BEST OF HERO 第1話 - hiro - 2006/07/31(Mon) 07:27:07 [No.125] |
BEST OF HERO 第2話 - hiro - 2006/07/31(Mon) 08:54:40 [No.126] |
BEST OF HERO 第3話 - hiro - 2006/07/31(Mon) 14:49:14 [No.127] |
BEST OF HERO 第4話 - hiro - 2006/07/31(Mon) 15:29:42 [No.128] |
BEST OF HERO 第5話 - hiro - 2006/07/31(Mon) 15:52:52 [No.129] |
BEST OF HERO 第6話 - hiro - 2006/07/31(Mon) 16:13:08 [No.130] |
BEST OF HERO 第7話 - hiro - 2006/08/01(Tue) 10:29:27 [No.133] |
BEST OF HERO 第8話 - hiro - 2006/08/02(Wed) 13:31:28 [No.135] |
BEST OF HERO 第9話 - hiro - 2006/08/05(Sat) 12:28:34 [No.141] |
BEST OF HERO 第10話 - hiro - 2006/08/08(Tue) 11:23:35 [No.143] |
BEST OF HERO 第11話 - hiro - 2006/08/18(Fri) 10:44:08 [No.153] |
BEST OF HERO 第12話 - hiro - 2006/08/21(Mon) 09:26:51 [No.156] |
BEST OF HERO 第13話 - hiro - 2006/09/04(Mon) 16:06:47 [No.168] |
BEST OF HERO 第14話 - hiro - 2006/09/06(Wed) 21:29:00 [No.171] |
BEST OF HERO 第15話 - hiro - 2006/09/09(Sat) 20:56:20 [No.173] |
BEST OF HERO 第16話 - hiro - 2006/09/16(Sat) 10:32:39 [No.182] |
BEST OF HERO 第17話 - hiro - 2006/09/18(Mon) 11:21:28 [No.184] |
BEST OF HERO 第18話 - hiro - 2006/09/20(Wed) 17:56:35 [No.186] |
BEST OF HERO 第19話 - hiro - 2006/09/23(Sat) 09:46:33 [No.187] |
BEST OF HERO 第20話 - hiro - 2006/09/23(Sat) 17:33:38 [No.188] |
BEST OF HERO 第21話 - hiro - 2006/09/24(Sun) 17:53:48 [No.189] |
BEST OF HERO 第22話 - hiro - 2006/09/27(Wed) 19:54:47 [No.191] |
BEST OF HERO 第23話 - hiro - 2006/10/02(Mon) 17:55:29 [No.193] |
BEST OF HERO 第24話 - hiro - 2006/10/04(Wed) 16:50:48 [No.194] |
BEST OF HERO 第25話 - hiro - 2006/10/10(Tue) 21:11:14 [No.196] |
BEST OF HERO 第26話 - hiro - 2006/10/14(Sat) 12:12:19 [No.198] |
BEST OF HERO 第27話 - hiro - 2006/10/20(Fri) 15:11:35 [No.209] |
BEST OF HERO 第28話 - hiro - 2006/10/22(Sun) 18:05:34 [No.211] |
BEST OF HERO 第29話 - hiro - 2006/10/23(Mon) 21:24:25 [No.212] |
BEST OF HERO 第30話 - hiro - 2006/10/24(Tue) 14:15:20 [No.215] |
BEST OF HERO 第31話 - hiro - 2006/10/25(Wed) 16:54:52 [No.219] |
BEST OF HERO 第32話 - hiro - 2006/10/26(Thu) 20:39:58 [No.224] |
BEST OF HERO 第33話 - hiro - 2006/10/29(Sun) 10:28:41 [No.227] |
BEST OF HERO 第34話 - hiro - 2006/10/31(Tue) 19:27:41 [No.230] |
BEST OF HERO 第35話 - hiro - 2006/11/06(Mon) 17:09:25 [No.237] |
BEST OF HERO 第36話 - hiro - 2006/11/12(Sun) 12:44:20 [No.246] |
