笑顔―プロローグ― - ナオ - 2007/01/03(Wed) 21:09:43 [No.262] |
笑顔―第2話― - ナオ - 2007/01/05(Fri) 23:50:07 [No.266] |
笑顔―第3話― - ナオ - 2007/01/06(Sat) 08:12:15 [No.268] |
笑顔―第4話― - ナオ - 2007/01/06(Sat) 16:52:17 [No.269] |
笑顔―第5話― - ナオ - 2007/01/07(Sun) 16:55:44 [No.270] |
笑顔―第6話― - ナオ - 2007/01/19(Fri) 21:58:24 [No.273] |
笑顔―第7話― - ナオ - 2007/01/26(Fri) 19:57:46 [No.283] |
淳平は職員室の前にいた ふぅっ、と一息ついた後ドアに手をかけた 『ガラガラ』 「失礼します!1−Aの真中淳平です。黒川先生はおりますか?」 「ちょっと待て!」 奥の方から黒川先生の声が聞こえてきた 数分後、先生が淳平の元へやってきた 「すまんな。奥の方で資料を印刷していたんだ。で、わたしに話とはなんだ?」 「あ、あの……映像研究部の顧問になって下さい!」 「はぁ!?いきなり何を言い出すんだ?」 「あの…新しく部を立ち上げたいんですが……」 「―――わかった、ちょっと待て。大事な話のようだから仕事が終わってから聞くとしよう となりの応接室で待ってろ」 「はい」 「待たせたな」 「いえ」 応接室で淳平が待つこと30分。黒川先生が入ってきた 応接室は教室の一回りくらい小さな部屋で中央にテーブルがあり、ソファが2つそれぞれ向かい合っておいてあった 淳平はドアから見て右側に座っていた 黒川先生は淳平の向かい側に座った 「さて…さっきの話だが」 「俺、CG部に入ってました。でも自分のやりたいこととは違うことに気づいたんです CG部では俺の目的が果たせないって だから映像研究部を立ち上げたいんです!」 「お前の目的とは何だ?」 淳平は一瞬ためらったが、黒川先生なら神経に聞いてくれると判断し話し出した 「俺の将来の夢は映画監督になることなんです」 「……ほう、いまどき珍しいな」 「映画の中でもCGは欠かせません。でも、実写の勉強ができないのならCG部に入る必要がないんです」 「だが、今はその映画に欠かせないCGを学ぶことも必要なんじゃないのか?」 「最初はそう思いました。でも……俺たち1年生には雑用以外の仕事をさせてくれないんです」 「……」 「先生、いいでしょう?部の顧問になってください!」 「思えの気持ちはわかった。それにわたしは一応映画もわかってるつもりだ 知り合いに映画監督がいるしな」 「じゃぁ……!」 「部を立ち上げるということは難しいことだ。まず人数が必要だ。それに費用も色々かかるだろう」 「部員はすでに7人集まっています。カメラもあります」 「7人?」 「はい!」 「メンバーを言ってみろ」 「えっと―――――――」 ――――――――――――――――――――――――― ――― 1−A ――― 「みんな、やったぞ!!」 淳平は教室に入るや否や叫んだ 教室には外村以外のメンバーが集まっていた 「ほんとに!?」 「やったな!」 「フン、お前にしては結果を出したようだな」 みんなも口々に感想を漏らした 淳平と綾は先日のできごとをみんなに話したのだ 一緒に映研部に入らないか……とも相談した するとみんなは淳平が想像していた以上に快く引き受けてくれたのだ 「さっそく明日から部活開始だぜ〜」 みんなとても嬉しそうだ 「入部届けもって来たぜ!」 淳平はポケットから入部届けを出した そこに一人づつ名前を書き始めた 映像研究 部 部員 7人 部長 真中俊平 副部長 メンバー 東城綾 北大路さつき 中村トモコ 大草直人 天地勇人 小宮山力也 「ん?副部長は誰やるの?」 さつきが淳平に質問した 「えっ……べ、別にいらねぇべ!代表は俺だけで十分っしょ!」 「お前なんかにまかせれるかっつーの」 小宮山がつっかかる そんな小宮山を無視して淳平は続けた 「え〜っと、部室は―――CG部の隣だから……」 「じゃぁ今からさっそく行こうぜ!」 「おい!俺の話を聞けって!」 小宮山が急に走り出して教室を出て行った みんなもあとから続いた 結局教室に残ったのは淳平と綾だけになった 「……ったく。話くらい聞けっての!」 淳平が不機嫌そうに適当な席に腰を下ろした 「ねぇ、真中くん?」 「ん?」 綾は窓に近づき外を眺めながら呟いた 「その…おせっかいかもしれないけど、外村君はいいの?」 「―――!!」 「多分、外村君は何も怒ってないはずだよ」 「そんなわけあるかよ!俺はあの日、あいつをおいて部室を出てったんだ そして勝手に止めちまった」 「外村君は気にしてないよ。それに真中くんだって―――」 「東城!俺たちも行こうぜ、新しい部室!」 「……うん……」 淳平と綾は教室を後にした 机の上にはどこか物足りない入部届けが置かれていた [No.283] 2007/01/26(Fri) 19:57:46 |