表現の自由を暴力をもって破壊しようとするこのような行為をテロだと批判できなかったのでしょうか?
> むしろ河村名古屋市長の展示中止要請はテロを肯定しあおったと言われても仕方のない蛮行だと言われても仕方のないものだと思います。
>
> 日本国憲法の中でも21条は集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由を保障する大変重要な項目であると私は認識しています。21条で定められた自由があるからこそ政治活動の自由が全国民に認められているのだと私は理解しています。
> 名古屋市長からこのような発言が出る事は残念極まりないものであるとともに、これらの発言に誘発されてテロリズムで自らの主張に合わないものを排除する社会になることを大きく危惧するものです。


おっしゃる通りと思います。

実行委事務局などには1日の開幕以来3日間で3千件近い抗議の電話やファクス、メールがあったとのことですが、これは個人的な反感に過ぎず、日本国民皆がこのような感情を抱いているわけではありません。
抗議した人びとと同様の感情を抱いていた河村氏が勝手に「日本国民の心を踏みにじる行為」と決めつけ、市長の立場を利用して展示の中止要請。
この憲法を無視した河村氏の言動には一国民として非常に不愉快で腹立たしさを覚えます。


[No.27382] 2019/08/08(Thu) 17:10:49
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27382への返信 / 2階層) - ジマイマ

> 実行委事務局などには1日の開幕以来3日間で3千件近い抗議の電話やファクス、メールがあったとのことですが、これは個人的な反感に過ぎず、日本国民皆がこのような感情を抱いているわけではありません。

「個人的な反感に過ぎない」と述べましたが、少し説明を加えさせて頂きます。

徴用工問題に端を発した日韓関係の悪化、ミニトランプと揶揄されるような強行姿勢の裏にあるのはアベ政権のネトウヨ資質だと思っています。

メディアの報道もみな右にならえとばかり、一方的に韓国を叩き悪者扱い。大本営発表かと気味の悪ささえ感じます。

こうした現況が一部の人々の嫌韓感情をさらに煽り、抗議行動に繋がっているのだと。

「嫌韓」に至る要因ですが、私はその人個人に帰するもので「差別心」の強さが関係しているのではないか、と考えています。
先に「個人的な反感に過ぎない」と言ったのは「個人に帰する」という意味です。


[No.27384] 2019/08/09(Fri) 18:00:25
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27380への返信 / 5階層) - ジマイマ

> > > > > 憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。
> > > >
> > > > 無制限ではなく、13条公共の福祉による制約はあります。
> > >
> > > 公共の福祉の概念を誰が判断するかと言うことでしょう。
> > > 行政の長(最近は行政の長が立法府の長を兼ねるという意見もありますが)や地方自治体の長が判断する(出来る)と言うのは間違いです。
> >
> > 公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合いですので、数多くの判例や学問的な定説は存在します。
> >
> > 無制限、という箇所にひっかりました。
> > それでは嘘も中傷もヘイトスピーチも表現の自由になってしまいます。
> > また、現行憲法の公共の福祉を、自民党は公の福祉、小沢一郎は公共の秩序と言い換え、国民主権を修正し、国家より国民の権利を制限下に置くといった策動も露わになっています。
> >
> > そういった意味で、公共の福祉という制限が個人の尊重に資する日常的な概念であると改めて確認したいのです。
>
> 「ヘイト」だって言論の自由、表現の自由で認められてるって言ってるおバカにはしっかり「公共の福祉」について勉強してほしいと願っています。
>
> 12条には「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」と記されています。
>
> 風さんの述べられた通り「個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合い」、「人権と人権の衝突」を調整しバランスを保つことを憲法は「公共の福祉」と呼んだ。
> 私たちは「自己の尊厳」とともに他者の「個人の尊厳」も守らなくてはいけない、ということなのだと理解しています。


めったに読まない夕刊フジのネットニュース、記事によると百田氏が何か言ってるようで・・

============================================================
『前出の百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。あいちトリエンナーレはここを逸脱した。慰安婦像はアートとはいえない。反日プロパガンダのモニュメントだ。百歩譲って、大村氏がそれでも戦うなら税金を投じてやるべきではない。憲法12条の『公共の福祉』に忠実でなければならない」と語っている。〈一部抜粋〉
============================================================

百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。」・・尤もらしいこと言っていますが、「平和の少女像」を「反日プロパガンダのモニュメント」、と言ってる時点でアウトでしょう。百田氏の発言が明らかに公共の福祉に反していると思いますが、どうでしょうか?


