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本トレーラー (No.1429 への返信) - 納豆　弾

フミ
「　機甲歴００６６年　１月――　　バルサイドが全てを焼き尽くす　」

　壁一面に張られた文書、写真、殴り書きされた文字が踊る。

「　――全てはここから始まり、　」

　ピン留めされ、青い紐で結ばれた【　アビズマルコロニー　】、【　財津カグラ　】、【　ゲデヒトニス　】の写真を見つめる。

「　彼女達は出会った―　出会うべくして　」

　赤い紐で結ばれた【　ヤヒロ・天橋　】、【　古東アナミ　】、【　サキモリ　】。

「　ガリスティアが恐れた奈落を浄化する力。本来ありえない適合者　」

　【　ジゼル・アンペール　】と【　XOP-02　オルファン　】、【　セイヴ・ガルグレフ　】に黄の紐が結ばれ

「　はるか暗黒期から密かに受け継がれた終末を防ぐための終末機（アポカリプス）　」

　【　ナナセ・綾瀬川　】、【　ナナゴウ　】、【　リーフ　】を結ぶ紫の紐。

「　ピースは揃っている…筈　」

　そして、フミは緑の紐を手にすると、【　ヤヒロ・天橋　】、【　財津カグラ　】、【　ジゼル・アンペール　】、【　ナナセ・綾瀬川　】を結ぼうとし、

　――　力を入れすぎ、ピンが外れ、４人の写真が床に落ちて散らばる。

「　…大丈夫。きっと―　大丈夫だから　」

ナゲロン
「　大奈落の脅威はもはや目前へと迫っており、早急な対策が必要となります―　最高の装備、最高の施設、最高の人員。　―そして最高のガーディアンが　」

　フォーチュン大奈落対策部隊　旗艦　新型万能戦艦『　ヴァージニア　』に、姉妹艦『　アイアンサイズ　』、万能巡洋艦『　ジョン・P・ジョーンズ　』が居並び、各機関から出向した人員が乗り込み、最新鋭のミーレスやヘリなどの機材が積み込まれていく。

　『サキモリ』『XOP-02　オルファン』『ナナゴウ』がハンガーに並び、『都色・テクネ』がてきぱきと、時によくわからない設計に苦い顔をしながら整備の指示を出す。

　『橘オウカ』が研究チームを仕切り、パソコンの前に頭を抱え、『ジゼル』を引っ張って艦内のスィーツを集めて回り、やけ食いをする。

ヘンドリック・ジーゲン
「　我々ノイエヴォルフは貴方達、バルサイドを歓迎しますよ　」

　ノイエヴォルフ旗艦ゼーアドラーの司令室に入室する、バルサイドの使者たる三人の男女。
　その中から目付きの悪い、派手な軍服を着た女性…『　エジンコート　』が前に進み出て、ジーゲンと握手を交わす。

　三人の中の１人、黒い影のような男がテレパシーで呟く。　

黒い影の男
『　――自分が賢しいと思っている種族程、政治ゲームが好きなものだ　』

エジンコート
『　…いいじゃないか。しばらく付き合ってやろう。そのおかげで後々楽ができるのだから　』

　海底に鎮座するアビスマーカー。
　そのアビスマーカーにネプチューン級ガーディアンが取りつき、吊り上げ装置を接続していく。
　海上にはラーフ艦隊と、引き上げ作業を行うラーフ機動潜水艦の姿。

　その動きを察知し、阻止しようとするフォーチュン部隊に突如、地球へ降下してきたノイエヴォルフが襲いかかり、フォーチュンはラーフ、ノイエヴォルフの連合部隊との激しい戦いへ突入する。

イゾルデ
「　いい機会だ。いい加減、決着をつけよう。　――ヤヒロ・天橋　」

　ノイエヴォルフの切り札であるオーバーロードで『サキモリ』に襲い掛かるイゾルデ。

フレッグナー
「　後戻りしてる暇はないんだぜ、カグラ。　元の時代に戻っても暗黒時代。　そして未来は地球滅亡なんだ――　それに、もう俺の身体は変わり果てちまったしな　」

