天羅WAR 人が造りしヒーロー - 東風 - 2014/11/26(Wed) 22:20:37 [No.610] |
└ 妖機一体 - ゆづき - 2014/12/06(Sat) 23:53:08 [No.612] |
└ 天羅WAR:アンタッチャブル・ヒーロー - 籠龍 - 2014/12/11(Thu) 23:45:24 [No.613] |
名前:ジェーン・ヴァレンタイン 年齢:― 髪の毛:黒 目の色:青 性別:女 種族:ダーク ダークハーフ2/パラディン3/龍虎一天流4/機人1 (レベル10、経験点400×天下点) 出自:呪われた血統・血統への嫌悪 境遇:最強・強さの意味を知る 邂逅:シャルルへの昏い炎 【特技】 ロイヤルブラッド、ダークハンター、夜の子 テンプラー、メギドの火、不動の陣、クルセイダーチェンジ 双虎、双龍、龍虎、錬気、龍撃虎嵐 機人装備、鋼化神経 荒事 【装備】 武器:右左・チェーンソード 防具:スチームアーマー アクセサリー:退魔の聖印 【機人装備】 フルボディ、スマートリンク、スキンウェーブ、サブシステム、サイバーアイ、エアボーンレッグ 【宿業】 54 【最終能力値】 命中:14 回避:5 魔道値:8 抗魔値:7 行動値:12 耐久値:55 精神力:45 攻撃:斬29+2D6(ダーク、式、天使の場合+3D6、移動しない場合+1D6) 防御:10/4/7/3/5(斬/刺/殴/闇/雷) 【経歴】 呪われたヴァレンタインの血統。 それが彼女の背負う十字架だ。 彼女に物心がつくころには、すでに義父の手で普通に暮らしていた。自身の素性も知らぬまま、義父と義妹と何不自由なく暮らしていた。同年代の女子と比べれば頭一つ抜きんでるほどの長身で、すらりと伸びた手足。人の注目を集める子だった。 義父は常に彼女にこう言った。「目立たないようにしろ。ただでさえ、お前は目立つんだから」。なぜそう言ったのか、当時の彼女には理解できなかった。 なにより、まだ若い彼女だ。目立つことは嫌いではなかった。むしろ他人よりも特別だと思えることに、少々高揚感すら抱き義父の言うことを聞かなかった。 そんなある時、事故が起きた。 彼女が通学に使っていたバス(?)が誤って橋から転落した。 生存者は彼女だけだった。それだけ酷い事故。バスは原形をとどめていないほど酷い有様だった。 義父は言った。「はずみでバスから弾きだされたのが、奇跡的に生存につながったんだろう」。 しかし彼女は見た。自身の体が他の者と同じように捻じれるのを。 聞いた。骨が折れる音を。 確かに感じた。自分に近づく死の足音を。 そして彼女は知っていた。あれは事故ではない。襲われたのだ。 視界に入ったのは奇妙な姿の人外……そして何かが白いスチームナイトと戦っていたこと。 義父は言う「きっと頭を打ったせいで、意識が朦朧としていたんだ」と。しかしその日以来、彼女の体に異変が見られた。今まで聞こえなかった気配を感じたり、声が聞こえるようになった、以前は持てなかった物が軽々と持てるようになった。何より……傷の治りが早くなっている。痛みはある。血も出る。しかし、一晩で傷が消えるようになった(夜の子)。 ことあるごとにあの時の人外の姿が見えるようになり、怖くなり外に出れない日々が続く。ようやく精神的な衝撃が和らぎかけ、外に出れるようになった時。 彼女の前にあの人外が現れる。 「ウソだ……ありえない。幻覚だ」 しかしその人外は消えることもなく、近づいてくる。そこへ割って入ったのは、あの時の白いスチームナイト。 へたり込んだ彼女にスチームナイトが何か言っていたが、彼女の意識はそこで途絶える。 目覚めると彼女は血だまりの中で目覚める。 彼女と共に倒れるスチームナイト。その2人を見つめる何かがそこにいた。目を細め笑む。 しばらく何かは彼女を満足いくまで眺めると踵を返して去っていった。 去り際に何かが言った。「誕生日おめでとう。ジェーン。