つかさ 第二話 (No.279 への返信) - skp  |
「行ってきます!」 走って西野の家へ向かう。 −俺はつかさを守れるのか?・・・・− 一瞬そう思ってしまった。 −ダメだ!こんな弱気じゃ!− そんな考えを振り払うように全速力で走っていった。
ピンポーン 「はい」 「真中です」 「淳平君ね?はいってはいって」 「お、お邪魔します」 −なんか久しぶりだな、つかさの家− そんなことを考えながら、靴を脱いだ。 「さっき電話で話したとおりなの。 忙しいとは思うんだけど、つかさのところに 行って欲しいの。頼めるかしら?」 「もちろんです。そんなことより つかさのためにも早く行ってあげないと」 「そ、そうね。はいこれがチケットよ」 「わかりました。連絡ありがとうございました。 じゃあ僕は空港に向かいますので、これで」 「ちょっと待って。今準備するから。 空港へは送っていくわ」 「なんかすみません。じゃあ、お言葉に甘えて・・・」 そういって、西野のお父さんの運転で空港へ向かった。
「私たちができるのはここまでよ。むこうのことは この紙に書いておいたから。つかさのことよろしくね」 「よろしく頼んだぞ」 「はい!お父さん、お母さん、行ってきます!」
そのあと飛行機の中で淳平は思った。 −お父さんとか言っちゃったよ!− 「それにしても今日最終便に乗れてよかった。 んで、さっきの紙見てみよう。 って、こんなのわかんねー!どこだよここ!? もっとわかりやすく書いて欲しかったな。まあ、いいか。 っと、そういえばつかさと会ってもいいのかな。 約束したのに・・・」 そんなことを考えているあいだに 淳平は睡魔に襲われいつの間にか眠りについていた。
淳平が目を覚ましたのはパリの空港についてからだった。 なんとスチュワーデスさんに起こされたのだ。 「ついて早々恥ずかしいな、俺・・・」 空港から出ると、誰かに呼び止られた。 振り向くと、見るからに警察だった。 −えー!俺なんかした?− するとその警察官はフランス語で何かしゃべっている。 −ヤベー!英語でもわかんねーのにもっとわかんねー!− すると警察官の後ろから上手な日本語が聞こえた。 −パリの警察にも通訳さんがいてよかった− 淳平は心底そう思った。 この通訳の人によるとつかさは 立てこもりの人質になっているというのだ。 早速パリ警察の車で事件現場へと向かった。
[No.280] 2007/01/25(Thu) 14:08:58 |