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振り返り（2話クライマックス直前まで） (No.1332 への返信) - モリアーティ

■これまでの3つの出来事！
・仮面の結社アウトサイダーの幹部「三賢者」はカズマ、ザクロ、ミレイ！
・彼らの目的はホカヤノオオカミの覚醒、そして島が結んだ約定の破棄！
・鎮静の儀式である夏越の大祓の神楽舞の妨害、あるいは反転した覚醒の儀式を企んでいるぞ！

■前回終了時の選択
・神の覚醒に協力：ツバサ、アカネ
・神の覚醒に反対：イサリ

■その他判明した事実
◆ザクロ
・フェリー事故が契機となり、ツバキのうちにあった権能と思考が分離、独自の人格を持った存在。
・仮面の生成によって三賢者として協力、目的はホカヤとの約定を破棄して島の外へ出ること。
・過去に「島を出よう」と言ってくれたツバサへの好感度高し。ツバキは憎悪の対象。
◆ツバキ
・フェリー事故の罪悪感から自身の一部を切り離し、巫女としての役目にすべてを捧げてきた。
・現状の維持こそが唯一の術だと信じている。
・ツバサ、アカネとは思った以上にギクシャクしてしまった。
◆ミレイ
・ホカヤの触覚であるドラゴンメイドの一人。人間の理解とホカヤの覚醒が目的。
・同型機でありより優れていたサヤカには思うところがあり、ホカヤの覚醒に乗じてサヤカの黄泉返りを行うつもりである。
・アカネとは関係良好。
◆ヴィランの襲撃
・SB社：済
◆NPC協力者
・フシミ、サエ。

■情報収集項目
2話：サヤカの太平風土記やホカヤ家の資料から探る。
・黒い炎を纏った剣1：理知・知覚・幸運：12
イザナギの持つ十握剣、イツノヲバシリを指す。アメノオハバリとも。
イザナミの死因となったカグツチを激情に駆られて斬り殺した際に用いた剣。
タケミカヅチ、フツノミタマといった剣神にして神剣たちの祖とされることもある。
天孫降臨の際はタカマガハラにあるアメノヤスカワを堰き止めており一行には加わらないとされる。
・黒い炎を纏った剣2：理知・知覚・幸運：20
以下は太平風土記カムナ島バージョンいわく。
イザナギの殺意とカグツチの死がまとわりつく始祖の神剣にして原初の神殺し。
カグツチが産まれたことのよるイザナミの死は殺意のない自然死の一種で神殺しとは捉えていない。
また、まるで意味のない我が子の殺害を特異なものとして記している。
イザナギの危機である黄泉返りにおいても、黄泉の軍勢を退けた死者すら再殺する剣。
アメノヤスカワでその身を常に清め続けなければならないほどの穢れを纏っている。
天から与えられた創造のアメノヌボコに対する、地が生み出した弑逆のイツノヲバシリ。
真の意味での神殺しの権能を持つとされる。

・痕跡、記録の抹消1：理知・知覚・幸運：10（イサリ不可）
島の人々は恐怖の大王襲来を知らない。他から分校へやってきたヒーロー課の生徒や教師も同様。
イサリやツバキは島外の資料を見れば理解できるが、他の島民、生徒は検閲がかかっているのか正しく認識できない。ヴィランの被害が少ないのは島に危害を加えられない支配の他にこちらもあるのでは。
・痕跡、記録の抹消2：理知・知覚・幸運：18（イサリ不可）
外の世界と比較して、島の歴史、島民の認識から消されているものがある。
古い順に天孫降臨すなわち大和王権による統一と支配。数十年前に太平洋で起きた戦争、恐怖の大王の降臨、そしてヒノミヤ・ツバサ。
イサリとツバキは知らないだけで言われれば記憶できる。他の島民、また分校に映ってきた生徒は出来ない。
外の情報に対しては無意識下で検閲が発生している。
この島では戦争の被害はない。またヴィランの活動が極端に少ない一因はこれにもあるのではないか。
島にとって都合の悪い存在と歴史をなかったことにしているのでは？
ホカヤの儀式の結果であると思われるがヒサギは知らない儀礼。ツバキは「…その儀式については知りません」と若干歯切れが悪い。
王の支配を受けないカズマの家や、外の折衝を行っているクナト家でも無効。

1話：サヤカの太平風土記には、島に伝わる資料を相互補完する箇所が多々ある。
・竜頭の怪人について：理知・幸運：18
ホカヤ龍神説。ドラゴンメイドの伝承。
ホカヤノオオカミには竜としての伝承も存在する。蜃気楼を産み出す妖怪、蜃と同一視されたため。
海底に住む海棲生物の外見を持ち地上に何かを産み出すという共通点から。
蜃は元々中国において、大ハマグリの妖怪と竜はまったくの別種だったが、漢字と読みがまったく同一のため混同されるに至った。
また、もう一つの理由としてはイソギンチャクなど幼体時に運動しその後に定着する生物の連想もあるのではないか。
火屋（ホヤ）に香々（カガ）を挟んでホカヤ。アマツミカボシの別名にアメノカガセオがあり、カガとはヤマカガシでもあるように蛇を指す。ハバと同義。
それにともなってか、竜が化けた女性、ドラゴンメイドについての民話も多い。
代表的なものとしては、ある日突然現れた器量の良い娘を嫁に迎えるが、天候や海が荒れたときに子を残して川、海に去ってしまう、など。
メンバー兼従者の神使も同じような扱い。分家の中にはこういった存在を積極的に迎え入れている家もある。

