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見えない明日・見える未来〜番外編14〜 (No.147 への返信) - シン

見えない明日・見える未来〜番外編14〜









では早速…


PHASE2「2人の絆」








淳平と綾が帰宅(綾の家に)する数分前……


綾の家


「おーい!まだ帰ってきてないよな!?」


修平と一馬が入ってきた。


「ああ、まだだ」


先に戻っていた健治が答えた。


「よし修平、急ごうぜ!」


「OK!」


そして2人は台所に入った。








ほぼ同時刻…


「じゃあそろそろ帰ろうか」


「うん、そうだね」


「いや〜今日は楽しかったな〜」


「うん!」


「(……それにしても……綾ってこんな表情見せるんだなぁ……)」


「(それにデートってだけですごく喜んで……なんかかわいいなぁ)」


淳平はそんな事を考えていた。










それから数分後


「ただいま〜」


「……あれ?返事が無い?」


淳平と綾は家に入ったが異変に気づいた。


「おかしいな……どこにいるんだろう……?」


「……ん?あそこかな……?」


綾が何かに気づいた。


「………なんか……人の気配がするな…………行ってみよう」


「そうね」


そしてその部屋の扉を綾が開けた。





「「ん?」」


「東城
「東城さん  
「東城先輩    退院おめでとう!!!」」」」」(かなり大勢)
「綾さん
「綾ちゃん


「「え、えええっ!?」」


突然の事に2人は驚いた。


何とそこには外村やさつき、唯、天地などといった友人、


いつも綾を気遣っていた修平と一馬、


そして健治、広樹、裕紀もいた。


注・英雄は現在四国にいるはずです!


