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BEST OF HERO 第36話 (No.237 への返信) - hiro

バキィッ!!







「さぁ言え!!だれに雇われた、黒幕は誰だ!!」




天地社長は隼人の顔面をおもいっきり殴りつけた








ドスッ!!


天地社長は間髪いれずに今度は蹴りをいれた










「・・・・・・黒幕なんていねぇ・・・・・オレ1人だ・・・・」



隼人が口元を拭いながら吐き捨てた







ふと床をみてみる



天地社長に蹴られて壊れてしまった盗聴器の残骸が転がっていた




「ククッ・・・・・・盗聴器までしかけてくるとは・・・・・是非黒幕が知りたくなったぜ・・・・・」



盗聴器の残骸を見ながら天地社長は不適な笑みを浮かべる










「なぁ・・・・・もう痛い思いはしたくないだろ・・・・・・勘弁してほしかったらおとなしく白状しろよ・・・・」




天地社長は隼人の前髪を掴みながら脅した







しかし



隼人は余裕ある表情を浮かべていた








「・・・・・・・離せ!」



突然そう言うと隼人は天地社長の手を振り払った






「・・・・・・さて、そろそろ茶番は終わりにしようか」







「茶番だと・・・・・・・?どういうことだ」






「お遊びはここまでってことさ!」





そう言って隼人は床に唾を吐き飛ばす




殴られたことにより唾は血で真っ赤だった




















「さすがは天地社長・・・・・・・・・設計図がバレたときの言い訳まで考えてるとはやっぱ一筋縄ではいかねぇなぁ・・」





隼人は関心しながらもうひとつの書類を取り出す





それは隼人が以前「保険」と言っていた物だった












「どうした?やけに強気じゃないか・・・・・・追い詰められている割には」






「別に追い詰められちゃいねぇよ・・・・・・・・もしオレが設計図しか持っていなかったら話は別だけど・・・・・・」




そういいながら隼人は書類をパラパラめくった










「確かにアンタの会社は一流だ・・・・・それはオレも調べている上でそう思ったよ」





「フン!そんなこと・・・言われなくとも分かっている」















「と・こ・ろ・が。一流の天地建設さんでも取引先の相手を間違えたようだぜ?」







「・・・・・・どういう意味だ?」







隼人は答えの代わりに持っていた書類を渡した





「!!」




天地社長はその書類を見ると態度を一変した








「それはあのマンションを建てるときに使った鋼材のリストだ・・・・・・・・・・どうだ?忘れたとは言わせねぇぜ?」




確かにそれはマンション建設に使った鋼材の細かいリストだった






「アンタ・・・・・・この設計図が偽装された・・・・・・そう言ったな?」




天地社長はただ何も言わずそのリストを見ていた








「おかしいよなぁ・・・・・・・アンタの会社を陥れるために偽装された設計図なのにその設計図通りに耐震基準を満たしていない鋼材の注文を実際に天地建設がしてるなんてなぁ」




ワザとらしく意気揚々と隼人が言った




天地社長は冷や汗が目に見えるほど流していた







「ということはそれによって生じた差額を得る為に天地建設の人間が敢えて偽造した・・・・・・そう考えるのが筋じゃないのかい?」



隼人がバンと設計図を机に叩きつけながら言った





「差額金ざっと10億・・・・・・・まんまと手に入れたってわけだ・・・・・・・」





「これは明らかに詐欺だ・・・・・さらに手抜き工事までしているみたいじゃねぇか・・・・・・もう終わりだね」
















「どうしよっかなぁ・・・・・・・・このまま警察に行ってもいいし新聞社に売りつけるのも悪くないよなぁ・・・・・・・」













「・・・・・・・・貴様は強請ろうとしているのか・・・・・目的は金か!?」




「おっ!?さすが天地社長、話の分かるお方だねぇ・・・・・・」



隼人は待ってましたといわんばかりに言った










「1500万・・・・・・・・それで勘弁してやるよ」



「1500万だと!?ふざけるな!!」



天地社長が鋼材のリストを床に叩きつけながら激しく言った





「10億も手に入れたんだろ?1500万くらい安いだろうがぁ・・・・・・それに今これを公にされたほうがまずいんじゃないのかい?・・・・ブタ箱行きだぜ?」





「ぐっ!・・・・・・・・しかし・・」





天地社長は必死に物事を考えているようだった











(さぁ、せいぜいよく考えろ・・・・・・・オレかアンタかどっちが有利か・・・・・・・・・・)






天地社長を見下ろしながら隼人は勝ち誇ったかのようにそう思った

























「社長!!いいんですかあんなガキに1500万も渡しても!!」



隼人が立ち去ったあと、幹部らしき男が社長に問い詰めた




「アイツはただのガキなんかじゃない・・・・・・・・完全に弱みを握られてしまった・・・・・そうするしかないだろう・・・・・・」





「しっしかし・・・・・・・」






「1500万・・・・・確かに痛い出費だが東城の会社も娘も手に入るんだ・・・・・・・犬に噛まれたとでも思うしかないだろう・・・・・・」




天地社長は憎らしげに車に乗ってでていく隼人の姿を窓から見ながらそうつぶやいた





















「さすがは天地建設・・・・・・すんなり1500万だしてきやがった・・・・・・」




助手席に置いたアタッシュケースを見ながらつぶやく





「まぁ後ろめたい会社は強請ればすぐ払うよな・・・・・まぁたいしたことないんだろうな。1500万くらい・・・・・・」



隼人は車を走らせた




もちろん目的地は東城の家である










「しかしあのオッサン・・・・すごい力だったよな・・・・」



殴られた右頬をさすりながらつぶやいた



「おっと!忘れてた・・・・・連絡でもしてやんねぇとな。心配させちまったし」




隼人は車を路肩に停めると携帯電話を取り出し




[東城綾]



を選んだ





























                        次回 最終話














































































[No.246] 2006/11/12(Sun) 12:44:20

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