・フェリー事故（遺跡の調査）について：理知・幸運：18
ツバサの痕跡とサヤカの前歴が存在しない。島の内と外で齟齬がある。
当時の当主たちがツバサの両親と協力していたことは確認できたが、島の情報にはツバサの痕跡が存在しない。託児などもしていたはずだが一切の記録がない。これはサヤカも同様で島にいた痕跡が確認できない。HAの情報ではツバサが調査に同行した旨は確認できる。サヤカもクナトの人間だということになっている。
この手の、内と外の折衝はクナト家が担当している。

・鎧のあった遺跡について：理知・幸運：18
太陽にまつわる鳥、三足烏（サンソクウ）の意匠が見られた。日本では八咫烏。
また、以下のような話が島のある地域で伝っていた。太平風土記には表記されていない。
かつては10つも太陽があったので熱くてたまらなかった。ホカヤに希ったところ、たちまち9つを平らげてしまった。それゆえにホカヤの周囲は常に夕焼け、あるいは日の出のごとくに赤いのだという。残った1つはまだ幼かったので葦の船に乗せされて海の向こうへと送り出された。太陽すべてを失ってしまった世界は暗闇に包まれた。ホカヤに願うこともできずに困っていると、海の向こうから成長した真新しい太陽が現れた。さすがのホカヤもこれをたいらげることはできずに、以来世界には1つだけの太陽が存在しているのだという。
　中国のゲイの射日神話、そしてより核心である少数民族の招日神話の変形だと思われる。実際に日本の一部でも射日の神事が伝わっている地域がある。一般的には、この形は触などではなく、日の入り日の出といった運行を指し示すものだとされる。日本神話では天の岩戸。
　また、太陽にまつわる存在が船で流されるという貴種流離譚に該当する太陽の船でもある。ヒルコ神とエビス、父の土地に還ってきた神羅のアメノヒボコ。
　ホカヤにとって太陽は蕃神であり、敵。そして島を離れた太陽が再び戻ってくるという逸話。

