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見えない明日・見える未来〜番外編34(あと少し…)〜 (No.264 への返信) - シン

番外編34






さて、1ヶ月振りの復帰である。


では早速PHASE6をどうぞ。







PHASE6「自信」







「え!?じゃあ、修平くんってあの娘……沙耶ちゃんと上手く行ってるの!?」


その日の放課後は美鈴の驚きから始まった。


「ああ、何があったかは知らねーけど、色々話をしてるみたいだぜ」


「それに、東出の方もまんざらじゃねーようだしな」


「そうか…………まあ、『こっち』の方にも精を出してほしいけどな」


「そりゃそうだけど……それ言ったら終わりでしょ」


美鈴の言う事はごもっともであった。












その頃、


「ねぇ火野くん、どこに行くの?」


「いいから着いてきて」


「ちょ、ちょっと待ってよ……」


修平たちはある場所に向かっていた。


もちろん、沙耶には目的地が何なのか分かるわけが無いのだが……



















それからしばらくして、


「ここって……病院?」


修平が来たのは紛れも無く病院だった。


「何で……こんなところに?」


「ああ、ちょっと先輩のお見舞いに来たんだ」


「ま、そーゆー訳で行くぞ!」


「え?だから、ちょっと待ってよ……」


沙耶は修平に置いて行かれないように慌ててついていった。











丁度その頃、


「で、修平くんは何をやってるんだ?」


部室では、美鈴が修平の所在について一馬に尋ねていた。


「さあな、俺にも分からん」


「ただ1つ言える事があるとすれば、修平が東出をどこかに連れ出していた事だな」


「……何でそんな重要なことを言わなかったんだーっ!」


ゴスッという音を立てて、美鈴の鉄拳が一馬の顔面にクリーンヒットした。


吹き飛ばされた一馬は立ち上がることが出来ない。


「ま、アイツはアイツで考えがあるんだろうし……あたしは東城先輩のお見舞いにでも行くか」


「どーせ、この調子じゃ今日も新入部員なんて期待できないし」


美鈴はさっさと部室を後にした。





一馬が立ち上がったのはそれから1分後の事である。





















「さーてと、ここだ」


修平はある病室の前で立ち止まった。


沙耶は咄嗟にその病室の入院患者の名前を見た。


「(東城…綾さん……?)」


「東城さん、入りますよ」


沙耶が何かを考えている横で、修平は扉をノックした。


すると、病室の中から「修平くんかい?入ってきて」と男の声がした。


「ありゃ?真中さんも来てたのか。まあいいや」


「じゃあ入りますよ」


修平は独り言をつぶやいた後、病室に入った。


沙耶も修平に続く。


病室に入って沙耶が最初に見たのは、ベッドのそばで椅子に座っている若い男だった。


そして、次に見たのはベッドに横になっている艶やかな黒髪が印象的な少女だった。


「(うわぁ……すごい美人……)」


その少女を見てすぐに沙耶から飛び出した感想はそれだった。


「よっ!修平くん、元気か?」


「修平くん、今日も来てくれたんだ」


2人は修平に声をかける。


沙耶はその様子から、修平と2人が親しい間柄であることを理解した。


「東出、紹介するよ」


「こっちが真中淳平さんで、こっちは東城綾さん。俺の先輩さ」


早速、修平が沙耶に淳平と綾を紹介する。


「初めまして、あたしは修平くんの同級生の東出沙耶です」


「初めまして、あたしが東城綾。沙耶ちゃんよろしくね」


「俺が真中淳平。よろしくな」


沙耶もまた、自己紹介をする。


「で、修平くんと沙耶ちゃんの関係って?」


「わざわざ2人で来るって事は……


「ちょ、ちょっと真中さん!」


「あ、あたしと火野くんはそんな関係じゃ……」


淳平の強烈な一言。


それに対する対応が少し慌てた感じになってしまう2人であった。











「…つまり、真中さんと東城さんは恋人同士なんですね……」


「へへ……まあそういう事だな」


沙耶の言葉に照れながらも答える淳平。


綾の照れ方は淳平の比では無いが。


「ところで、何でここに来たの?何か用事があるよね?」


綾が修平に目的を問う。


その顔は、まだ赤い。


「それなんだけど……東出、例のノートを出して」


「あ、うん……」


沙耶がノートを出し、修平に渡した。


「これなんだけど……是非、東城さんに見てもらいたいんだ」


「(……あたしと…同じだ……)うん、分かった。じゃあ読むから、その間はこれでも読んでてね」


じっくりとそのノートの表紙を見た後で、修平の申し出に答える。


そして、綾もノートを一冊取り出した。


どうやら、新しく書いた小説らしい。


「東出、これ…読んでみて。東城さんの……新しい小説みたいだ」


修平は、沙耶にノートを差し出す。


「(東城さんの小説…か……どんなのだろ……?)うん、読んでみるね」


沙耶もノートの小説を読み出した。


そしてその表情は、次第に真剣になっていった。























「沙耶ちゃん…すごいよ……これだけ書けるなんて、本当にすごいよ……」


「え……本当……ですか!?でも……東城さんの方がずっと凄いですよ……」


綾は、沙耶の腕に関心していた。


一方で、沙耶は綾の小説を読んで、感動していた。


(また中断……)


[No.284] 2007/02/21(Wed) 05:07:42

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