見えない明日・見える未来〜番外編1〜 - シン - 2006/05/26(Fri) 00:20:12 [No.71] |
見えない明日・見える未来〜番外編2〜 - シン - 2006/05/30(Tue) 22:53:22 [No.77] |
見えない明日・見える未来〜番外編3〜 - シン - 2006/06/05(Mon) 18:58:51 [No.91] |
見えない明日・見える未来〜番外編4〜 - シン - 2006/06/06(Tue) 22:43:29 [No.94] |
見えない明日・見える未来〜番外編5〜 - シン - 2006/06/12(Mon) 23:07:57 [No.100] |
見えない明日・見える未来〜番外編6〜 - シン - 2006/07/01(Sat) 00:34:49 [No.114] |
見えない明日・見える未来〜番外編7〜 - シン - 2006/07/02(Sun) 01:32:29 [No.118] |
見えない明日・見える未来〜番外編8〜 - シン - 2006/07/02(Sun) 21:50:50 [No.120] |
見えない明日・見える未来〜番外編9〜 - シン - 2006/07/23(Sun) 14:41:15 [No.122] |
見えない明日・見える未来〜番外編10〜 - シン - 2006/07/31(Mon) 16:15:39 [No.131] |
見えない明日・見える未来〜番外編11〜 - シン - 2006/08/01(Tue) 04:50:09 [No.132] |
見えない明日・見える未来〜番外編12〜 - シン - 2006/08/05(Sat) 04:30:44 [No.139] |
見えない明日・見える未来〜番外編13〜 - シン - 2006/08/11(Fri) 16:10:29 [No.147] |
見えない明日・見える未来〜番外編14〜 - シン - 2006/08/12(Sat) 17:25:12 [No.148] |
見えない明日・見える未来〜番外編15〜 - シン - 2006/08/18(Fri) 05:03:53 [No.152] |
見えない明日・見える未来〜番外編16〜 - シン - 2006/08/21(Mon) 05:43:44 [No.155] |
見えない明日・見える未来〜番外編17〜 - シン - 2006/08/23(Wed) 02:56:22 [No.157] |
見えない明日・見える未来〜番外編18〜 - シン - 2006/08/28(Mon) 04:23:00 [No.163] |
見えない明日・見える未来〜番外編19〜 - シン - 2006/08/31(Thu) 03:41:36 [No.165] |
見えない明日・見える未来〜番外編20〜 - シン - 2006/09/03(Sun) 04:16:37 [No.166] |
見えない明日・見える未来〜番外編21〜 - シン - 2006/09/03(Sun) 05:20:05 [No.167] |
見えない明日・見える未来〜番外編22〜 - シン - 2006/09/11(Mon) 05:21:01 [No.176] |
見えない明日・見える未来〜番外編23〜 - シン - 2006/09/13(Wed) 04:15:42 [No.179] |
見えない明日・見える未来〜番外編24〜 - シン - 2006/09/14(Thu) 03:28:22 [No.180] |
見えない明日・見える未来〜番外編25〜 - シン - 2006/09/29(Fri) 15:52:12 [No.192] |
見えない明日・見える未来〜番外編26〜 - シン - 2006/10/15(Sun) 18:33:47 [No.199] |
見えない明日・見える未来〜番外編27〜 - シン - 2006/10/24(Tue) 03:06:10 [No.213] |
見えない明日・見える未来〜番外編28〜 - シン - 2006/10/24(Tue) 04:18:23 [No.214] |
見えない明日・見える未来〜番外編29〜 - シン - 2006/10/25(Wed) 04:59:06 [No.218] |
見えない明日・見える未来〜番外編30〜 - シン - 2006/10/26(Thu) 04:35:41 [No.222] |
