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見えない明日・見える未来 第二部〜第14話〜 (No.172 への返信) - シン

第14話「天国or地獄 そして………」







放課後……一樹、美香、茜、修平、一馬、紗耶は下校していた……


一樹は映研に行く事も忘れていた……





「ふ〜ん……あの西村がねぇ………」


「中岡、夜道は気をつけたほうがいいかもな」


修平も一馬も驚いてはいるようだ。


「夜道?」


一樹が聞き返した。


「そうだぜ、西村は男子から人気があるんだ、そんな娘からデートの誘いが来たわけだから男子共の怒りを買うに違いないぜ」


「うっ…………」


「ナイフで刺されるくらいならまだいい方かもな〜?」


修平と一馬が一樹に脅しをかけた。




「…………何でこんな事に…………」


頭を抱える一樹。


「「ふふふ…………」」


その様子を見ながら茜と紗耶は笑っていた。




「一樹……考えて見ればあんたすごい事になってるのよ」


美香が一樹に言った。


「はぁ?」


「だって西村さんは学校で一番人気があるのよ!その西村さんからデートの申し込みなんてまず無いわよ!」


「そりゃ……まぁ……」


「安心して、あーだこーだ言う奴は部長たちが叩きのめすから!」


「「おい!?コラァ!?」」


さすがに突っ込む修平&一馬。


「部長、かよわい女の子に手を出させるんですか?」


そんな2人に対して美香はあっさりと答えた。


「「…………………」」


「(……どこがかよわいんだ!?ラリアットとか仕掛けてくるくせに!)」


修平と一馬は無言になり、一樹は心の中で突っ込んだ。





その一方で茜の表情は……曇っていた………

























日曜日……


一樹は待ち合わせ時間の30分前に来ていた。


一樹の顔は……冷や汗だらけだった………


「(………ハメ外したら………終わりだ……命が無い…………)」


「(大丈夫だ………俺に限ってそんな事は無い!)」


そう考えながら汗を拭った。


そしていつもの無表情になった。







10分後……


「一樹くん、待った?」


由美が到着した。


「い、いや、そんなに……」


一樹は少々声が上ずりながらも答えた。


「じゃあちょっと早いけど行こっ!」


「あ、ああ………」


一樹は由美について行くしかできなかった。

















そんなこんなで………


一樹と由美は映画館などといった所を廻っていった………


さすがの一樹も久々に楽しむ事ができた。












そしてもう夕方になっていた………


「やれやれ……もうこんな時間か………」


「うん………」


「西村、どうした?」


由美はうつむいているので表情を読むことはできない。


「…………?」






「一樹くん」


由美が口を開いた。


「何だ?」


「一樹くんって自分のやりたい事を探すのに一生懸命だよね……」


「あたしにはやりたい事が見つかってるから探す事が無い……」


「でもあたしの目にはやりたい事が見つかってる自分よりもやりたい事が見つかってない一樹くんの方がよく見えるの……」


「だって、何かに対して一生懸命だから……」





「あたしは………そんな一樹くんが好き!」








「………………!!!???」


一樹は……固まった………


[No.174] 2006/09/10(Sun) 04:24:07

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