[No.27385] 2019/08/09(Fri) 20:16:28
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27379への返信 / 4階層) - もうひとりのガリレオ

> 公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合いですので、数多くの判例や学問的な定説は存在します。

風さんのこの書き込みでハッとさせられました。
゛公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合い゛であるとするなら、そこに公権力が介入をする事は許されるのでしょうか?
勿論、公共工事の際の用地買収に関連して公共の福祉の概念が用いられる事があることは承知していますが、公共工事の際の用地買収は突き詰めれば公共工事の受益者である個人と被用地買収者の権利の衝突だとも考えられませんか?

> そういった意味で、公共の福祉という制限が個人の尊重に資する日常的な概念であると改めて確認したいのです。

公共の公の字が政府やアベを指し示すのだと勘違いしている輩が多いのではないですか?
この部分私が一番心配な部分です。


[No.27386] 2019/08/10(Sat) 00:39:54
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27385への返信 / 6階層) - もうひとりのガリレオ

> めったに読まない夕刊フジのネットニュース、記事によると百田氏が何か言ってるようで・・
>
> ============================================================
> 『前出の百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。あいちトリエンナーレはここを逸脱した。慰安婦像はアートとはいえない。反日プロパガンダのモニュメントだ。百歩譲って、大村氏がそれでも戦うなら税金を投じてやるべきではない。憲法12条の『公共の福祉』に忠実でなければならない」と語っている。〈一部抜粋〉
> ============================================================
>
> 百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。」・・尤もらしいこと言っていますが、「平和の少女像」を「反日プロパガンダのモニュメント」、と言ってる時点でアウトでしょう。百田氏の発言が明らかに公共の福祉に反していると思いますが、どうでしょうか?


あの展覧会は゛表現の不自由展゛。
つまり、展覧会の制作者は、この国には表現の自由が無くなってしまった、と言うことを表現したかったと言う事なんですね。

河村名古屋市長の発言。圧力。
ファクスやメールによる抗議。

これらにより、この国に表現の自由がないと言う事が明らかにされました。

表現の不自由展の主催者はまごうことなくこの状況を喜んでいるのではないかと私は思っています。


[No.27387] 2019/08/10(Sat) 00:47:00
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27386への返信 / 5階層) - 風

> > 公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合いですので、数多くの判例や学問的な定説は存在します。
>
> 風さんのこの書き込みでハッとさせられました。
> ゛公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合い゛であるとするなら、そこに公権力が介入をする事は許されるのでしょうか?
> 勿論、公共工事の際の用地買収に関連して公共の福祉の概念が用いられる事があることは承知していますが、公共工事の際の用地買収は突き詰めれば公共工事の受益者である個人と被用地買収者の権利の衝突だとも考えられませんか?


もちろん国家には国民を幸福にする義務があり、そのために社会政策や公共事業も必要となります。
道路や灌漑設備・治水工事のために用地収容という場面も出てくるでしょう。
ただしこの場合も公共の福祉は貫徹され、必要最小限の収容・世間相場の買収費用が保証されるべきです。
あくまでも個人の権利が追求されるのです。
根本的には当該公共事業がそもそも国民・住民の人権に資するものであるかどうかの検証から出発されなければなりませんよね。

> > そういった意味で、公共の福祉という制限が個人の尊重に資する日常的な概念であると改めて確認したいのです。
>
> 公共の公の字が政府やアベを指し示すのだと勘違いしている輩が多いのではないですか?
> この部分私が一番心配な部分です。


[No.27388] 2019/08/10(Sat) 10:48:34
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27385への返信 / 6階層) - 風

