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BEST OF HERO 第24話 (No.193 への返信) - hiro

美鈴の予想通り


泉坂映研部には多数の入部希望者で溢れ返った


しかしどれもこれも使えそうなやつではなく真中と美鈴は頭を抱えていた



「どうします?監督?」

美鈴も頭を抱える

「まさかここまで使えそうな奴がいないなんてな・・・・・・・ほとんど冷やかしだよ」

真中もがっくりと肩を落とす


真中達は面接と演技の実技試験で入部者をしぼろうと考えていたが実技をするまでもなく結局無駄に終わってしまった






「真中ー!どうだった?入部希望者は??」

さつきが勢い良く部室に入ってきた


「あぁ全然だよ・・・・・・・まったくなんでこう使えない奴らばっか集まるんだよ!!」


「ほんとに!!ろくに映画の名前もいえないような連中が集まるなんて・・・・」

真中と美鈴が愚痴る


「まぁいいんじゃない?また今までのメンバーでやれば?」」

さつきは気にする様子もなく言う




「・・・・・・・それよりなんか1組が騒がしいけどなんかあったのか?」


真中は放課後まっすぐに部室に向かったのだがなにやら1組が騒がしかったことを知っていた




「あぁ、なんか北海道から転校生が来たみたいよ?それがけっこう見た目はカッコイイから女子が群がっているわけ・・・・」


「へぇ〜天地が転校したときみたいだな・・・・・」


「・・・・で?その転校生の名前は何て言うの?」




「えっとねー・・・・・・・あれ?なんだったっけ?」

さつきが必死に考える


「いっ・・・・いっ・・・・・・・・いとう・・・・・そうそう伊東だ!確か伊東隼人って名前だったよ!」


「いっ伊東が!?」

その瞬間真中と美鈴が顔を見合わせる

「ほっ本当なのかそれは??」

「うん!1組の友達に聞いたからまちがいない!」



  ガラッ


その瞬間真中は部室を飛び出していった












「東城先輩〜!」

文芸部の部室で伊東千里が綾に声をかけた

「どうしたの千里ちゃん?」

笑顔な千里を見て綾が不思議そうに尋ねる


「実は・・・・・東城先輩に会わせたい人がいるんです」

「会わせたい人・・・・・・って?」


「まぁ会えば分かりますよ!屋上にいるはずですから行ってみてくださいよ!」

「でっでも・・・・・・」


「いいからいいから!ぜったい喜ぶと思いますよ!!」

「そう・・・・・・・じゃあ行ってみる・・・・・」


綾は迷っていたがついに千里の押しに負けてしまった













「外村〜!!」

一組の教室の前に立っている外村に真中が声をかけた


「どうしたんだよ!?そんなにあわてて・・・・・」

「いっ・・・・・1組の転校生は??」

息を途切れ途切れに言う

「さぁ?俺は姿を見れなかったけど女子連中を振り切ってどっかに消えたらしい・・・・・」

すでに1組はほとんど人がいなかった


「そっそれより!その転校生が伊東隼人なんだよ!!」


「いっ伊東隼人って・・・・・・あの北海道のとき世話になった・・・・・?」

「あぁ帰ってきたんだよ!北海道から!!」

真中が少し興奮気味に言う



「・・・・・でも確か前あったときは帰れないっていってたんだろ?なんで帰ってきたんだろ?」

外村が頭を傾げる

「それより東城は!?あいつにも伝えてやらないと!」

真中は忙しく廊下を走っていった









コッ・・コッ・・コッ・・コッ・・


綾は屋上へ続く階段を一段一段ゆっくりと上がっていく


(千里ちゃんの会わせたい人ってどんな人だろ・・・・・?)


そんな不安な思いを頭に浮かべながらついに屋上へのドアの前に立ち止まった




ガチャ・・・・・


ゆっくりとドアを開ける






そこには人ではなく一冊の古びたノートがポツンと置かれていた



「こっこれって・・・・・・あたしの小説のノートだ!!」


そこには紛れもなく

             [算数] 6年3組 東城 綾

と書かれていた




「でっでもどうしてこれが・・・・・・・?確かこのノートは・・・・・・・」


綾がノートを拾い上げる




「・・・・・・・・・・そして戦い疲れた兵士は王国の王女よりも羊飼いの少女の元へ帰っていきました・・・・・・とさ」


男の声がどこからか聞こえた


「だっ誰!?」

綾は辺りを見渡したが誰も居ない




「まぁ、まあまあなラストだな・・・・・・・どちらかといえば俺は王女を選ぶけどね・・・・・・」




綾がその声を聞きうしろに振り返る・・・・・・・・



すると泉坂高校の制服を着ている男がポケットに手を入れながら立っていた




「あのっ・・・・・・・・どちらさまですか?」


綾が恐る恐る尋ねる




「そうだな・・・・・・・東城綾の小説のファン・・・・・とでも言っておくかな」


男はただ笑ってそう答えた


[No.194] 2006/10/04(Wed) 16:50:48

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