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all 『 いちご100% Second Story 』 ... - シード - 2006/06/20(Tue) 22:18:45 [No.107]
Re: 『 いちご100% Second Story ... - シード - 2006/06/20(Tue) 22:25:26 [No.108]
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Re: 『 いちご100% Second Story ... - シード - 2006/10/12(Thu) 21:50:33 [No.197]


Re: 『 いちご100% Second Story 』 第二話 (No.107 への返信) - シード

『 思い出の場所で 』

撮影現場に到着、車を降りるとそこは、どこかで見覚えのある風景が。
「ん、高校?」 
「泉坂高校だ!」
「なつかしーなー」
ここに来るのは思い出せないくらい前の事だった。
物思いに耽っていると、背中のほうから俺を呼ぶ声がした。
「真中君…」
後ろを振り向くと、そこには東城がいた。
「東城!!? 」
「な、何でここに」
びっくりした顔で東城を見つめた。
「真中君こそ、なんでここに」
東城に訳を話した。
「へー、真中君も頑張ってるんだ」
「ところで、東城は何でここにいるの?」
「わたしは監督に呼ばれて、撮影現場を見てほしいと頼まれたの」
「撮影現場って? 東城、まさかこの映画のシナリオってお前が書いたのか?」
「うん、そうだよ」
「相変わらず、すごいな、東城は」
俺は、改めて東城の才能を実感した。

「ねえ、真中君、久しぶりにあそこの場所、行ってみない」
東城の言う、あそこの場所が俺には、すぐに分かった。
「ああ、行ってみるか」
そう、俺たち、二人の思い出の場所、そして始めて出会ったその場所。

立ち入り禁止のチェーンを越え重い扉を開けた。
その瞬間、始めて東城と出会った日の事が、走馬灯のように駆け巡った。
「東城、覚えているか、俺との約束を」
東城は軽くうなずいた。
「もう少し待っていてくれ、何年かかるか分からないけど、俺とお前の映画作ろうな」
東城に向かって話しかけた。
「うん、わたし楽しみにしてる」
俺は、夢中になって東城と映画の話をした。
こうして東城と話をしていると、とても楽しい、なぜなんだろう?
忘れかけていた思いが込み上げて来た。
その瞬間、突然、東城と話が出来なくなった。
西野…

「そろそろ戻ろうか」
俺たちは、思い出の場所を後にした。

撮影も終わり、帰り支度をしていると、東城から一枚のメモを渡された。
「真中君、それじゃーまた」
そう言って東城は去っていった。
メモを開くと、そこには、東城の携帯番号とメールアドレスが書いてあった。
これって、どういうことなのだろう…
まさか、東城は今でも俺のこと…
俺は、西野と…
西野に会いたい…
突然そんな気持ちがわいてきた。
俺はただ、東城の事を、無理やり忘れたいだけなのかもしれない。


[No.108] 2006/06/20(Tue) 22:25:26

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