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all 強化外骨格 01 - 籠龍 - 2012/08/09(Thu) 23:04:46 [No.368]
敗残の強者 - 東風 - 2012/08/22(Wed) 23:16:15 [No.372]


強化外骨格 01 - 籠龍

名前:ゲイザーマン(ゼロファス)
年齢:正確な年齢不明。外見:青年 髪の毛:白
ファイター1/ロケットレンジャー2/千手観音1/クンフー3
出自:エーテル汚染
境遇:捨て駒
邂逅:ジョアンナへの欲望

 ブラックストーン計画。それの立案自体は南北戦争、ロケットレンジャー結成時より存在していた。それは異様なまでの肉体強化、否肉体改造と呼ぶべき実験、そして対至近距離戦闘術(ヴァンフォール)によって近接における超人戦闘を可能にするものであった。彼らが対象とされるは人外。
 そんな異常人どもに用意されしは6つの正装(ドレス)
 黒き光沢を発する鎧、ファング・ビューティ
 被験者は実験に伴い、感情を抑制され、なおかつそれまでの過去の記憶を封印される。使命に極力影響が出ないようにするためである。彼ら戦士にとっては感情は雑念。記憶は不要物なのだ。
 彼らこそが牙無き者達の牙。混沌となる世界に正義を執行する者。正義執行者である。
 しかし、ブラックストーン計画はオークタウンの事件の後、闇に葬られることとなる。これ以上、非人道的であるとの非難を避けるためであった。実験も中止かと思われたが、ひそかにそれは続けられていた。だが、被験者達がファング・ビューティを着用することはなかった。

 6体のファング・ビューティは永い眠りについた。

 再び、彼らに光が当たったのは第2次契約戦争。ロケットレンジャーの再結成に担ってのことだった。サムライとの近接攻防が可能な肉体を有する正義執行者は野に放たれる。

 新たに開始されたブラック・ストーン計画の最初の被検体。01(ゼロファス)。研究者たちも初めてのことだったので、叩き込まれるヴァンフォールも他の被検体達と異なり、完全なる徒手空拳。与えられたドレスは、緑の瞳のファング・ビューティ:ヴェルデリアン。慈悲深き正義≠フ正義執行者。彼にとっては救う価値のない命は非ず、また救える命を救わないのは大罪である。
 正義執行者達は常に単独行動であり、互いに面識はない。常に別々の場所で戦っているのだ。訓練時も別の場所で行う徹底ぶりである。これは彼ら自身が互いに情を抱かないようにするためである。

 そんな正義執行者達が最初にして最後、全員が対面した時があった。コロンビヤードの攻防である。
 初めて、自らと同じ境遇の相手と会った。
 ささやかな心のよりどころも作ることを禁じられている彼らだ。家族すらもいない。そんな中で、唯一家族と呼ぶに最も近い存在がこの正義執行者達であるだろう。
 だがろくな挨拶も交わさずして、6人は敵に向かっていった。

 天使の降臨により戦争は終息する。
 中心部より避難する群れの中、ゼロファスはあえて中心部へと向かう。誰かが彼に言った。「生存者はいない。行っても無駄だ」それは他の正義執行者だったのかもしれないし、ただの兵士だったかもしれない。だが彼は言った。「行ってみなければわからない」。人の流れに逆行し進んだゼロファスが目撃されたのはそれが最後だった。

 そんなゼロファスは今、戦争孤児の孤児院にいた。中心部から戻り倒れた彼を助けてくれたのが、この孤児院の人だった。黒かった髪はエーテル被爆のせいで白くなっていた。そして彼と一心同体と言ってもいい緑眼のドレス・ヴェルデリアンも、まるで彼と同調するかのようにその漆黒の体を白く変色させていた。以来、一線から退き、孤児院で生活している。今は封印されていた記憶でも唯一覚えていた名前・ゲイザーマンと名乗っている。一人でも多くの子供たちが健やかに、そして慈悲深き心を持って育つことに、僅かに残った自分の寿命をかけようと思っている。
 また、会いたいとは思わないが、他の正義執行者達の行方も気になっている。だって彼にとっては家族だから。

 いつもニコニコしている感じの人。イメージは北斗の拳のトキ。そこに正義執行者の要素として正義の代名詞・ドッコイダーを入れようと思います。前回の06とは少し違うヒーロー。

「私の髪? 脱色脱色! 似合ってる?」
「正義に飢える拳を受けよ〜」
的な。


[No.368] 2012/08/09(Thu) 23:04:46

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