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見えない明日・見える未来 第二部〜第5話〜 (No.142 への返信) - シン

第5話「始動!!ダブルゼータ」


いくらなんでも上のは嘘です。


第5話「始動!!新生映像研究部」






彰の言葉には全員が驚いた。


「ちょ、それはどういう意味よ!」


美香がまず突っ込んだ。


「どういう意味かって?そのまんまの意味さ」


「まあ文才は認めるけどな」





「………………」


修平は彰をただ黙って見ている。


「俺は知ってるんだよ。あの人についてお前らが知らないような事をな」


「それってどういう事よ!?」


遥が疑問を投げかけた。


「話すと長いけどな…ただ一つ間違いなく言えることは作家・東城綾は恋人・真中淳平がいなければ何もできないってことだよ!」


「それは……どういう事なの!?」


由美が尋ねる。


「だからそのまんまの意味だ。もっと言えば、東城綾はすでに真中淳平無しでは生きる事もできないような奴になってんだよ!」


「…………!!」


その言葉で修平の顔が変わった。


「そんな奴が尊敬する人だなんて……笑わせるぜ!東出先輩よォ!」


その言葉で紗耶の目から涙がこぼれるのを修平はしっかりと見ていた。





そして、その直後、修平は彰を殴っていた。


ガッシャーン!


その拳で彰は吹き飛ばされ壁にぶつかった。





「………でも事実だろ?火野先輩」


起き上がりながら彰は言った。


「………ふざけるな………!」


「………やけに東出先輩をかばうな……」


「惚れてるのか?」


「ふざけるなと………言ってるだろうがぁっ!」


再びその拳が彰を捕らえた。






「………あちゃ〜アイツはもうダメだ………」


「(まあ惚れてるというより付き合ってるんだけどな…………)」


「き、北大路先輩!そんな事を言う前に止めないと!!!」


浩太が慌てながら言った。


が………


「知るか。自業自得だろ」


「それに今の修平は止めれねーよ。止めようとしたらこっちがひどい目に遭うからな……」


「………なるほど………」


浩太は納得してしまった。






その間にも………


「………いや……ひょっとして……東城綾に惚れてるのか?」


「………!!!!!!!!」


修平の頭の奥で何かが弾けるような音が………ではなく、何かが切れる音がした。


「………ふざけるなーーーー!!!!」


その怒りの拳が叩きつけられる………









「………あ〜あ………禁句を言っちゃった………」


「え?」


茜が尋ねた。


「いや……事実だったからな………」


「それより……霊柩車を呼んでくれ」


「いや、それはさすがに問題が……」


美香が突っ込みを入れた。


と、ここで沈黙を保っていた一樹がいすから立ち上がった。





そして、一樹が修平の手をつかんだ。


「……火野部長……大人気無いですよ」


「………だが………上田が言った言葉はどうなんだ?」


「……それについては俺が話をつけます………」


「……そうか……」





「………上田……お前……実際に東城綾に会ったことがあるのか?」


「……いや、親父から……聞いただけだ……東城綾の過去をな……」


「……実際に会った事も無い人間の事をよくそこまで言えるな……ある意味感心するぜ……」


「俺からしてみれば……正しいかどうかも分からない話の方が……笑わせるぜ………」


一樹は自分の意見を言った。





「…………フフ………ハーッハッハッハ!」


突然彰は大声で笑い出した。


「何がおかしい!?」


「いや………さすがに参ったぜ………そこまで言われるとな……」


「それに安心したぜ……先輩がどれだけ東城さんを尊敬しているか分かってな………」


「……つまり……俺たちを……試したのか!?」


修平が尋ねた。


「ま、そういうことだな」


「やれやれ………一本取られたな………」


修平は頭を掻いていた。





「……あれ?そういえば…上田は親父から聞いたって言ったよな?」


何かに気づいた修平が尋ねた。


「ああ」


「……ひょっとして……お前の親父って……?」


「ああ。俺の親父は上田彰治、泉坂警察署の警部さ」


「「な、何だって〜!?」」


修平と一馬は同時に驚いた。


「あ〜でも納得した。上田警部なら東城さんについてよく知ってるからな〜」


「……どういう事ですか?」


美香が一馬に尋ねた。


「ま……色々とな……」


「?」


「まあただ一つ言えるのは……上田の言葉は決して間違いではないって事だ……」


修平が何か考えながら言った。


「「「「「「…………?」」」」」」


何も分からない面々。


「まあこれで1年生7人を加えて新生映研が始動だーっ!」


「「「「「「「「「「おーっ!」」」」」」」」」」


修平の言葉で一馬、紗耶を含めた面々が声を上げた。


「……ま…悪くないな……」


一樹も少し顔が緩んでいた……





……と、ここで修平の携帯が鳴った。


ディスプレイには『真中淳平』と出ていた………


[No.145] 2006/08/09(Wed) 11:09:30

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