笑顔―プロローグ― - ナオ - 2007/01/03(Wed) 21:09:43 [No.262] |
笑顔―第2話― - ナオ - 2007/01/05(Fri) 23:50:07 [No.266] |
笑顔―第3話― - ナオ - 2007/01/06(Sat) 08:12:15 [No.268] |
笑顔―第4話― - ナオ - 2007/01/06(Sat) 16:52:17 [No.269] |
笑顔―第5話― - ナオ - 2007/01/07(Sun) 16:55:44 [No.270] |
笑顔―第6話― - ナオ - 2007/01/19(Fri) 21:58:24 [No.273] |
笑顔―第7話― - ナオ - 2007/01/26(Fri) 19:57:46 [No.283] |
淳平は全力で走っていた 目には涙が溢れていて走る方向と逆に横に流れていった 「ハァハァ……」 淳平はあの場所に立っていた 自分だけの秘密の場所 もう5月なので桜の花びらは散っていた 淳平は木に腰かけ、話しかけた 「なぁ、夢ってかなわねぇんだべか……? 俺の夢って無謀(むぼう)なんだべか?」 すると風が吹き、木が左右に揺れた 『そんなことないよ』と励ましてるように見えた 「励ましてくれてありがとな……」 淳平は立ち上がり家に向かって山を降りていった その背中はとても小さかった 家に帰ると、玄関で母と鉢合わせした 手には買い物籠を下げている 「どっか行くの?」 「ちょっと隣町まで畑の肥料を買いにね」 「俺が行くよ」 「あらっ!どういう風の吹き回しかしら?」 母の皮肉も反応せず、お金だけもらって外に出た どこか外に出てぼーっとしたい気分だったのだ 隣町まで行くのに電車を使った 淳平は適当に空いている席に座った 向かい側には小さな男の子と女の子が並んで座っていた せいぜい5才くらいの子供で、両脇には母親と見られる女性が座っていた 「僕ね、大きくなったら警察官になるんだ!」 「えぇ〜『だいき君』には似合わないよ〜 『だいき君』弱虫だもん」 淳平はその会話を聞いていて、男の子は今の自分と同じだなんて思っていた それと同時に自分の幼少時代のことが頭に浮かんできた 電車の男の子のように強い意志を持っっていた頃の自分のことを [No.269] 2007/01/06(Sat) 16:52:17 |