「え、これはどういう事!?」


綾が父に尋ねる。


「黙っていてすまなかったな…ただ一つ言えることはみんな綾の帰りを待ち続けていたという事なんだ」


「え……?」


「そうですよ!みんな待ってたんですよ先輩!」


「そうそう、俺たちみんな東城さんを待ってたんだぜ!」


まず美鈴と修平が言った。


「……な、だから前に言ったろ?みんな東城の帰りを待ってるって」


健治が綾に言った。


「……みんな……ありがとう……」


綾は自分の事を真剣に思ってくれるみんなの優しさに涙を流していた。


「泣くには早いぞ、綾。さて今日はパーティだぞ!みんな楽しもうじゃないか!」


綾の父が声を上げた。


「(……あれ!?さっきまでと口調が違う!?)」


修平は何よりもそのことに驚いた。






さて、そんなこんなで……


「おーい!みんなたくさん食ってくれよー!」


「そうだぜ!俺と一馬が作ったんだぜ!」


「やっぱり一馬も修平も料理うまいね〜」


2人の料理の腕に感心するさつき。


「おーい!もう一本焼酎を出せーーっ!!」


「黒川先生……もう酔ってるし……」


対して黒川に呆れる美鈴。





「それにしても英雄は遅いな〜」


裕紀が言った直後、


「ふ〜お待たせ〜 それと東城、退院おめでとう!」


英雄がやってきた。


「あれ、松井さん!?四国にいたんじゃ……」


淳平が英雄に尋ねた。


「ああ、今日はデーゲームだったからさっさと試合を終わらせて急いで来たんだよ」


「へ〜……」


「何かある意味すごいな……さっさと終わらせるって……」


感心する淳平と修平だった。


「それにしても東城さんはホントに元気になったよな」


一馬が言った。


「ま、その最大の理由はやっぱり真中さんの存在でしょ」


「え?」


修平の言葉の意味が分からない淳平。


「実際、クリスマス前の東城さんは正直見ていられなかったけど、
クリスマスを境にかなり変わったぜ」


「なんと言うか、幸せそうな表情を見せるようになったぜ」


「……確かに…そうだよな………」


「実際どうなんですか?東城さん」


修平が綾に尋ねた。


すると綾は顔を赤くして、


「だって……あたしもうどうしようもないくらい真中くんが好きなんだもん………だから……」


……と言った。


「……だってさ」


修平が半ば呆れながら淳平に言った。


どうやら最近修平は、綾が病的なほどに淳平にべったりである事にある種の危機感を持っているようだ。














さて、それから時は過ぎ……


9時になる頃にはほとんどの者が帰っていた。


「そうだ綾、家の掃除もあるから今日は真中くんの家に泊まりなさい」


綾の父が言った。


「え?真中くんの家に?」


「ああ、ちなみに今日は真中くんの両親も片付けの手伝いをするからここに泊まることになるだろうな」


「え……それってひょっとして………?(ふ、2人っきり!?)」


「ああ、そうだ。では真中くん、綾を頼むぞ」


「(………え?まさかこのパターンは……)……はい!」


「あ、そうそうこれに今日の着替えが入ってるからね」


そう言って綾の母が鞄を綾に渡した。


「では後は2人でごゆっくり〜」


綾の母が少し茶目っ気を含ませて言った。


「「はは…………」」

















淳平の自宅……


「ふう……(何か変な事になってきたなぁ)」


「(でも……これはチャンスかもしれない……俺たちが先に進むための………)」


「真中くん、じゃあ先にお風呂に入ってね……」


「あ、ああ分かった……」






淳平、入浴中……


その頃……


「(……今日は真中くんと2人っきり……)」


「(どうしよう……あたし……ずっとドキドキしてる………)」


「(真中くん………あたしたち……そろそろ……いいんだよね?)」


綾はこの先に起こる事を期待していた……








それからしばらくして……


「綾……お、お先に……」


淳平が風呂から出てきた。


その声は少し上ずっている。


「じゃ、じゃああたしが入るね……」


綾の声も少し上ずっていた……










綾、入浴中……


その頃……


「(な、何かものすごく順調に話が進んでる………)」


「(で、でも……いいんだよな!?少なくとも綾のお父さんやお母さんはいいみたいだし……)」


やはり淳平もこの先の事を期待しているようだ……







さて、綾は風呂から出て着替えていた…


「…あれ?浴衣……?」


鞄にはパジャマの代わりに浴衣が入っていた。


綾はこれまでいろいろな小説を読んできた。


その中には当然(?)官能小説も混じっている。


それらを読んだ経験からか、どうしても浴衣という物が気になって仕方ないようだ。


「(………いいんだよね……?真中くん……)」


綾はわざと浴衣の胸元を少しはだけさせていた。











「出たか綾……って、ゆ、浴衣!?」


「うん……」


「すごく似合ってる……(む、胸!胸元がはだけてるし!)」


そう言いながら淳平は胸元に目が行きっぱなしだ。


もっとも実際に似合ってると思っているが。


「ほ、ほんと?」


「うんうん」


「よかった………」


綾は淳平に笑顔を向けた。


「(ホントかわいいなぁ……)」


「あ、そういえば……綾って病院にあった七夕の短冊には何て書いたんだ?」


淳平が気になっていた事を尋ねた。


「え!?えっと……それは……」


綾は顔を赤くした。


「ん?教えてよ」


「『真中くんといつまでも一緒にいられますように』って………」


綾は顔を真っ赤にしながら言った。


「え!?」


「だって……あたし、真中くんのことがもうどうしようもないくらい好きなんだもん……」


「あ、綾……」


淳平はすぐにでも綾を抱きしめたい衝動に駆られていた。


「……ってやだ……あたしったら何を……」


綾はさらに顔を赤くしてうつむいた。





「でも……」


「でも?」


「あ、あのね…好きな人とその……そういうことしたいって思うのは………男の人だけじゃ……真中くんだけじゃないんだよ……?」


綾はうつむいたまま言った。


「え………?」


その言葉に衝撃を受ける淳平。


その時、淳平の頭の中に去年の暮れの綾と青木の会話が浮かんだ…


『退院したらいつだって真中くんを襲えるんだから〜』


『綾ちゃんってずっと欲求不満だったんでしょ?』


「(ま、まさか……本当に綾は………!?)」


「あ、あたしって欲張りなのかな……?真中くんと一緒にいられるだけでも幸せなのに………その先を望んでる……」


「や、やだ……ホントにあたしったら何を言ってるんだろ……」


「へ、変な事言ってごめんね真中く………ん!?」


その先の言葉は淳平の唇によって遮られた。





しばらくして淳平は唇を離して言った。


「あ、綾……俺……もう……止まれそうに……無いや……」


「うん………いいよ……真中くんなら………」


その言葉で淳平は綾を押し倒した……














その後何が起こったかは皆さんの想像に任せる事にする。


ただ、間違いなく言えることは、この後2人が愛を確かめ合ったという事である。














同時刻


修平、一馬、さつきの3人は、一馬の家の屋根に上がって見えない星空を見ていた。


「なあ、東城さんも真中さんも…幸せになれるかな………?」


「どうした?修平……」


「今更何言ってるのよ…あの2人なら絶対に幸せになれるって……」


「そう……だな………」





「ま、それにしても一馬と修平って仲いいよね……」


「真中と東城さんの関係もこんな感じなのかも……」


「どーゆー事だ?」


一馬がさつきに尋ねる。


「あの2人はお互いを信頼し合ってるでしょ…で、一馬と修平には固い絆がある……そのあたりが似てるのよ……」


「……そう…かもな………」


「だな……一馬………」








「(真中さん…東城さんを…幸せにしてやってくれよ………!)」


修平は心の底からの願いを淳平に放っていた……

































あとがき的な物


これで淳平と綾の初夜(爆)の話は終わり!


注・ここが某いちご100%ファンサイト『蒼きま●ろば』ならR指定作品として『この先』を書けるのだが、さすがにこのサイトでR指定はマズイのでここで終わりです。
もっとも、俺には『この先』を上手く書く自信がありません!!!


さて、次は何の話を書くか考えている途中です。


以上、シンでした。


[No.148] 2006/08/12(Sat) 17:25:12

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