> > > > > > 憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。
> > > > >
> > > > > 無制限ではなく、13条公共の福祉による制約はあります。
> > > >
> > > > 公共の福祉の概念を誰が判断するかと言うことでしょう。
> > > > 行政の長(最近は行政の長が立法府の長を兼ねるという意見もありますが)や地方自治体の長が判断する(出来る)と言うのは間違いです。
> > >
> > > 公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合いですので、数多くの判例や学問的な定説は存在します。
> > >
> > > 無制限、という箇所にひっかりました。
> > > それでは嘘も中傷もヘイトスピーチも表現の自由になってしまいます。
> > > また、現行憲法の公共の福祉を、自民党は公の福祉、小沢一郎は公共の秩序と言い換え、国民主権を修正し、国家より国民の権利を制限下に置くといった策動も露わになっています。
> > >
> > > そういった意味で、公共の福祉という制限が個人の尊重に資する日常的な概念であると改めて確認したいのです。
> >
> > 「ヘイト」だって言論の自由、表現の自由で認められてるって言ってるおバカにはしっかり「公共の福祉」について勉強してほしいと願っています。
> >
> > 12条には「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」と記されています。
> >
> > 風さんの述べられた通り「個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合い」、「人権と人権の衝突」を調整しバランスを保つことを憲法は「公共の福祉」と呼んだ。
> > 私たちは「自己の尊厳」とともに他者の「個人の尊厳」も守らなくてはいけない、ということなのだと理解しています。
>
> めったに読まない夕刊フジのネットニュース、記事によると百田氏が何か言ってるようで・・
>
> ============================================================
> 『前出の百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。あいちトリエンナーレはここを逸脱した。慰安婦像はアートとはいえない。反日プロパガンダのモニュメントだ。百歩譲って、大村氏がそれでも戦うなら税金を投じてやるべきではない。憲法12条の『公共の福祉』に忠実でなければならない」と語っている。〈一部抜粋〉
> ============================================================
>
> 百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。」・・尤もらしいこと言っていますが、「平和の少女像」を「反日プロパガンダのモニュメント」、と言ってる時点でアウトでしょう。百田氏の発言が明らかに公共の福祉に反していると思いますが、どうでしょうか?


おまゆう、ですね。

反日という意味がわからない。
日本人の心を踏みにじる・史実に無い、という空虚な愛国心もどきがわからない。

それにつけても、津田大介はどのように落とし前をつけるのだろうか。
企画の段階から混乱を予想していたそうだが、相手側のやり得に終わってしまうのか。
金髪豚野郎は直ちに奴らに言論の礫を投げるべきではなかったか。文化人よ、もう後はないぞ。今あげなくて何時あげる。

責任を放棄するな。


[No.27389] 2019/08/10(Sat) 11:07:09
食い付きが悪いと消費税以外はダンマリの・・ (No.27381への返信 / 6階層) - 風

太郎さんにご不満の皆様。

よくできているyoutubeあります。

田中敦彦のyoutube大学。とりあえず、憲法改正核心編Aをご覧あれ。
チャラい方じゃない漫才師です。
武勇伝デンデン


[No.27390] 2019/08/10(Sat) 13:06:46
訂正 (No.27390への返信 / 7階層) - 風

> 太郎さんにご不満の皆様。
>
> よくできているyoutubeあります。
>
> 田中敦彦のyoutube大学。とりあえず、憲法改正核心編Aをご覧あれ。
> チャラい方じゃない漫才師です。
> 武勇伝デンデン


中田敦彦ね。


[No.27391] 2019/08/10(Sat) 17:06:38
Re: 訂正 (No.27391への返信 / 8階層) - ジマイマ

> > 太郎さんにご不満の皆様。
> >
> > よくできているyoutubeあります。
> >
> > 田中敦彦のyoutube大学。とりあえず、憲法改正核心編Aをご覧あれ。
> > チャラい方じゃない漫才師です。
> > 武勇伝デンデン
>
> 中田敦彦ね。


分かり易いですね〜アッちゃんカッコいい!!


[No.27392] 2019/08/10(Sat) 18:51:20
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27389への返信 / 7階層) - ジマイマ

