見えない明日・見える未来〜プロローグ〜 - シン - 2006/05/10(Wed) 00:52:22 [No.64] |
見えない明日・見える未来〜第1話〜 - シン - 2006/05/15(Mon) 23:50:22 [No.66] |
見えない明日・見える未来〜第2話〜 - シン - 2006/05/17(Wed) 00:44:24 [No.67] |
見えない明日・見える未来〜第3話〜 - シン - 2006/05/20(Sat) 23:31:08 [No.68] |
見えない明日・見える未来〜第4話〜 - シン - 2006/05/22(Mon) 01:14:59 [No.69] |
見えない明日・見える未来〜第5話〜 - シン - 2006/05/25(Thu) 00:24:56 [No.70] |
見えない明日・見える未来〜第6話〜 - シン - 2006/05/28(Sun) 01:37:34 [No.72] |
見えない明日・見える未来〜第7話〜 - シン - 2006/05/29(Mon) 00:08:40 [No.73] |
見えない明日・見える未来〜第8話〜 - シン - 2006/05/29(Mon) 01:18:46 [No.74] |
見えない明日・見える未来〜第9話〜 - シン - 2006/05/31(Wed) 19:13:13 [No.79] |
見えない明日・見える未来〜第10話〜 - シン - 2006/05/31(Wed) 23:21:36 [No.81] |
見えない明日・見える未来〜第11話〜 - シン - 2006/06/01(Thu) 00:32:32 [No.82] |
見えない明日・見える未来〜第12話〜 - シン - 2006/06/03(Sat) 23:29:50 [No.85] |
見えない明日・見える未来〜第13話〜 - シン - 2006/06/04(Sun) 00:29:05 [No.86] |
見えない明日・見える未来〜第14話〜 - シン - 2006/06/04(Sun) 15:32:04 [No.87] |
見えない明日・見える未来〜第15話〜 - シン - 2006/06/04(Sun) 16:38:35 [No.88] |
見えない明日・見える未来〜第16話〜 - シン - 2006/06/05(Mon) 00:15:45 [No.90] |
見えない明日・見える未来〜第17話〜 - シン - 2006/06/05(Mon) 22:57:13 [No.92] |
見えない明日・見える未来〜第18話〜 - シン - 2006/06/06(Tue) 14:38:15 [No.93] |
見えない明日・見える未来〜第19話〜 - シン - 2006/06/09(Fri) 00:42:53 [No.95] |
見えない明日・見える未来〜第20話〜 - シン - 2006/06/09(Fri) 22:53:43 [No.96] |
見えない明日・見える未来〜第21話〜 - シン - 2006/06/10(Sat) 23:30:50 [No.97] |
見えない明日・見える未来〜第22話〜 - シン - 2006/06/11(Sun) 22:56:49 [No.98] |
見えない明日・見える未来〜第23話〜 - シン - 2006/06/11(Sun) 23:58:00 [No.99] |
見えない明日・見える未来〜第24話〜 - シン - 2006/06/13(Tue) 15:29:23 [No.101] |
見えない明日・見える未来〜第25話〜 - シン - 2006/06/15(Thu) 00:03:21 [No.102] |
見えない明日・見える未来〜第26話〜 - シン - 2006/06/18(Sun) 00:13:37 [No.104] |
見えない明日・見える未来〜第27話〜 - シン - 2006/06/19(Mon) 00:53:17 [No.105] |
見えない明日・見える未来〜第28話〜 - シン - 2006/06/19(Mon) 18:59:33 [No.106] |
