二心 プロローグ - クロ - 2006/11/04(Sat) 16:29:22 [No.231] |
二心 1 - クロ - 2006/11/04(Sat) 22:30:26 [No.233] |
二心 2 - クロ - 2006/11/05(Sun) 21:24:43 [No.235] |
二心 3 - クロ - 2006/11/05(Sun) 23:31:29 [No.236] |
二心 4 - クロ - 2006/11/06(Mon) 23:07:40 [No.238] |
二心 5 - クロ - 2006/11/07(Tue) 18:26:23 [No.241] |
二心 6 - クロ - 2006/11/11(Sat) 20:53:19 [No.243] |
二心 7 - クロ - 2006/11/12(Sun) 20:43:44 [No.247] |
二心 8 - クロ - 2006/11/13(Mon) 23:51:19 [No.249] |
二心 9 - クロ - 2006/11/15(Wed) 14:48:14 [No.250] |
二心 10 - クロ - 2006/11/22(Wed) 17:32:09 [No.251] |
二心 11 - クロ - 2006/11/25(Sat) 17:04:18 [No.252] |
二心 12 - クロ - 2006/12/07(Thu) 15:16:45 [No.253] |
二心 11 真中淳平編 「ここが西野さんの教室で、トイレは右側の突き当たりにあるから」 唯はあちこちを指差しながら校内を説明していた 「あと、担任の名前は久米先生!席は窓側の前から2番目だからね」 「唯・・・なんでお前、そんなこと知ってんの?」 学年が違うはずなのに・・・と、疑問に思う淳平に対し 「唯ちゃんでしょ?それに、お前とか言ったらダメ!!」 唯は黙々と自分のペースで話し続ける 「あ〜・・・唯ちゃん・・・」 淳平はめんどくさそうに訂正した 「だって唯、暇になると遊びに来てるもん♪」 「あ、そう・・・」 「詳しいことはまた後で教えてあげるから。じゃね!」 唯はそういい残し去っていった (とにかく・・・今は西野になりきらなきゃ・・・西野・・・西野・・・西野・・・) 淳平は心の中でそう呟きながら教室に入っていった 『ガラガラ』 教室内に入ったとたん、明るい声がざわめいていた 『キャ〜まぢ!?』 『ホントホント!でね〜』 『あたしも〜〜〜〜〜!!!』 (うわぁ〜さすが女子高。うるっさいなぁ〜) いつもと違う教室のテンションに淳平は圧倒されていた 「そんなことより、今は西野・・・西野・・・西野・・・」 そう呟きながら席につくと、後ろから声を掛けられた 「おはよ、つかさ!!」 「わっ!!西野!!!」 淳平は驚いて、さっきまで呟いていた言葉をそのまま声に出してしまった 声を掛けたのはトモコだった 「はぁ?西野は自分でしょ?朝から何寝ぼけてんのよ!」 そう言いながら淳平の背中をバシッっと叩いた (この娘がトモコちゃん・・・かなぁ?) 名前と顔が一致しないのでうかつに話しかけられない 淳平はポケットのメモを見た 〜西野の友達関係〜 ・トモコはちゃんは西野の親友で、席は西野の後ろ。 ・休み時間やお昼は2人と過ごしてるから他の子の名前とかは唯に聞けばOK 淳平はメモをポケットにしまい、トモコと話し始めた 「ごめん。実は起きたてでさぁ〜ははははは〜」 笑いながら誤魔化す淳平 そんな言い訳は気にも留めず、トモコは鋭く淳平に言った 「どぉせまた、『淳平くん』のこと考えてたんでしょ?」 「え!?」 淳平は驚いた 自分のことを聞かれたのだから 「どうして・・・??」 少し沈黙があったあと、ようやく淳平の口が開いた 「どうしてって、あんたいつも彼のこと話してるじゃない」 「!!!!!!」 淳平は声にならないくらい驚いていた (どうして西野が俺のこと・・・もしかしてまだ俺のことが・・・) (そんなわけないか・・・何考えてるんだ、俺!!) 「ちょっと!つかさ?」 ボーっとしていた淳平にトモコが活を入れる 「ほら、もうすぐ鐘なるよ、授業の準備しなさい!」 「あ、うん」 淳平は緊張しながら授業を受けた お昼休み 「西野さぁぁん!!トモコ先輩〜!!」 唯がお弁当を持って教室に入ってきた 「唯ちゃん、今日も来たの?」 トモコはそう言いながらも優しく唯を出迎えた 唯はその辺にあった机をくっつけて座り、お弁当を机の上に置いた つかさとトモコもお弁当を取り出し、3人で食事を始めた ご飯も食べ終え、3人は談笑していた 「そういえばさ、さっきの話!続き聞かせてよ」 トモコが話題を変えだした (さっきって・・・まさか俺の話かぁ!?) 淳平はいきなりパニックになりだす 唯と目が合い、必死で訴えてみた (頼む!何か話題を変えてくれ!!) 唯は、淳平の打訴えを知ってか知らずか 『二カーッ』っと笑い、トモコにこう尋ねた 「さっきの話ってなんですかぁ?」 (こいつ!また爆弾持ち込みやがって!!) 「い、いやたいしたことないよね、トモコ?」 淳平も必死で誤魔化す 「別にいいじゃない。唯ちゃんって彼と知り合いなんでしょ?」 トモコが唯に尋ねる 「へ?話ってじゅんぺーのこと?」 「うん、そうよ」 唯はまた淳平の方を見て不気味な笑みを浮かべた (くっそ〜こいつ・・・帰ったらぶっ飛ばす!) そんな淳平にトモコが尋ねる 「で?最近彼とはどうなの?」 「べ、べつに!どうもないよ!」 「あり?いつもなら顔赤くしながら話してるじゃない」 トモコの言葉を聞いて淳平の顔は、みるみるうちに赤くなる 「この前だって、『淳平くんとデートしたんだ♪』って、つかさののろけ話を1時間も聞いたじゃないの!」 (まぢですかぁ〜!?) 淳平の顔はかなり真っ赤になっていた 放課後 「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」 「もぅ、来る時よりため息が多くなってるよ?」 淳平と唯は帰路についていた 「だって・・・女子のペースに振り回されて疲れたんだもん」 つかさの口調で話す淳平に、唯は少し『可愛い』という感情を覚えた 「西野さんは上手くやってるかなぁ?」 「ん?西野ならやってるんじゃないか?」 「さっそく帰ったら西野さんに聞こうっと♪」 「俺も後で電話しようっと♪」 淳平はそう言いながら空を見上げた (何か一つ・・・忘れてる気がする すごく大事なこと。もちろん、西野にとっても・・・) どこか心の奥でもやもやしていた淳平だったが 唯が走り出したので、淳平も後を追うように走っていった 空は少し曇りだしてきた つづく [No.252] 2006/11/25(Sat) 17:04:18 |