> > > > > > > 憲法21条は表現の自由を無制限に保障しています。
> > > > > >
> > > > > > 無制限ではなく、13条公共の福祉による制約はあります。
> > > > >
> > > > > 公共の福祉の概念を誰が判断するかと言うことでしょう。
> > > > > 行政の長(最近は行政の長が立法府の長を兼ねるという意見もありますが)や地方自治体の長が判断する(出来る)と言うのは間違いです。
> > > >
> > > > 公共の福祉とは個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合いですので、数多くの判例や学問的な定説は存在します。
> > > >
> > > > 無制限、という箇所にひっかりました。
> > > > それでは嘘も中傷もヘイトスピーチも表現の自由になってしまいます。
> > > > また、現行憲法の公共の福祉を、自民党は公の福祉、小沢一郎は公共の秩序と言い換え、国民主権を修正し、国家より国民の権利を制限下に置くといった策動も露わになっています。
> > > >
> > > > そういった意味で、公共の福祉という制限が個人の尊重に資する日常的な概念であると改めて確認したいのです。
> > >
> > > 「ヘイト」だって言論の自由、表現の自由で認められてるって言ってるおバカにはしっかり「公共の福祉」について勉強してほしいと願っています。
> > >
> > > 12条には「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」と記されています。
> > >
> > > 風さんの述べられた通り「個人と他の個人の権利や利益のせめぎ合い」、「人権と人権の衝突」を調整しバランスを保つことを憲法は「公共の福祉」と呼んだ。
> > > 私たちは「自己の尊厳」とともに他者の「個人の尊厳」も守らなくてはいけない、ということなのだと理解しています。
> >
> > めったに読まない夕刊フジのネットニュース、記事によると百田氏が何か言ってるようで・・
> >
> > ============================================================
> > 『前出の百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。あいちトリエンナーレはここを逸脱した。慰安婦像はアートとはいえない。反日プロパガンダのモニュメントだ。百歩譲って、大村氏がそれでも戦うなら税金を投じてやるべきではない。憲法12条の『公共の福祉』に忠実でなければならない」と語っている。〈一部抜粋〉
> > ============================================================
> >
> > 百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。」・・尤もらしいこと言っていますが、「平和の少女像」を「反日プロパガンダのモニュメント」、と言ってる時点でアウトでしょう。百田氏の発言が明らかに公共の福祉に反していると思いますが、どうでしょうか?
>
> おまゆう、ですね。
>
> 反日という意味がわからない。
> 日本人の心を踏みにじる・史実に無い、という空虚な愛国心もどきがわからない。
>
> それにつけても、津田大介はどのように落とし前をつけるのだろうか。
> 企画の段階から混乱を予想していたそうだが、相手側のやり得に終わってしまうのか。
> 金髪豚野郎は直ちに奴らに言論の礫を投げるべきではなかったか。文化人よ、もう後はないぞ。今あげなくて何時あげる。
>
> 責任を放棄するな。


津田大介氏は謝罪すべきでなかったと思います。不当な弾圧に対し断固とした姿勢を示す、これが憲法12条がいう
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」、ということだと思うのです。


[No.27393] 2019/08/10(Sat) 20:22:01
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27388への返信 / 6階層) - もうひとりのガリレオ

> もちろん国家には国民を幸福にする義務があり、そのために社会政策や公共事業も必要となります。
> 道路や灌漑設備・治水工事のために用地収容という場面も出てくるでしょう。
> ただしこの場合も公共の福祉は貫徹され、必要最小限の収容・世間相場の買収費用が保証されるべきです。
> あくまでも個人の権利が追求されるのです。
> 根本的には当該公共事業がそもそも国民・住民の人権に資するものであるかどうかの検証から出発されなければなりませんよね。


仰られる通りだと思います。
「あいちトリエンナーレ2019」に関してはその内容が適切かどうかを個人が批判することは自由ですが、権力がその内容の是非を判断すると言う事は、

第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

の、2検閲は、これをしてはならない。に反することになります。
大村愛知県知事はこの点で河村名古屋市長の対応を批判しています。

この大村愛知県知事の発言に対して、大阪府知事により不適切な展示を行った、辞職に相当するなどという表現行為に対して重大な攻撃が加えられています。
あいちトリエンナーレ2019の展示内容に関しては再検証の上その内容についてよく考える必要はあると感じておりますが、大都市の首長が言論の自由よりも感情論に重きを置き自らの主張に沿わないものを排除しようとする動き、そしてそのような首長を抱える政党が国政においても一定の勢力を得、政権とともに改憲勢力として数えられる事に、現在のこの国の病巣を見る思いがしています。

