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No.206へ返信

all DESTINY 第1話 - hiro - 2006/10/17(Tue) 17:36:04 [No.200]
DESTINY 第2話 - hiro - 2006/10/18(Wed) 21:46:37 [No.204]
DESTINY 第3話 - hiro - 2006/10/19(Thu) 15:00:14 [No.206]
DESTINY 第4話 - hiro - 2006/10/25(Wed) 19:52:33 [No.220]
DESTINY 第5話 - hiro - 2006/10/25(Wed) 20:50:46 [No.221]
DESTINY 第6話 - hiro - 2006/10/26(Thu) 19:15:11 [No.223]
DESTINY 第7話 - hiro - 2006/10/27(Fri) 18:26:44 [No.225]


DESTINY 第3話 (No.204 への返信) - hiro






その後、西野は真中と会うために何度か真中の元へ訪れようとした


しかし


真中の傍らにはいつも東城の姿があった


つかさが電柱の影から見た真中淳平の姿は


とても幸せそうだった
















「ねぇ・・・・・・・西野さん」


「同い年なんだからさん付けはやめてよ。”つかさ”でいいよ」

小西友美がパティスリー鶴屋にバイトにくるようになってから一週間後、突然友美が話しかけた


「じっじゃあ・・・・・つかさは誰か好きな人とかいないの?」

「はぁ?」

突然、1番触れられてほしくない内容を聞かれたつかさは少し動揺した


「なっなんでそんなことを・・・・?」


「つかさってけっこう男子からの人気があるんでしょ?でもつかさって好きな人とかいなさそうだからどうなのかなぁっと思って」


もちろん友美に悪気があったわけではない、ただそういう話が今の西野にとってなによりもつらいことだった。


「友美はいるの?だれか好きな人?」


聞かれてばかりはしゃくなのでつかさも聞き返してみる


「一応ね・・・・・・・いるんだけど・・・・・・もう5年くらい会ってないしなぁ」


友美が少し悲しそうな顔をした


「えっ?それってどんな人なの?」


「うん・・・・・・・・わたしが小学校のときに遡るんだけど」


友美は静かに話し出した









「わたし、小学校6年のときけっこういじめられてて・・・・・・あっもちろんわたしだけじゃなく、他の子もいじめられてたんだけどね」


つかさは友美の話に耳を傾けていた


「本当に毎日学校に行くのが大嫌いだった。自殺も考えたくらいだった・・・・・・・でもある日突然転校生がやってきたの」


友美が一息置く、


「その転校生はなんか無愛想で感じ悪くて一人を除いてはクラスの誰からも受け入れられなかった」


「でもその転校生が来てから少したったある日、イジメの主犯だった子に大怪我負わせちゃって・・・・」


「大怪我って喧嘩でもしたの?」


「ううん・・・・・・・わたし以外のイジメられてた子を庇って殴りかかったの・・・・・・それで頭に何針も縫う大怪我させて」


「へぇ・・・・・・けっこうかっこいいじゃん!その人・・・・・」


西野が少し感心して言った


「うん・・・・・・おかげでイジメもなくなってクラスも平和になった・・・・・・・・でもその人は暴力事件の責任をとって北海道に転校させられたの・・・・・・」


「えっ?でもおかしいんじゃない!なんでイジメの主犯を倒しただけなのにその人が責任取らなきゃ・・・・・・・」


「わたしが聞いた話ではなんでも校長先生と約束があったらしくて・・・・・・・次に何か問題起こしたら北海道に行くってことは決まってたらしいの」


悲しそうな顔で友美が言った。


「間接的にだけどその人は絶望しかなかった学校生活から救ってくれた・・・・・・いわばヒーローなの。だから・・・・・」


「だから友美は好きになったんだ・・・・・・・・その人のことが」


話の残りの部分をつかさが代わりに言った


「連絡先とかも知らないの?」


「うん・・・・・・・他の友達が尋ねても「ケジメをつけなきゃいけないから教えられない」・・って言ったらしくてそれに、今会ったとしてもあの人はわたしのことなんて覚えてないよ・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」



西野は悲しすぎる小西の境遇に何も言葉がでなかった。


しかし西野以上に小西はつらい立場にいることが良く分かっていた


(・・・・・・・まだ会えるだけわたしのほうが贅沢かな)


つかさは心の中でそう思った




































「ヘックショーイ!」


「どうした隼人?風邪か??」


「いや・・・・・そんなはずは・・・・・・」


そういいながら窓の外を覗く


「さすが北海道・・・・・・・5年もここにいるけど毎回この極寒の寒さには耐えられねぇよ」


猛吹雪の外を見ておもわずこう言った。




「それより隼人、この牧場も4月には人の手に渡っちまうことは分かってるんだろ?いつ帰るんだ?」


コーヒーをコップに注ぎながら叔父が尋ねる


「そうだな・・・・・・3月の終わりくらいには帰ろうかな」


そういいながらコップを静かに口元へと運んだ


[No.206] 2006/10/19(Thu) 15:00:14

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