見えない明日・見える未来〜番外編31〜 - シン - 2006/10/29(Sun) 04:45:13 [No.226] |
見えない明日・見える未来〜番外編32〜 - シン - 2006/11/08(Wed) 02:54:37 [No.242] |
見えない明日・見える未来〜番外編33〜 - シン - 2007/01/05(Fri) 05:28:19 [No.264] |
見えない明日・見える未来〜番外編34(あと少し…)〜 - シン - 2007/02/21(Wed) 05:07:42 [No.284] |
番外編30! う〜む・・・どうしてもhiroさんの作品と被る・・・ PHASEX8「天秤 − 反撃の広樹」 「勝てる戦だって!?広樹、それはどういうことだ!?」 健治が問い詰めた。 「そのまんまの意味だ・・・・まあ、ここで話すのも何だ・・・」 「とりあえず例の場所へ行くぞ」 「・・・分かった!」 健治は力強く答えた。 道中 「そういえば、何であそこに行く必要があるんだ!?」 「あ?少し落ち着くためだよ・・・!」 「少なくとも、さっきの健治に話しても無駄だ」 「・・・そうかい・・・」 「落ち着く・・ねぇ・・・・・」 裕紀がなんとなくつぶやいた。 「・・・そうだ・・落ち着け・・・・・・・・・・」 健治もつぶやいた。 「ん!?」 健治は何かに気づいた。 「ど、どうした健治!?」 英雄が健治に問いかける。 「・・・国語と公民の問題だ・・・・!」 「「「「へ!?」」」」 4人が同時に妙な声をあげた。 「買収の場合、経営権はどっちにある?」 突然、健治が問いを出した。 「そりゃ・・・買収した方だろ?」 裕紀が答えた。 「・・・正解だ」 「じゃあ、融資の場合は経営権はどっちにある!?」 再び健治が問いを出した。 「・・・それは・・・融資を受けた方・・・・って、あれ!?」 青木がおかしい事に気づいた。 「どうした!?」 広樹が尋ねる。 「いいか、金場工業は東堂工業を買収するつもりのはずだ!」 「あ、ああ・・・」 「だけど、広樹の話だと真矢は『融資』とも言ったんだろ?」 「ああ。確かに融資って・・・・ハァ!?」 広樹も矛盾点に気づいた。 「おい、待てよ!おかしくないかソレ!」 英雄がさらに言う。 「ああ、おかしいんだよ」 「俺の考えだと、金場工業は買収という形をとって東堂工業の技術力を吸い取る大義名分を得るつもりだ」 「でも、実際の経営は融資するだけで全部丸投げするつもりだ!」 「それもとんでもない高利貸しだろうけどな!」 「なるほどね・・・・で、金場には美人の婚約者っておまけまであるのね・・・」 青木がさらに付け加えた。 「・・・そういうことだ・・・!」 「で、東堂の親父さんは真矢を取られるって事だけで気が動転してその矛盾に気づかなかっただろうしな!」 「やってくれたな・・・・!」 広樹の目に冷徹な光が灯った。 「・・・・やるぞ。のんびりしている暇は無い・・・!」 一行は足を速めた。 テアトル泉坂 「館長さん!ちょっとここ借りますよ!」 健治がそういうと入っていった。 「・・・何が起こっているのじゃ?」 豊三郎は不穏なものを感じていた。 「で、広樹・・・策って何だ?」 健治が尋ねる。 「・・・その前にひとつ訊きたい」 「・・・どうした?」 「健治、お前は真矢のために犯罪に手を染める気はあるか?」 「!?」 「さらに言うと・・・命を・・・・賭けれるか?」 広樹が問いかけた。 「俺は・・・奴らを許さない・・・!」 「あんな理不尽な話は認めさせない・・・・!」 「俺は・・・・真矢を守るためなら・・・救うためなら・・・」 「俺は・・・・命でも何でも賭けてやる・・・・!」 健治は決意を語った。 「・・・ま、愚問だったか・・・・」 広樹は最初から予想していたようだ。 「なら・・・話そう・・・・・お前らも聞きな・・・」 「「「「(ゴクリ)」」」」 「俺はバブル崩壊の前からずっと株価を見ていた」 「(おい、お前は何歳だ)」 健治はそう言いたかったが言わない事にした。 「で、これが東堂工業と金場工業の株価・・・あと、他の企業の株価をグラフにしたものだ・・・・」 広樹はグラフを取り出した。 4人は食い入るように見つめた。 「・・・で、これが何になるんだよ」 英雄が問いかけた。 「・・大抵の企業はバブル崩壊とほぼ同時に株価が急に下落している・・・」 「だが、東堂工業は下落するのがやけに遅くないか?」 