ここからは、世間話になります。
世の中はこの週末の三連休からお盆休みとなる様です。
我が家もお盆休みですが、初体験の新盆を迎えると言う事になります。
昨日あたりから、様々な用意をしておりますが戸惑う事やあれやこれやで正直お盆に入る前から疲れちゃいました。
いったいどれほどの数のお客様をお迎えすることになるのかは想像すらできていません(と言っても数十名だとは思います)が、さてはてどうなることやら…。
このような事情なのでここにしばらく書き込みができないかもしれませんし、反対に暇を持て余して(あまりお客様が来ない)ここに書き込みをする時間が増えるかもしれません。
事情お察しの上、しばらくは少数精鋭で盛り上がってください。


[No.27394] 2019/08/10(Sat) 23:09:00
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27393への返信 / 8階層) - ジマイマ

> > それにつけても、津田大介はどのように落とし前をつけるのだろうか。
> > 企画の段階から混乱を予想していたそうだが、相手側のやり得に終わってしまうのか。
> > 金髪豚野郎は直ちに奴らに言論の礫を投げるべきではなかったか。文化人よ、もう後はないぞ。今あげなくて何時あげる。
> >
> > 責任を放棄するな。
>
> 津田大介氏は謝罪すべきでなかったと思います。不当な弾圧に対し断固とした姿勢を示す、これが憲法12条がいう
> 「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」、ということだと思うのです。


「あいちトリエンナーレ2019」に続き、18日に神戸市内で開催予定だった津田氏が登壇予定のシンポジウム、現代美術の祭典「アート・プロジェクトKOBE2019 TRANS(トランス)−」も中止になったそうです。
神戸新聞社の記事によると、
自民党の上畠寛弘神戸市議らがツイッターで津田氏の登壇に「断固反対」を表明、市などには津田氏の登壇に関する抗議や問い合わせの電話が100件あった、と。
上畠寛弘神戸市議らは、実行委の事務局を務める市の外郭団体「神戸市民文化振興財団」の幹部に面会を求め、8日に登壇者の見直しなどを直接要請していた、ということです。

河村名古屋市長、上畠寛弘神戸市議などこれら公権力を持つものによる圧力で自由な表現の場が奪われる、このような事態が拡大していくことに非常に危機感を持っています。

「表現の不自由展」中止により、今の日本社会の「「表現の不自由」な現状が浮き彫りにされたわけですが、この対応次第でさらに助長することになるのだと。風さんのおっしゃる通り、責任重大です。


[No.27395] 2019/08/11(Sun) 08:10:47
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27395への返信 / 9階層) - ジマイマ

> 「表現の不自由展」中止により、今の日本社会の「「表現の不自由」な現状が浮き彫りにされたわけですが、この対応次第でさらに助長することになるのだと。風さんのおっしゃる通り、責任重大です。
これは津田氏だけの問題ではありません。


[No.27396] 2019/08/11(Sun) 08:21:35
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27387への返信 / 7階層) - 風

> > めったに読まない夕刊フジのネットニュース、記事によると百田氏が何か言ってるようで・・
> >
> > ============================================================
> > 『前出の百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。あいちトリエンナーレはここを逸脱した。慰安婦像はアートとはいえない。反日プロパガンダのモニュメントだ。百歩譲って、大村氏がそれでも戦うなら税金を投じてやるべきではない。憲法12条の『公共の福祉』に忠実でなければならない」と語っている。〈一部抜粋〉
> > ============================================================
> >
> > 百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。」・・尤もらしいこと言っていますが、「平和の少女像」を「反日プロパガンダのモニュメント」、と言ってる時点でアウトでしょう。百田氏の発言が明らかに公共の福祉に反していると思いますが、どうでしょうか?
>
> あの展覧会は゛表現の不自由展゛。
> つまり、展覧会の制作者は、この国には表現の自由が無くなってしまった、と言うことを表現したかったと言う事なんですね。
>
> 河村名古屋市長の発言。圧力。
> ファクスやメールによる抗議。
>
> これらにより、この国に表現の自由がないと言う事が明らかにされました。
>
> 表現の不自由展の主催者はまごうことなくこの状況を喜んでいるのではないかと私は思っています。


本件を検閲とするには判例上無理がありそうです。
何故ならば他の手段での発表は権力によって禁止されてはいないし、網羅的一般的に網をかけられたわけではないからです。

ただし、河村市長の日本人の心を踏みにじる云々発言は事実でも無く個人的思い込みに過ぎず、しかも地方自治体の長という行政権力の不当行使が憲法違反である事は疑いありません。