　幾つもの規格外兵装を使いこなし、『ゲデヒトニス』を迫撃するフレッグナー。

チェーンマリア
「　私はあんたがいてくれて、あんたと出会えて感謝してるのさ！　おかげで、最高の生き様を晒せるんでね！　」

　新型のメサイア級ガーディアンを駆使し、『XOP-02　オルファン』に荷電クローを振り下ろすチェーンマリア。

ブレイズ
「　―見極めよう。　お前が、バンゴウキの辿り着いた終着なのかどうか　」

　翼の生えた黒金にガーディアンが『ナナゴウ』の前に舞い降りる。

　全ての運命は、この選択にかかっている――。

　　　ＳＴＧ卓　第３回　「　∞　択　？　」

　　　　　奈落を砕き、世界を救え―。

Dr.ダモクレス
「　フミ、第三次大戦はまだだったかな？　」

フミ
「　…もう起きてるでしょ、お爺ちゃん　」

[No.1440] 2023/06/23(Fri) 08:18:39

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> フミ
> 「　機甲歴００６６年　１月――　　バルサイドが全てを焼き尽くす　」
> 
> 　壁一面に張られた文書、写真、殴り書きされた文字が踊る。
> 
> 「　――全てはここから始まり、　」
> 
> 　ピン留めされ、青い紐で結ばれた【　アビズマルコロニー　】、【　財津カグラ　】、【　ゲデヒトニス　】の写真を見つめる。
> 
> 「　彼女達は出会った―　出会うべくして　」
> 
> 　赤い紐で結ばれた【　ヤヒロ・天橋　】、【　古東アナミ　】、【　サキモリ　】。
> 
> 「　ガリスティアが恐れた奈落を浄化する力。本来ありえない適合者　」
> 
> 　【　ジゼル・アンペール　】と【　XOP-02　オルファン　】、【　セイヴ・ガルグレフ　】に黄の紐が結ばれ
> 
> 「　はるか暗黒期から密かに受け継がれた終末を防ぐための終末機（アポカリプス）　」
> 
> 　【　ナナセ・綾瀬川　】、【　ナナゴウ　】、【　リーフ　】を結ぶ紫の紐。
> 
> 「　ピースは揃っている…筈　」
> 
> 　そして、フミは緑の紐を手にすると、【　ヤヒロ・天橋　】、【　財津カグラ　】、【　ジゼル・アンペール　】、【　ナナセ・綾瀬川　】を結ぼうとし、
> 
> 　――　力を入れすぎ、ピンが外れ、４人の写真が床に落ちて散らばる。
> 
> 「　…大丈夫。きっと―　大丈夫だから　」
> 
> 
> 
> ナゲロン
> 「　大奈落の脅威はもはや目前へと迫っており、早急な対策が必要となります―　最高の装備、最高の施設、最高の人員。　―そして最高のガーディアンが　」
> 
> 　フォーチュン大奈落対策部隊　旗艦　新型万能戦艦『　ヴァージニア　』に、姉妹艦『　アイアンサイズ　』、万能巡洋艦『　ジョン・P・ジョーンズ　』が居並び、各機関から出向した人員が乗り込み、最新鋭のミーレスやヘリなどの機材が積み込まれていく。
> 
> 　『サキモリ』『XOP-02　オルファン』『ナナゴウ』がハンガーに並び、『都色・テクネ』がてきぱきと、時によくわからない設計に苦い顔をしながら整備の指示を出す。
> 
> 　『橘オウカ』が研究チームを仕切り、パソコンの前に頭を抱え、『ジゼル』を引っ張って艦内のスィーツを集めて回り、やけ食いをする。
> 
> 
> ヘンドリック・ジーゲン
> 「　我々ノイエヴォルフは貴方達、バルサイドを歓迎しますよ　」
> 
> 　ノイエヴォルフ旗艦ゼーアドラーの司令室に入室する、バルサイドの使者たる三人の男女。
> 　その中から目付きの悪い、派手な軍服を着た女性…『　エジンコート　』が前に進み出て、ジーゲンと握手を交わす。
> 
> 　三人の中の１人、黒い影のような男がテレパシーで呟く。　
> 
> 黒い影の男
> 『　――自分が賢しいと思っている種族程、政治ゲームが好きなものだ　』
> 
> エジンコート
> 『　…いいじゃないか。しばらく付き合ってやろう。そのおかげで後々楽ができるのだから　』
> 
> 
> 　海底に鎮座するアビスマーカー。
> 　そのアビスマーカーにネプチューン級ガーディアンが取りつき、吊り上げ装置を接続していく。
> 　海上にはラーフ艦隊と、引き上げ作業を行うラーフ機動潜水艦の姿。
> 
> 　その動きを察知し、阻止しようとするフォーチュン部隊に突如、地球へ降下してきたノイエヴォルフが襲いかかり、フォーチュンはラーフ、ノイエヴォルフの連合部隊との激しい戦いへ突入する。
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> イゾルデ
> 「　いい機会だ。いい加減、決着をつけよう。　――ヤヒロ・天橋　」
> 
> 　ノイエヴォルフの切り札であるオーバーロードで『サキモリ』に襲い掛かるイゾルデ。
> 
> フレッグナー
> 「　後戻りしてる暇はないんだぜ、カグラ。　元の時代に戻っても暗黒時代。　そして未来は地球滅亡なんだ――　それに、もう俺の身体は変わり果てちまったしな　」
> 
> 　幾つもの規格外兵装を使いこなし、『ゲデヒトニス』を迫撃するフレッグナー。
> 
> チェーンマリア
> 「　私はあんたがいてくれて、あんたと出会えて感謝してるのさ！　おかげで、最高の生き様を晒せるんでね！　」
> 
> 　新型のメサイア級ガーディアンを駆使し、『XOP-02　オルファン』に荷電クローを振り下ろすチェーンマリア。
> 
> ブレイズ
> 「　―見極めよう。　お前が、バンゴウキの辿り着いた終着なのかどうか　」
> 
> 　翼の生えた黒金にガーディアンが『ナナゴウ』の前に舞い降りる。
> 
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> 
> 　全ての運命は、この選択にかかっている――。
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> 　　　ＳＴＧ卓　第３回　「　∞　択　？　」
> 
> 
> 　　　　　奈落を砕き、世界を救え―。
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> Dr.ダモクレス
> 「　フミ、第三次大戦はまだだったかな？　」
> 
> フミ
> 「　…もう起きてるでしょ、お爺ちゃん　」

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