「・・・確かにそうよね・・・・」 「しかも、これを見ろ。数ヶ月前から急に下落している・・・」 「ああ・・・何か不自然って言えば不自然だよな・・・・」 裕紀もおかしいところに気づいたようだ。 「さらに・・・金場工業だけはバブル崩壊の影響をほとんど受けていないんだ・・・」 「あれ!?ウソ!」 青木が驚く。 「とどめに、数ヶ月前からの株価の急上昇・・・・」 「・・・・・・何か臭わないか?」 「確かにな・・・・あまりにも都合がよすぎる・・・・」 「・・・だとすれば金場工業が株価を不正操作しているのか・・・?」 健治が疑念を述べた。 「考えてみれば金場工業は国内シェアのかなり多くを占めている・・・」 「・・・コイツは・・・・面白い事になってきたな・・・・!」 健治がさらに言った。 「どうだ?」 「確かにコイツは特ダネだな・・・!」 「じゃあ、コレを警察に出したらどうだ?」 英雄が広樹に提案した。 「無理だな。これに関しては証拠が無い」 提案はあっさりと蹴散らされた。 「で、もうひとつ・・・」 「まだ何かあるのか!?」 「当然だ」 「マジかよ・・・」 裕紀は派手に驚いた。 「金場工業はどうも暴力団や政府高官との癒着があるようだ」 「何だって!?」 健治も派手に驚いた。 「ああ、俺の調べでは政府の公共事業関連の談合と暴力団への資金提供があるみたいだ」 「完璧にOUTね・・・・」 「それに、談合も建設関連の事業もしてるから納得できるわね・・」 「で、俺の策ってのが、この2つの癒着の証拠を集めて警察に提出し、金場工業を潰す・・・ってとこだ」 「まあ、片方でも十分だがな」 「マジかよ・・・・!」 「確かにそれなら十分潰せるな・・・!」 裕紀と英雄は広樹の策に驚いた。 「だが・・・どうやって証拠を集めるんだ?」 「連中の事だ、証拠なんて抹消しているだろうしな」 「健治、俺は最初に何と言った?」 「・・・命を賭ける覚悟はあるかって・・・・・・・は!?」 「お、お前・・・まさか・・・・・!?」 「そうだ・・・・」 「潜入捜査だ・・・・!」 「「「「せ、潜入捜査ぁ!?」」」」 「ああ、それしかない」 「だから言ったんだ『犯罪に手を染められるか』『命を賭けられるか』ってな・・・」 「なるほどな・・・・」 「確かに犯罪になりかねんな・・・!」 「それに、下手をすれば『消される』な・・・・」 健治はやろうとしている事の重大さに気づいた。 「俺は正直、やめるべきだと思うぞ」 「何も、女1人のために警察のご厄介になったり、命を投げ出す必要は無い」 「それに、失敗すれば健治だけでなく他の連中まで巻き添えを食うぞ」 「・・・・・・・」 健治は黙って広樹の話を聞いている。 「今、健治は自分の色恋と自分やみんなの生活と命を天秤に掛けているんだ」 「・・・・・それでもやるか?」 広樹は言うだけのことは言った。 確かに、天秤に掛けるにはあまりに不釣合いだ。 「・・・何を天秤に掛けようと関係ない・・・・!」 「俺は真矢を助ける・・・!」 「それが偽善だろうが独善だろうが関係ない!」 健治は改めて決意を語った。 「・・・よく言った・・・それでこそ健治だぜ・・・!」 広樹は、やはり予想していた。 健治はそういう人間なのだ。 「なら、俺たちもやるか・・・・!」 「お前ら2人に任せられるかよ!」 「健治くんは相変わらずね・・・でもそれがいいところなのよ・・・だから、私もやるわ!」 裕紀、英雄、青木の3人も健治と同じ道を選んだ。 「お前ら・・・・」 健治は少し涙ぐんでいた。 「・・・いいのか?関わらない方が多少は安全だぞ?」 広樹が問う。 「「「知るか(知らないわ)そんな事!」」」 「「「俺(私)がやりたいことをやるだけよ!」」」 「・・・愚問だったか・・・・」 「そうみたいだな・・・」 「どうやら俺たちの中に頭のいい奴はいないみたいだぜ」 「やれやれ・・・全く・・・・・」 「まあ、いいじゃないの」 健治が広樹に言った。 「やれる、やれないの問題じゃない!」 「やるんだ!俺たちは!」 「ああ!やるぞ健治!」 「金場をぶっ潰す!」 「こうなったらどこまでもやってやるわ!」 「金場を放っておくわけにはいかない・・・・!やるぞ!何としても!」 この時、彼らは東堂真矢という1人の少女を救うという目的だけで改めて結束した・・・ それが、偽善でも独善でも関係ない・・・ [No.222] 2006/10/26(Thu) 04:35:41 |