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見えない明日・見える未来 第二部〜第6話〜 (No.145 への返信) - シン

第6話「綾の真実」





「……誰だよこんな時に…………ってオイ!?」


「ん?修平、どうした?」


「一馬、ちょっと電話するから部室を出るぞ」


「分かった」


そして修平は部室を出た。





「……ねえ一樹、誰からの電話なんだろう………?」


「知るか。俺に訊くな」


「………それもそうよね」


一樹の指摘で美香は納得した。








一方………


「真中さん、こんな時に何の用ですか?」


[確か…今日って映研の新メンバーが入部する日って言ってたよな]


「ああ、そうだけど………で、何なんだ?」


[いや、ちょっと様子見しに行こうかなって……]


「ハァ!?今から来るのか!?」


[いや、もう綾と一緒に校門まで来てるんだけど………]


「………(オイ!!!)……まあいいか………」


[それじゃあ今から部室に行くからな]


「へいへ〜い………」


そして電話は切れた。










「誰からの電話だったんだ?」


部室に戻った修平に一馬が尋ねた。


「……映研のOBと言っておこうか」


「…………まさか?」


「そ。そのまさかさ」


「で、みんな、ちょっと今から映研のOBが来ることになった」


「え!?OBって誰なの!?」


由美が驚きつつ尋ねた。


「ま、今に分かるさ」


「「「「「「「………?」」」」」」」







それから少しして……


ガララ!


「修平くん、一馬くん、紗耶ちゃん久しぶり!」


「こんにちは〜」


淳平と綾が入ってきた。


「ホントに久しぶりだな〜」


「しっかしお2人さんは相変わらず熱いねぇ〜」


一馬がからかうが別に慌てる事もない。


「お久しぶりです東城さん」


修平たちがまず挨拶した。


「……えっ?えっ?えええぇっ!?と、東城さんが何でここに!?」


美香が激しく驚いた。


「………リアクションでけーよ………でも何でまた!?」


「で、でも本物!?モノホン!?」


「……美香ちゃん、モノホンって………でもマジかよ!?ヤバイ!テレビで見るよりずっと綺麗だ………」


とりあえずリアクションの大きい美香に一樹と浩太が突っ込む。
(立場が逆転している)


が、やはり突然の来客に少なからず驚いている。


「ま、まさかこんな所で東城さんに会えるなんて……」(遥)


「じゃあOBって東城さんと真中さんの事だったんだ!」(由美)


「なんだかオーラが出てる……東城さんはやっぱりすごい…」(茜)


「………(ヤバイ!さっきの事は言わないでくれ!!!)」(彰)


彰を除いて全員が何かしら驚きの言葉を述べた。


(彰は先ほどの騒ぎがあるので焦っている)











まあそんなこんなで………


その後一樹達は淳平や綾と話をいろいろする事となった。


(途中で浩太が「どうやって東城さんみたいな美人の恋人を手に入れれたんですか?」と淳平に尋ねたため、2人は顔を赤くした)






「あ、そうだ修平くん、一馬くん、紗耶ちゃんちょっといいかな?」


淳平がいきなり切り出した。


「ん?何なんだ?」


とりあえず5人は廊下に出た。






「「「「「「「………?????」」」」」」」








「で、何なんだ?」


修平が尋ねた。


「ああ、実は来週の水曜日に西野が帰ってくるんだ!」


「………マジ!?」


「2年ぶりか〜」


「西野さんか〜会ってみたいな……まだ会った事は無いから……」


「そうね…あたしも西野さんに久しぶりに会ってみたいからね…」


「…と、いうことは………」


「……ああ、そうだな………」


「………」


修平の言葉で淳平は真剣な顔つきになり、綾は顔を赤くした。


「まあとりあえず戻ろう」


「そうだな」








「おまたせ〜」


「部長、何を話してたんですか?」


浩太が尋ねた。


「ああ、その事なんだが……来週の水曜日は全員集合な」


「「「「「「「え゛!?」」」」」」」


「問答無用!!!」


一馬が叫んだ。


「「「「「「「(そんなのって………アリ?)」」」」」」」


「あ、そろそろ俺たちは……」


「そうか。んじゃ次は来週の水曜日だな」


「そうだな」


「それじゃあみんなまたね」


そして淳平と綾は帰っていった………








「……それにしてもなんだかオーラの出てる人でしたね〜」


「確かに東瀬さんの言うとおりだったよね」


「あたしもなんだかわかるな……」


美香の言葉に由美と遥も同意した。


「そういえば上田の言葉が間違っていないって言ってましたけど、それってどういう意味っすか?」


浩太が尋ねた。


その質問で修平と一馬は真剣な顔つきになった。


「ああ、それについて話そうと思ってたところだ」


「みんなは何で真中さんが東城さんを恋人にできたか疑問に思った事は無いか?」


一馬の言葉で全員が考え込んだ。


「確かに真中さんって実際に見たらよく分かったけど……なんだか普通よね……」


「そう…ですよね……」


茜は美香の言葉に同意した。


「普通に見たらなんだか不釣合いというか何というか……」


遥は客観的に言った。


「でも2人は本当に仲がいいけどね……」


しかし、由美は事実を述べた。


「………………ま、考えて分かる事じゃないな………」


一樹は最終的な結論を述べた。


「………分からないですよね?」


「「「「「「うんうん」」」」」」


紗耶の言葉に対して一樹も一緒になって言った。


「まあ………それについてなんだが……まあホントに話すと長いからな……」


「で、今日N●K総合で東城さんについてのドキュメンタリーがあるんだ。それを見たらよく分かるはずだ。上田の言葉の意味もさっきの質問の答えもな」


「ま、とりあえず今日はこれで終わりだ」


「みんなおつかれ〜」















その日の夜……


一樹は美香の家にいた。


「悪りーな。俺の家のテレビが今修理に出てるからな……」


「いいっていいって。それよりあたしのお母さんったら今日東城さんに会ったって言ったら「何でサインもらわなかったのよ!」って言い出してさ〜」


「………アホだな……」


「………うん………」


「あ、始まるよ……」


そして番組は始まった。


最初の映像はビルの屋上で抱き合っている2人の姿だった。





[あたし……ずっと真中くんのそばに……いてもいいんだよね!?]


[……ああ……もちろんだよ……]


[今まで傷つけた分まで……全部受け止めてやるから………]


[あ…り……が……とう…………]


そんな会話が聞こえた。


「「………????????????????????????」」


全く事態が飲み込めない2人。









そして、番組は綾のこれまでを語り始めた………





淳平との出会いと恋……


失恋と死の病……


その苦しみ故の自殺未遂と奇跡の生還…





……そして、今の幸せ…………












それらの話は一樹の乾ききった心と涙腺を潤わせるには十分だった……









次回予告


つかさの帰郷、そして時の止まった青年健治の今は……


次回「つかさの帰郷」


………そのまんまじゃん!!!


しかもこの話の終盤は完璧に『HEART』第二部の第4話だし!


結果、俺自身の構成力の低さにorz


[No.146] 2006/08/10(Thu) 05:05:38

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