見えない明日・見える未来〜第29話〜 - シン - 2006/06/25(Sun) 17:33:55 [No.109] |
見えない明日・見える未来〜第30話〜 - シン - 2006/06/29(Thu) 00:23:39 [No.110] |
見えない明日・見える未来〜第31話〜 - シン - 2006/06/30(Fri) 00:18:17 [No.112] |
見えない明日・見える未来〜第32話〜 - シン - 2006/06/30(Fri) 23:45:45 [No.113] |
見えない明日・見える未来〜第33話〜 - シン - 2006/07/01(Sat) 23:25:33 [No.115] |
見えない明日・見える未来〜最終話〜 - シン - 2006/07/02(Sun) 00:05:34 [No.116] |
見えない明日・見える未来〜エピローグ〜 - シン - 2006/07/02(Sun) 01:12:46 [No.117] |
第30話「あまりにも似すぎた二人」 全員が到着して数分後…… 「ん?やっと来たか」 広男が広樹と共に歩いてきた。 「あれ…?何かのテレビ番組で見た事があるような……」 「え、何か知ってるの?お父さん」 綾の父が何かに気づいた。 「さて…紹介するか……」 健治が切り出した。 「この人は黒笹広男先生……通称・ブラックジャックだ」 「へ!?中間さん!それはギャグで言ってるんですか!?」 淳平が健治に尋ねた。 「ギャグじゃない」 (もっとも俺[シン]はギャグで使ったが) 「そして……この手術の執刀医である」 「!執刀医………!なるほどな………」 裕紀がそれに気づいた。 「ちょっと待て!ねーちゃんの病気は………!」 正太郎がごもっともな疑問を口にした。 「そ、そうだよ!俺だって今日、石原先生からそれについて聞いたばかりなのに!」 淳平もさすがにそれを口にする。 「…ま、最初から説明する……」 「ただでさえ信じられないような内容だからな」 「は…はい……」 綾の父はただうなずいた。 「確かに裕紀が真中たちに言ったように『NFP』は治せない病気だった」 「だが……それはもう過去の話だ」 「俺は娘さんの件を聞いてからいろいろ情報を調べた…」 「そんな中、俺は8年前までこの病院の院長をしていた黒笹先生に連絡を取った…」 「そして……結果が…これです……」 「ま…まさか……」 綾の父が『それ』を理解した。 「その通りです………」 「『NFP』の手術を行う方法を……見つけていたんですよ……」 「え……まさか……それなら…………東城が……助かるって……事なのか!?」 「ああ、その通りだ」 「………やったよ……東城……俺たち……まだ一緒に…いられるかもしれないって……」 「……うん…………あたしも…よかった………」 「さて…あとは黒笹先生…頼みます」 「そうじゃな…これからはわしがこの手術の説明をする」 「あと、患者の検査をしてくれ」 「あ、はい!」 看護師たちが慌しく動き始めた。 「あの……俺…東城のそばに…いても……いいですか?」 淳平が広男に尋ねた。 「ああ、構わんよ」 「話は聞いているよ。君はあの子のそばに付いていてくれ」 広男は快く認めた。 「じゃ、真中くん……だっけ、君もこっちに来て」 それを受けて、青木が淳平を誘導した。 「さて、説明を行うとするかのう……」 そして、説明が始まった。 「……と、いうわけじゃ」 「つまり、手術自体はそれほど時間もかからず、患者への負担も小さいというわけじゃ」 「は…はい……」 「あなた…よかった……」 「やれやれ……健治の奴…………よくやるぜ……」 「それにしても、黒笹先生はこれが『リベンジマッチ』になるわけなんでしょ?」 「ああ、そうだな……裕紀くんの言う通りじゃ」 「……あの〜石原先生に黒笹先生……あなたたちの関係って……」 ずっと気になっていたことに美鈴が質問した。 「ああ、黒笹先生は…俺たちがガキの頃からの知り合い……というより友人だな」 「まあ、会うのは7年半ぶりだけどな」 「は、はあ………」 「先生!検査終了です!」 「ふむ……これが結果か……」 広男は結果に目を通していた。 