百田はお得意の、ウヨにありがちなうわべだけの人権論を展開していますが、反日プロパガンダという珍妙な表現では公共の福祉で対抗はできないでしょう。

従軍慰安婦の存在は疑う事無い事実ですし、少女像はアートです。

幾ら何でも主催者は喜んではいないと思いますよ。覚悟を持って争わないといけません。


[No.27397] 2019/08/11(Sun) 12:37:10
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27397への返信 / 8階層) - もうひとりのガリレオ

> 本件を検閲とするには判例上無理がありそうです。
> 何故ならば他の手段での発表は権力によって禁止されてはいないし、網羅的一般的に網をかけられたわけではないからです。
>
> ただし、河村市長の日本人の心を踏みにじる云々発言は事実でも無く個人的思い込みに過ぎず、しかも地方自治体の長という行政権力の不当行使が憲法違反である事は疑いありません。


今回の件に関して河村市長の行為が行政権力の不当行使であり、憲法違反である事が確認されればそれは大きなことだと思います。
以後、行政権力による表現の自由に対する不当介入を防ぐひとつの目安となる事でしょう。

> 百田はお得意の、ウヨにありがちなうわべだけの人権論を展開していますが、反日プロパガンダという珍妙な表現では公共の福祉で対抗はできないでしょう。
>
> 従軍慰安婦の存在は疑う事無い事実ですし、少女像はアートです。
>
> 幾ら何でも主催者は喜んではいないと思いますよ。覚悟を持って争わないといけません。


今回の作品展の表題は「表現の不自由展・その後」と言うもの。
今まで各地で表現の自由が侵害された数々の作品を展示し日本の表現の自由の現状について問いかける意図をもって企画されたものです。
河村名古屋市長の発言を発端として様々な政治家が発言を行う事により、この国の表現の自由の現状があぶりだされました。
テロとの戦いを名目にアメリカの追従をしてきた保守政治家が、自国の表現の自由に対するテロ行為に対しては無関心であり、嘘つきであると言う事も炙り出されたのです。
これは、あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」展を企画した人々が一番多くの人々に知ってほしかったことなのではないかと私は思うのです。
そうであるなら企画者としては我が意を得たりの心境ではないかと思うのです。

後は、表現の自由を権力をもって潰そうとした人々を訴訟を通じて糾弾する事が、風さんの仰られる゛覚悟を持って争う゛と言う事になるのではないでしょうか?


[No.27398] 2019/08/11(Sun) 19:11:59
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27398への返信 / 9階層) - 風

> > 本件を検閲とするには判例上無理がありそうです。
> > 何故ならば他の手段での発表は権力によって禁止されてはいないし、網羅的一般的に網をかけられたわけではないからです。
> >
> > ただし、河村市長の日本人の心を踏みにじる云々発言は事実でも無く個人的思い込みに過ぎず、しかも地方自治体の長という行政権力の不当行使が憲法違反である事は疑いありません。
>
> 今回の件に関して河村市長の行為が行政権力の不当行使であり、憲法違反である事が確認されればそれは大きなことだと思います。
> 以後、行政権力による表現の自由に対する不当介入を防ぐひとつの目安となる事でしょう。
>
> > 百田はお得意の、ウヨにありがちなうわべだけの人権論を展開していますが、反日プロパガンダという珍妙な表現では公共の福祉で対抗はできないでしょう。
> >
> > 従軍慰安婦の存在は疑う事無い事実ですし、少女像はアートです。
> >
> > 幾ら何でも主催者は喜んではいないと思いますよ。覚悟を持って争わないといけません。
>
> 今回の作品展の表題は「表現の不自由展・その後」と言うもの。
> 今まで各地で表現の自由が侵害された数々の作品を展示し日本の表現の自由の現状について問いかける意図をもって企画されたものです。
> 河村名古屋市長の発言を発端として様々な政治家が発言を行う事により、この国の表現の自由の現状があぶりだされました。
> テロとの戦いを名目にアメリカの追従をしてきた保守政治家が、自国の表現の自由に対するテロ行為に対しては無関心であり、嘘つきであると言う事も炙り出されたのです。
> これは、あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」展を企画した人々が一番多くの人々に知ってほしかったことなのではないかと私は思うのです。
> そうであるなら企画者としては我が意を得たりの心境ではないかと思うのです。
>
> 後は、表現の自由を権力をもって潰そうとした人々を訴訟を通じて糾弾する事が、風さんの仰られる゛覚悟を持って争う゛と言う事になるのではないでしょうか?


