way of a sweet strawberry 〜二人の道〜 - 空後 - 2008/07/12(Sat) 18:24:51 [No.1092] |
〜二人の道〜 プロローグ - 空後 - 2008/07/12(Sat) 18:32:39 [No.1093] |
〜二人の道〜 「第1話」 - 空後 - 2008/07/12(Sat) 21:19:15 [No.1094] |
〜二人の道〜 「第2話」 - 空後 - 2008/07/13(Sun) 19:28:13 [No.1100] |
〜二人の道〜 「第3話」 - 空後 - 2008/07/13(Sun) 22:01:18 [No.1101] |
〜二人の道〜 「第4話」 - 空後 - 2008/07/14(Mon) 18:17:52 [No.1102] |
〜二人の道〜 「第5話」 - 空後 - 2008/07/17(Thu) 17:24:33 [No.1113] |
〜二人の道〜 「第6話」 - 空後 - 2008/07/18(Fri) 22:53:59 [No.1115] |
〜二人の道〜 「第7話」 - 空後 - 2008/07/19(Sat) 18:37:28 [No.1117] |
〜二人の道〜 「第8話」 - 空後 - 2008/07/21(Mon) 21:19:55 [No.1118] |
〜二人の道〜 「第9話」 - 空後 - 2008/07/22(Tue) 21:38:12 [No.1119] |
〜二人の道〜 「第10話」 - 空後 - 2008/07/23(Wed) 20:12:45 [No.1120] |
〜二人の道〜 「第11話」 - 空後 - 2008/07/24(Thu) 22:27:20 [No.1121] |
〜二人の道〜 「第12話」 - 空後 - 2008/07/25(Fri) 20:17:57 [No.1123] |
〜二人の道〜 「第13話」 - 空後 - 2008/07/27(Sun) 22:44:44 [No.1128] |
〜二人の道〜 「第14話」 - 空後 - 2008/07/28(Mon) 20:21:01 [No.1130] |
〜二人の道〜 「第15話」 - 空後 - 2008/07/29(Tue) 21:30:40 [No.1131] |
「はぁー」 夜遅く人気もあまりない住宅街に一人の少女が深くため息をついている (真中のやつ…なんであんな貧相な体のやつなんかとあたしの方が絶対なんなやつなんか比べものにならないくらいいいのに) この少女【北大路さつき】は最近、同じようなことばかり考えている 「大体一度別れたのになんでまたつきあってんのよ!!!」 さつきはかなり機嫌が悪い (絶対西野つかさから真中のやつを奪ってやる!) 憎悪の表情を見せるさつき そんな中… 「あは、もーっ淳平くんたら」 「そんなに笑うなよ」 仲良く手をつなぐ男女の姿が合った (あれは真中と西野つかさ!こっちへ来る!?) さつきはとっさに曲がり角に曲がり身を潜めた 「じゃあ、見送りはここまででいいから…」 「うん。それじゃあ、文化祭楽しみにしててよ」 「うん。また、あたしをわくわくさせてね」 楽しそうに話す二人 「ああ、もちろんだよ!つかさが喜んでくれるものが作れるようにがんばるから」 「じゃあ、すっごく期待しちゃうからね」 (なによ!あんなに楽しそうに話しちゃって あんなに楽しそうに話す真中初めて見た) さつきはつかさに対する悔しさがにじみ出ていた。 「じゃあまたね、淳平くん」 「またな、つかさ」 二人の別れる姿を見詰めるさつき 二人がその場を去った後ゆっくりと身を潜めていた場所からでた 「ホントだったんだ…」 (正直、あんまり信じてないところもあった…けど、さっきの西野つかさの顔、【恋人】だけに向けている顔だった 間違いない…あの二人はつきあってる…) その場で力なく立つさつき 憎しみと同時にやりきれない想いがこみ上げる (…けど…やっぱりあいつのことが好きだよ、どうしたらいいのかな。この気持ち…) 「…うっ…うっ…うっ……」 とうとう泣き崩れるさつき、最初の強気な姿勢は全くない 二人の幸せそうな姿は一人の少女を悲しませてしまった… そして、泉坂高校の文化祭の前日 映研部は文化祭の最後の仕上げをしていた 「おーい、真中!もうちょっと力いれろよー!」 「わかってるって!」 カン! カン! カン! 必死で金槌をたたく淳平 「これで最後の一釘」 「おー、がんばれ」 扇子をぱたぱたさせながらいう外村 「よーし、これで完成!」 