私からのプレゼントだ」 残されたジェーンとスチームナイト。ようやく彼女の周りの血だまりがスチームナイトのものだと気付くぐらいに我を取り戻したのは、しばらくしての事だった。 スチームナイトに触れてみるが動かない。血の臭いと共に、微かにシガリロの香りがした。それはよく知る匂いだった。 『義父さん! シガリロ臭いから吸うの止めてよ! 服に付いたらどうすんのよ』 『お前も俺の娘ならシガリロの臭いぐらい慣れろよ……』 ダメだ……確認するな! そう告げる自分自身を振り切り、彼女はスチームナイトのマスクを取った……―― スチームナイトは義父だった。 2人組が来たのはすぐの事だった。義父と同じ仕事をする人間だと名乗った。 2人によって、義父は戦闘ではなく、事故に巻き込まれたことになる。ジェーンも逆らわなかった。ただ、義妹だけは信じなかった。 義妹への嘘は彼女を苦しめる。ただ、真実を話したとしても彼女自身知らないことが多すぎた。 2人は彼女に言った。「今後は我々が君を保護する」 初めて知った。自分が義父に保護されていたことに。それからほとんど監禁に近い保護が始まる。 ある時、2人の会話を盗み聞きした。並外れた聴覚で聞こえてしまったに近い。 「やはり赤ん坊の時に殺しておくべきだったな。ヴァレンタインの血筋は絶やすべきだった」 「そうだな。だが彼は彼女に流れる人間部分を信じた」 「結果、彼は死んだ。あれも人間でないもう半分が目を覚めし始めた」 「彼はあの子に、普通の生活を望んだ。死者の頼みだ。尊重したい」 「手遅れだ。もう普通の生活は送れないだろう。残念だが、今からでも殺すべきだ」 「……このままニューバチカンに連れて行っても、太陽は2度と拝めないだろうな」 自分を守ってくれた人は死んだのだと自覚した。出ていこう。どこか遠くへ。 自分の味方は今や義妹のみ。義妹だけは守らなければ……自分がそばにいてはいけない。 彼女は身支度を整え逃げ出すように出ていった。義父のコートを羽織り、スチームアーマーを持ち出して…… ただただ移動した。移動して移動して移動して。 道中、さまざま事件に遭遇し、スチームアーマーを着て戦った。初めは負けてばかり。 まず足がすくんで動けなくなった。 そんな時に出会ったのが二刀流のダークハンターだった。 ハンターはなぜか彼女の世話を焼いた。見てて危なっかしかったからだ。 格好の的にならないため、暗闇に紛れるようスチームアーマーを黒く染めた。 ちゃんと戦えるよう、剣技を彼女に教えた。 はじめは負け続けた彼女だったが、次第に勝ち始める。 どれだけの死線を潜り抜け、普通なら死ぬほどの負け方をしても彼女は生き残り、強くなる。 いつしか彼女は、周囲のダークハンターから一目置かれる存在になっていた(境遇:最強)。 一人前になったのを確認すると、ハンターは彼女の前から消えた。 別れの言葉も告げずに去っていった。ハンターらしかった。口を開けば、きっとしんみりしていたから…… また彼女は一人になった。それでも不安はない。 暗闇を恐れた少女は今や、闇(ダーク)が恐れる存在になった。 「私はお前の暗闇……今日から夜は震えて眠れ」 【攻撃スタイル】 近づいて攻撃。もしくは接敵してもらって攻撃。突き返しなどない! 【性格】 通常は不思議系、元気な姉ちゃん。誰も見てない時は、鼻歌を歌いながら不思議な踊りをしてる。実は誰か見ていて固まる。 スチームアーマー着装時はクール。超クール。素性は隠してないが、同じ人か? って思われるくらい違う。 義父を真似て、シガリロを吸っている。 ダークだけでなくニューバチカンの異端審問官などから狙われたりする。いろんなところから「保護」の申し出もあったが、全て断った。なので案外敵が多い。しかし、気さくな性格で人助けに労を惜しまないので、友達も多かったりする。 ちなみに機人の設定は無視してます。 [No.613] 2014/12/11(Thu) 23:45:24 |