名前:アスター・ステラ(ゼロフォス)……正義脱落者 年齢:正確な年齢不明。髪の毛:黒 性別:女 ガンスリンガー6/ロケットレンジャー2/機人1(経験点300で作成) 出自:賞金稼ぎ 境遇:救世 邂逅:スタンド・D・ワティへの憎悪
ブラックストーン計画 対至近距離戦闘術(ヴァンフォール) 黒き光沢を発する鎧、ファング・ビューティ (詳細は06.01説明参照)
新たに開始されたブラック・ストーン計画の唯一の女性被検体。04(ゼロフォス)。 そして唯一、拳銃を用いたヴァンフォールを使う。遠距離と近距離に対応している。 与えられたドレスは、紫の瞳のファング・ビューティ:ヴィオレティアン。忠実なる正義≠フ正義執行者。 彼女にとって、上の者をそして守ること=命令の執行こそが正義。人々を導く、上に立つ人間がいなければ平和など生まれない。烏合の衆が残ったところで、そこには無秩序が出来上がってしまう。下々の者達を守ることも大事だが、仮に100人の下々の元と一人の指導者ならば、彼女は指導者の命を救う。 正義執行者達は常に単独行動であり、互いに面識はない。常に別々の場所で戦っているのだ。訓練時も別の場所で行う徹底ぶりである。これは彼ら自身が互いに情を抱かないようにするためである。
そんな正義執行者達が最初にして最後、全員が対面した時があった。コロンビヤードの攻防である。 初めて、自らと同じ境遇の相手と会った。 ささやかな心のよりどころも作ることを禁じられている彼らだ。家族すらもいない。そんな中で、唯一家族と呼ぶに最も近い存在がこの正義執行者達であるだろう。 だがろくな挨拶も交わさずして、6人は敵に向かっていった。
天使の降臨により戦争は終息する。 04はその戦いで、正義執行者としては唯一記録的に死亡したことになる。事実、怪我により生死の境を彷徨いつづけた。体のパーツがバラバラになり、チューブで生かされているに近い存在となっていた。 そんな彼女が目を覚ました時、彼女の体は元通りになっていた。表向きには。だが、もう彼女の皮膚は温度を感じず、傷つけられても痛みを感じない。彼女の体は機械になっていた。 彼女を機械化した役人が彼女に言った。「まだまだ働いてもらう」と。気付けば彼女のベッドの隣には彼女のドレス、ヴィオレティアンが静かに置いてあった。
04はコロンビヤードの戦いで戦死した。ゆえに彼女は新しく与えられたアスター・ステラで表向きは賞金稼ぎをしている。だが、命令が下ればそれをこなす。最近は暗殺が多い。 命令をされて人を殺す生活。そんなルーティンにいつしか彼女の正義の炎は消えてしまっていた。アスターの正義は死んだ。コロンビヤードで04と共に。 そんな時、行方不明であった05と、報告はするもののなぜか帰還命令を無視し続ける06が衝突したとの報告が入った。軍配は06が勝利し、05は死亡。 アスターはその話を聞いて以来、ほかの正義執行者達を密かに探すようになる。正義執行者同士に会うことは命令が無い限りは禁じられている。会えばどうなるかも理解しているが、誰かに会うことで、彼らの自己の強すぎる正義にあてられ、彼女の消えてしまった正義の炎が再び燃えることを期待しているのだ。例えそれが、正義執行者の誰かを殺すことになっても、それは致し方がないことだ。 自分の正義が皆、一番なのだから。
「誰かが上に立たなければならない。お前にその資格はあるのか?」
[No.369] 2012/08/21(Tue) 20:06:06 |