[No.1354] 2021/01/09(Sat) 12:49:31

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> ■これまでの3つの出来事！
> ・仮面の結社アウトサイダーの幹部「三賢者」はカズマ、ザクロ、ミレイ！
> ・彼らの目的はホカヤノオオカミの覚醒、そして島が結んだ約定の破棄！
> ・鎮静の儀式である夏越の大祓の神楽舞の妨害、あるいは反転した覚醒の儀式を企んでいるぞ！
> 
> ■前回終了時の選択
> ・神の覚醒に協力：ツバサ、アカネ
> ・神の覚醒に反対：イサリ
> 
> ■その他判明した事実
> ◆ザクロ
> ・フェリー事故が契機となり、ツバキのうちにあった権能と思考が分離、独自の人格を持った存在。
> ・仮面の生成によって三賢者として協力、目的はホカヤとの約定を破棄して島の外へ出ること。
> ・過去に「島を出よう」と言ってくれたツバサへの好感度高し。ツバキは憎悪の対象。
> ◆ツバキ
> ・フェリー事故の罪悪感から自身の一部を切り離し、巫女としての役目にすべてを捧げてきた。
> ・現状の維持こそが唯一の術だと信じている。
> ・ツバサ、アカネとは思った以上にギクシャクしてしまった。
> ◆ミレイ
> ・ホカヤの触覚であるドラゴンメイドの一人。人間の理解とホカヤの覚醒が目的。
> ・同型機でありより優れていたサヤカには思うところがあり、ホカヤの覚醒に乗じてサヤカの黄泉返りを行うつもりである。
> ・アカネとは関係良好。
> ◆ヴィランの襲撃
> ・SB社：済
> ◆NPC協力者
> ・フシミ、サエ。
> 
> ■情報収集項目
> 2話：サヤカの太平風土記やホカヤ家の資料から探る。
> ・黒い炎を纏った剣1：理知・知覚・幸運：12
> イザナギの持つ十握剣、イツノヲバシリを指す。アメノオハバリとも。
> イザナミの死因となったカグツチを激情に駆られて斬り殺した際に用いた剣。
> タケミカヅチ、フツノミタマといった剣神にして神剣たちの祖とされることもある。
> 天孫降臨の際はタカマガハラにあるアメノヤスカワを堰き止めており一行には加わらないとされる。
> ・黒い炎を纏った剣2：理知・知覚・幸運：20
> 以下は太平風土記カムナ島バージョンいわく。
> イザナギの殺意とカグツチの死がまとわりつく始祖の神剣にして原初の神殺し。
> カグツチが産まれたことのよるイザナミの死は殺意のない自然死の一種で神殺しとは捉えていない。
> また、まるで意味のない我が子の殺害を特異なものとして記している。
> イザナギの危機である黄泉返りにおいても、黄泉の軍勢を退けた死者すら再殺する剣。
> アメノヤスカワでその身を常に清め続けなければならないほどの穢れを纏っている。
> 天から与えられた創造のアメノヌボコに対する、地が生み出した弑逆のイツノヲバシリ。
> 真の意味での神殺しの権能を持つとされる。
> 
> ・痕跡、記録の抹消1：理知・知覚・幸運：10（イサリ不可）
> 島の人々は恐怖の大王襲来を知らない。他から分校へやってきたヒーロー課の生徒や教師も同様。
> イサリやツバキは島外の資料を見れば理解できるが、他の島民、生徒は検閲がかかっているのか正しく認識できない。ヴィランの被害が少ないのは島に危害を加えられない支配の他にこちらもあるのでは。
> ・痕跡、記録の抹消2：理知・知覚・幸運：18（イサリ不可）
> 外の世界と比較して、島の歴史、島民の認識から消されているものがある。
> 古い順に天孫降臨すなわち大和王権による統一と支配。数十年前に太平洋で起きた戦争、恐怖の大王の降臨、そしてヒノミヤ・ツバサ。
> イサリとツバキは知らないだけで言われれば記憶できる。他の島民、また分校に映ってきた生徒は出来ない。
> 外の情報に対しては無意識下で検閲が発生している。
> この島では戦争の被害はない。またヴィランの活動が極端に少ない一因はこれにもあるのではないか。
> 島にとって都合の悪い存在と歴史をなかったことにしているのでは？
> ホカヤの儀式の結果であると思われるがヒサギは知らない儀礼。ツバキは「…その儀式については知りません」と若干歯切れが悪い。
> 王の支配を受けないカズマの家や、外の折衝を行っているクナト家でも無効。
> 
> 1話：サヤカの太平風土記には、島に伝わる資料を相互補完する箇所が多々ある。
> ・竜頭の怪人について：理知・幸運：18
> ホカヤ龍神説。ドラゴンメイドの伝承。
> ホカヤノオオカミには竜としての伝承も存在する。蜃気楼を産み出す妖怪、蜃と同一視されたため。
> 海底に住む海棲生物の外見を持ち地上に何かを産み出すという共通点から。
> 蜃は元々中国において、大ハマグリの妖怪と竜はまったくの別種だったが、漢字と読みがまったく同一のため混同されるに至った。
> また、もう一つの理由としてはイソギンチャクなど幼体時に運動しその後に定着する生物の連想もあるのではないか。
> 火屋（ホヤ）に香々（カガ）を挟んでホカヤ。アマツミカボシの別名にアメノカガセオがあり、カガとはヤマカガシでもあるように蛇を指す。ハバと同義。
> それにともなってか、竜が化けた女性、ドラゴンメイドについての民話も多い。
> 代表的なものとしては、ある日突然現れた器量の良い娘を嫁に迎えるが、天候や海が荒れたときに子を残して川、海に去ってしまう、など。
> メンバー兼従者の神使も同じような扱い。分家の中にはこういった存在を積極的に迎え入れている家もある。
> 
> ・フェリー事故（遺跡の調査）について：理知・幸運：18
> ツバサの痕跡とサヤカの前歴が存在しない。島の内と外で齟齬がある。
> 当時の当主たちがツバサの両親と協力していたことは確認できたが、島の情報にはツバサの痕跡が存在しない。託児などもしていたはずだが一切の記録がない。これはサヤカも同様で島にいた痕跡が確認できない。HAの情報ではツバサが調査に同行した旨は確認できる。サヤカもクナトの人間だということになっている。
> この手の、内と外の折衝はクナト家が担当している。
> 
> ・鎧のあった遺跡について：理知・幸運：18
> 太陽にまつわる鳥、三足烏（サンソクウ）の意匠が見られた。日本では八咫烏。
> また、以下のような話が島のある地域で伝っていた。太平風土記には表記されていない。
> かつては10つも太陽があったので熱くてたまらなかった。ホカヤに希ったところ、たちまち9つを平らげてしまった。それゆえにホカヤの周囲は常に夕焼け、あるいは日の出のごとくに赤いのだという。残った1つはまだ幼かったので葦の船に乗せされて海の向こうへと送り出された。太陽すべてを失ってしまった世界は暗闇に包まれた。ホカヤに願うこともできずに困っていると、海の向こうから成長した真新しい太陽が現れた。さすがのホカヤもこれをたいらげることはできずに、以来世界には1つだけの太陽が存在しているのだという。
> 　中国のゲイの射日神話、そしてより核心である少数民族の招日神話の変形だと思われる。実際に日本の一部でも射日の神事が伝わっている地域がある。一般的には、この形は触などではなく、日の入り日の出といった運行を指し示すものだとされる。日本神話では天の岩戸。
> 　また、太陽にまつわる存在が船で流されるという貴種流離譚に該当する太陽の船でもある。ヒルコ神とエビス、父の土地に還ってきた神羅のアメノヒボコ。
> 　ホカヤにとって太陽は蕃神であり、敵。そして島を離れた太陽が再び戻ってくるという逸話。

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