と、そこである項目で目が止まった。 「血液型……A型のRh−か……」 「(これは…いくらなんでも……似過ぎじゃが……まあいい………)」 「すぐにA型のRh−の輸血ができるように準備じゃ!」 「Rh−の血液を取り寄せるのじゃ!」 「Rh−だと!?」 広樹が唸った。 「まずいな……よりによってRh−か…………」 「さっき……調べてきたが……Rh−はほとんどないぞ……」 「な、なんじゃと!?」 「そ、それは一体………?」 綾の母が尋ねた。 「わしが説明しよう」 「Rh型とは血液型のもう一つの形といったところじゃ」 「+と−があってこれが合わなければ輸血は不可能じゃ」 「そして、日本人のほとんど……99%以上は+じゃ」 「そして、娘さんはその1%以下の確率の……−の型を持っているのじゃ」 「な、何だって!?」 綾の父は狼狽した。 「くそっ……よりによってそこまで似ているのかよ………!」 健治が毒づく。 「(いくらなんでも似すぎだ……これじゃ……手術以前の問題だ…!)」 「(どうする……!? !!!そうだ!最後の手段があった!)」 健治はひらめいた。 「黒笹先生!Rh−の血液なら……確かこの病院のどこかにあったはずだ!」 「!健治くん!それは…………!」 「ああ!先生があの時放っておいた研究用に取った血液!あれがRh−だろ!」 「よし、分かった!すぐに探せ!」 「健治君、それは一体……?」 綾の父が尋ねる。 「……真矢の……血ですよ………」 「真矢も……Rh−でしたから…………」 「そうか………」 数分後……… 「黒笹先生!ありました!これですね!?」 「おお!それじゃ!」 「あとは何としてもありったけの血を集めるのじゃ!」 「多くて困る事は無いからな!」 「はい!」 それから数十分後…… 「よし……準備は完了じゃ」 「あとはこの書類にサインを」 「はい………」 綾の両親が手術同意書にサインした。 そしてその数分後、手術室前……… 「先輩!がんばって!」 「ここが踏ん張りどころよ、東城さん!」 「東城……ま、話は出てきた後にするか」 「綾ちゃん!大丈夫だからね!」 「そうだぜ!戻って来いよ綾ちゃん!」 「東城さん、俺……いろいろ話したい事があるからとにかくがんばって!」 「俺も修平と同じだぜ!」 修平が、一馬が、美鈴が、さつきが、外村が……みんなが綾を励ます……… 「東城さん……………………」 つかさは綾にかける言葉が思い浮かばなかった。 「……やっぱり……後にするね」 「東城さんに謝るのは……………」 「だから………絶対に……戻ってきて………」 「……うん…………心配しないで」 「あたし、真中くんとこれから一緒にいられるのにここで死んだら話にならないからね……」 「……それなら大丈夫だね!」 「……と、言うより俺としては黒笹先生が失敗するなんて思ってもねーけどな」 「…………ま、中間さんもそう言ってるし、東城さんもこれなら大丈夫ね!」 つかさには不思議と不安が無かった……… 「………俺……手術中もそばにいるよ………」 「え!?ちょっと淳平くん、それ本気なの!?」 淳平が突然切り出した。 「本気さ、今まで傷つけた分も全部受け止めるって言ったばかりだし………」 「それに、俺自身…東城といつでも一緒にいたいから………」 「そうか………それじゃ、黒笹先生、できるか?」 淳平の意思を感じ取った健治が広男に言った。 「ああ、構わんよ」 「え!?いいんですか!?」 さすがに看護師の一人が異議を唱える。 だが、 「なに、この程度の事で手術ができないなんて言ったら……」 「天下のブラックジャックの名に傷が付いてしまうからのう」 「それに、この子……真中君がいなければ不安になるじゃろうしな」 「じゃから、別に問題は無いのじゃよ」 「は、はあ………」 「ま、相変わらずだな……黒笹先生……」 健治は半ば呆れながらも少しの笑みをこぼしていた……… 「さてと、それじゃ俺たちは終わるのを待つとするか」 「そうじゃな…………では……行ってくる……」 「東城……俺が…ついてるからな………」 そして、手術室の中へ消えていった………… [No.110] 2006/06/29(Thu) 00:23:39 |