もちろん訴訟も有効ですが、言論や思想の自由市場で叫ぶ事こそ本道ではないですか。


[No.27399] 2019/08/11(Sun) 19:46:48
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27399への返信 / 10階層) - もうひとりのガリレオ

> もちろん訴訟も有効ですが、言論や思想の自由市場で叫ぶ事こそ本道ではないですか。

「あいちトリエンナーレ2019」については言論の場での権力への追及とともに司法への訴えにより権力が表現活動へ介入することが憲法違反であるとの判例を残す必要があると考えます。

言論や思想の自由市場で叫ぶことは、言論や思想の自由を守るための方策として当然のことであると認識します。
その行為こそが、゛国民の不断の努力゛そのものではないかと考えるところです。


[No.27400] 2019/08/11(Sun) 22:41:49
Re: 「あいちトリエンナーレ2019」と憲法21条 (No.27397への返信 / 8階層) - ジマイマ

> > > めったに読まない夕刊フジのネットニュース、記事によると百田氏が何か言ってるようで・・
> > >
> > > ============================================================
> > > 『前出の百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。あいちトリエンナーレはここを逸脱した。慰安婦像はアートとはいえない。反日プロパガンダのモニュメントだ。百歩譲って、大村氏がそれでも戦うなら税金を投じてやるべきではない。憲法12条の『公共の福祉』に忠実でなければならない」と語っている。〈一部抜粋〉
> > > ============================================================
> > >
> > > 百田氏は「『表現の自由』は無制限ではない。それを許してしまうと、人種差別や名誉毀損(きそん)も、『芸術』という看板を掲げれば可能になってしまう。」・・尤もらしいこと言っていますが、「平和の少女像」を「反日プロパガンダのモニュメント」、と言ってる時点でアウトでしょう。百田氏の発言が明らかに公共の福祉に反していると思いますが、どうでしょうか?
> >
> > あの展覧会は゛表現の不自由展゛。
> > つまり、展覧会の制作者は、この国には表現の自由が無くなってしまった、と言うことを表現したかったと言う事なんですね。
> >
> > 河村名古屋市長の発言。圧力。
> > ファクスやメールによる抗議。
> >
> > これらにより、この国に表現の自由がないと言う事が明らかにされました。
> >
> > 表現の不自由展の主催者はまごうことなくこの状況を喜んでいるのではないかと私は思っています。
>
> 本件を検閲とするには判例上無理がありそうです。
> 何故ならば他の手段での発表は権力によって禁止されてはいないし、網羅的一般的に網をかけられたわけではないからです。
>
> ただし、河村市長の日本人の心を踏みにじる云々発言は事実でも無く個人的思い込みに過ぎず、しかも地方自治体の長という行政権力の不当行使が憲法違反である事は疑いありません。
>
> 百田はお得意の、ウヨにありがちなうわべだけの人権論を展開していますが、反日プロパガンダという珍妙な表現では公共の福祉で対抗はできないでしょう。
>
> 従軍慰安婦の存在は疑う事無い事実ですし、少女像はアートです。


私はあの「平和の少女像」は、戦争と暴力の犠牲になった少女たちの象徴で、二度とあんな惨いことが繰り返されない様にという祈りが込められているのだと感じました。

百田氏の「反日プロパガンダのモニュメント」という発言の根っこにあるのは『従軍慰安婦』はなかったとする「歴史修正主義」だと思うのです。

歴史の事実を歪曲して「平和の少女像」を「反日プロパガンダ」だと攻撃すること自体、元従軍慰安婦の方々の気持を深く傷つけているのだと・・これは「個人の人権を制限する根拠は、別の個人の人権保障にある」、とする「公共の福祉」の制約に反した発言ではないか、と考えたのです。

>
> 幾ら何でも主催者は喜んではいないと思いますよ。覚悟を持って争わないといけません。


[No.27401] 2019/08/12(Mon) 11:39:26
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