「これで完成かー」 淳平と小宮山は最後の看板の取り付け作業を今終わらしたところだ 「うわぁー」 「すごい…」 そんな声が聞こえる中 「…てゆーかこれじゃあキャバレーじゃん」 「これでいいんだよ」 美鈴がそういうのも無理はなくなぜかつかさの誕生日の時、少しだけ取った映像がありチェルシーエンジェルの格好をしているつかさとさつきと綾の看板だからだ 「なんか映画の内容は完全に無視されてるみたい」 美鈴は少し不満があるようだ 「なにをいう中はこんなに映画館風に仕上げているというのに」 「去年もこの手で客読んだようなものだからな」 淳平も美鈴の意見と賛成のような感じである (いつかは実力で人を惹きつけられる映画を作りたいな…そんな映画を作ったらまずは一番につかさに見てほしいな… それだけじゃなくて…これから俺がつくる映画はつかさが一番に見てほしいな…) 考えを巡らせる淳平、最近はつかさのことばかりを考えている 「それにしてもよかたですね。この広い部屋借りることができて」 「そうそう、美鈴ちゃん。去年のリピーターが来てくれれば、また上位入賞もアリだな」 「いや、わからないぞ!客をいれるためならどの部も必死だからな 廃部になるくらいなら何やってもかまわないと思う女子だって何人かいるだろう」 小宮山と美鈴が話していたが黒川先生が割り込んできた 「まぁ、それでも何とかがんばって私をイタリアに連れて行ってくれ 「はい、喜んで!黒川先生」 黒川先生にそういわれすっかり目がハートになっている外村 「だから、賞金は部のものなんですってば!!!」 そこへつっこみをいれる淳平 なんだかんだでいい雰囲気の映研部 しかし、そこには一人かけている人がいた (さつきがいないな…) さすがに文化祭一週間前には手伝いに来ていたさつき、だが淳平から避けるような節が見られまだ心の傷は修復仕切れていないようだ 今日は早くに自分のするべきことをしてしまうと帰ってしまった 「さつきちゃんが心配か?」 突然話しかける外村 「ああ、やっぱりな…」 くらい顔をして答えるが 「そんなにくらい顔すんなよ 文化祭が終わったらもう一度話し合ってみろよ、仲直りができるようにな!」 外村は淳平の背中をパンとたたき励ました 「ああ、ありがとう じゃあ、気合いを入れて明日を望みますか」 「「「「「おーー!」」」」」 みんなで拳を突き出して気合いを入れる 心はまとまっているようだ そして、翌日… パーン! パーン! パーン! とうとうこの日がやってきた 今日は泉坂高校の文化祭【乱泉祭】だ 「とうとうこの日が来たな…」 「がんばって優勝をねらいたいな」 映研部の看板を見ながら感傷に浸る淳平と外村 (この日のためにがんばったんだ…それにコンクールだって絶対にいいものにしてやる!) 心の中で静かに闘志を燃やす淳平に… どーん! 一人の小柄な女の子がぶつかってきた 「いててて…大丈夫」 淳平は優しく声をかけて手をさしのべるが… 「邪魔!!!」 ぽかーん… 真中は突然にそんなことをいわれあっけにとられた… 女の子はそのまま走り去っていった 「おい!真中、なんでそのコ捕まえないんだよ!」 「は?なんで?」 捕まえる意味のわからない淳平 「だってあんなかわいい娘うちの学校にいたなんてオマエ知ってか」 「いや…」 「あの娘の写真取るチャンスだったのにーっ」 「お前ってやつは…」 それで捕まえるっていう理由はいかがなものか…っと思う淳平であった 一方… 「あたし…そろそろ行かないとな…」 そろそろ上映の時間なので開場へいこうとする綾 そんな綾を止めようとする着ぐるみが… 「いかせない!!噂で聞いたよ、いったらキミは恥ずかしい格好で客を呼ばなくてはならないんだろ!?」 「えっと…ええ、まぁ…」 さすがの綾も着ぐるみのお友達がいるはずもなくしどろもどろな返答をした 「あ、つい…ごめん、さすがに誰だかわかんないよね」 着ぐるみはそういってかわいいウサギ頭を取り外し出した その中身は… 「天地くん?なんでそんな格好を…」 なんと天地であった 「綾さん!僕には耐えられない!!部のためとはいえ女性にそんな格好をさせるなんて」 天地は頭を抱えながらいっている 「天地くん落ち着いて」 「あ…ありがとうございます、」 綾の言葉で落ち着きを取り戻す天地 「そこで僕からお願いがあります!」 頭を抱えていたかと思うと急に綾の手を握りしめる天地 「その…今日は、僕と文化祭を一緒に楽しんでくださいませんか」 「えっと…」 天地の迫力に押される綾 「絶対にいやな思いをさせません…楽しませるように努力しますから」 (天地くん…あたしのことを思って…) 「じゃあ…よろしくお願いしま!」 笑顔で天地の真剣な気持ちに答えた 「じゃあ、早速いきましょう。綾さん」 天地は優しく綾の手を取り綾を引っ張っていく…このとき、綾に新たな感情を芽生え始めていた [No.1131] 2008/07/29(Tue) 21:30:40 |