伊東隼人は朝、学校へ行こうと準備をしていた。 「お兄ちゃん、毎日屋上でいったい何してるの?」 同じ学校に通う1つ下の妹の千里が兄の不自然な行動について尋ねた。 「本・・・読んでんだよ」 「へ〜本屋の息子のくせにまったく本に興味なかったお兄ちゃんにしては珍しいじゃない」 「うるせぇな・・・たかが本読むどこが悪いんだよ!」 「あたしみたいに勉強するなら話は別だけどね・・・・」 千里は兄、隼人と違い塾に通うほどの勉強家だ。 「俺は勉強しなくてもテストの点はとれるんだよ」 事実隼人はまったく勉強していないがなぜかテストの点だけは良かった。 「俺のクラスに東城綾ってやつがいるんだけどそいつといっしょに本読んでるんだ」 「東城綾ってあの?」 「なんだ知ってるのか千里」 「塾で同じなんだけど確か聖新小学校の中では学年トップって聞いたことがある」 「ただ・・・あの地味な見た目と内気な性格、それに学年トップと来てるからけっこうイジメられてるみたいだよ・・・」 「確かに学校でもイジメられているな・・・・」 「やっぱほっとけないんだ・・・・」 「まぁそうだな・・・ってかお前もいっしょになってイジメてんじゃないだろうな?」 「してないよそんなことっ!」 「言っとくけど俺は人を見かけで判断するやつは大嫌いだからな!」 「またお兄ちゃんの口癖が始まった・・・・」 「正義感強いのは分かるけど前の学校のときみたいに・・・・」 「分かってるよ・・・・じゃ行ってくる」 綾本人にはイジメがだいぶなくなったと感じていた。 しかしそれは綾の知らないところで隼人が未然に防いでいただけであってイジメ自体がなくなったわけではなかった・・・・ そしてそれが逆に東城イジメをヒートアップさせる結果となる。 放課後、綾と隼人は同じ帰路についていた。 本来、家が近いわけでもなくどちらかといえば不便なのだがイジメを防ぐだめには東城を1人にしないほうが良いという隼人の考えだった。 「お兄ちゃーん!」 うしろから女の子が走ってきた。 「なんだ・・・千里か」 「なんでそっちの方向に帰ってるの?家とは違うよ」 「まぁいろいろとな・・・」 「えっと・・・伊東くんこの娘は?」 「あぁ・・・こいつの名前は伊東千里・・・・俺の妹だ」 「どうも・・・こんにちは東城さん」 「はじめまして千里ちゃん・・・よろしくね」 「さぁはやく帰ろうぜ・・・っ」 ドンっ・・・ その瞬間隼人はいかにもヤクザ風な男にぶつかった。 「どこ見て歩いとんのや・・・このガキ!」 ヤクザ風な男は隼人のむなぐらを掴んだ ただ・・・隼人はポケットに手を入れ平然としている。 「正次さん・・・・いったいなにやってるんすか?」 隼人がむなぐらを掴まれながら言った。 「もしかして・・・・隼人?・・・それに千里ちゃん?」」 隼人と千里を見ながらヤクザ風の男が答えた。 「2年ぶりの再会がこれっすか?小学生相手にムキになんなくても・・・」 「いや〜ゴメンゴメン、なんせ二人ともこんなに大きくなってるんだもんな!」 隼人のむなぐらから手を離しながら言った。 「正次さん、久しぶり!」 千里も答えた。ただ綾本人はわけもわからず呆然としている。 「東城、この人は正次さんっていって大阪に住んでいたときの家の本屋の従業員だった人だ」 隼人が綾に紹介する。 「でも何年か前、突然実家のクレープ屋を継ぐとか言ってましたけどどまさか東京まで来てたんすか?」 「そうよ!なんせ東京はあこがれだからな・・・・・・でその娘は?」 東城を見ながら正次は尋ねた。 「あぁこの娘は同じクラス東城綾って言うんだ。」 「東城綾ちゃんか・・・よろしくね。それはそうとクレープ食べていく?」 そう言われしばらく歩くとクレープ屋の車が止まっていた。 綾と千里は正次からクレープを手渡されていた。 「隼人・・・お前は食べないのか?」 「あぁ・・・甘いのダメなんすよ」 そんな会話を見ながら綾はクレープを口に入れた。 「おいしい!」 びっくりして三人とも綾の方を見た。 おもわず声にだしてしまうほど正次のクレープはおいしかった。 「おいしいですね、このクレープ」 「そう?あんまり自信はなかったんだけど・・・」 しかしその瞬間綾は飛んできたサッカーボールが当たり思いっきり顔にクレープを押し付けてしまった。 「すいませ〜ん」 1人の少年が駆けてきた。 「大丈夫ですか?」 「私は平気・・・それよりもボールを」 正次から手渡されたタオルで顔を拭きながら綾は言った。 「気を付けろよな」 そういいながら隼人はボールを少年に返した。 「どうも本当にすみませんでした〜」 そういいながら少年は向こうの少年のところに走っていった。 「大草!もう少し加減して蹴ってくれよ!」 「真中が下手だからだろ〜あんなボールくらい止めろよな〜」 そういいながら二人はまたサッカーを始めた。 「散々だったな・・・東城・・・」 隼人は綾の顔を見て愕然とした。 それは顔を拭くためにメガネを取った東城のすがただった。 「意外だ・・・メガネをとると東城がここまで変わるなんて・・・」 「どうしたの?伊東くん・・・」 「いやなんでもねぇよ東城、それより服も汚れてるから帰ったほうがいいんじゃねぇのか?」 確かに顔だけじゃなく服もクリームで散々だった。 「うん・・・分かった」 そう言うと綾はカバンを掴んだ。 「また・・・食べにきてもいいですか?」 綾が正次に尋ねる。 「もちろん・・・今度はこんな奴と一緒じゃなく1人でおいで」 「こんな奴ってどういう意味っすか!」 「冗談、冗談。またみんなでおいで」 「それじゃ失礼します」 「じゃあね、伊東くんと千里ちゃん!」 そう言うと綾は走って帰っていった。 「あの娘・・・メガネ取るとだいぶカワイイな」 東城の後姿を見ながら正次は言った。 「正次さんも見てたんすか?」 「隼人にはもったいないくらいだぜ」 「別にそんなんじゃないですよ。ただ・・・前の学校の奴と似てるんで・・・」 「前の学校の奴ってまさか隼人が助けた・・・?」 隼人は答えなかったが正解だということが分かった。 「隼人・・・悪いことはいわねぇ、もうあんなことは・・・・・」 「分かってますよ・・・・」 隼人は無表情で答えた。 [No.153] 2006/08/18(Fri) 10:44:08 |