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君だけを・・・ 第五話 (No.340 への返信) - あーまん 

淳平は、屋上にいた。

淳平「昼休みに教室に居るのも気まずいしなぁ〜 あんまり、小宮山も大草も俺と関わってると、寒い目で見られるだろうし。」

淳平は、撮影しに屋上に来たのだが、とりあえず、屋上で昼ごはんを1人で食べていた。

淳平「でも、ホントいい天気だなぁ〜こんな中で飯を食べるのも、なんかいいな♪♪」

その頃、つかさは4組の前に来ていた。

つかさが四組の前に来ただけで、ほとんどの男子が見てくる。

つかさ(あれ??いないなぁ・・・・ あ、大草君がいる!!大草君に聞いてみよ)

そう思い、つかさは呼んだ。

つかさ「大草くーん!!ちょっと来てくれない??」

その言葉に回りは騒ぎ始めた。
そりゃーそうだろう。今まで男子の事あまり呼んだこと無いつかさが呼んだんだから・・・

大草「何?西野?」

つかさ「あのさ・・真中君、何処にいるか知らない????」

大草「あぁ、あいつか、あいつなら屋上行くとか言ってたよ。」

つかさ「ありがとう!!じゃ!!」
つかさは嬉しそうに言って、屋上に向った。

大草はだいたい分かったらしく
(ふーん)
と、思っていた。

周りから見れば、すぐ会話が終わったので、そんな重要な話しでは無いと思い、騒ぎも収まった。


―――――――屋上では、淳平がビデオカメラを回していた。

淳平「まじ、すげーー!この景色!!!!いい感じに川があって、木があって・・・・ ほんと、最高だぜ!!俺の監督魂が燃えている!!!!!!!! てか、映画作るときは、この景色は外せないな。」

淳平は、かなり自分の世界に入っていた。

つかさは、屋上に着き、ドアを開けた・・・・

淳平は、ドアが開いたことに気づいて無く、夢中でカメラを回している。

淳平「お、小鳥じゃん!! 幸せそうに飛んでんな〜 よし!俺が、撮ってやる。」

そう言って、小鳥を追っていると、ドアの前に人が立っているのが見えた。淳平は焦った。

淳平(何で人が居るんだよ!!!カメラばれちゃった・・・・?)
そう、慌てて。

淳平「あぁ、ごめんなさいごめんなさい!!あまりにもいい景色だったんで、ついつい撮りたくなっちゃって・・・・・ どうか、先生には言わないで、ホントお願いします!!」

淳平は焦っていた。ビデオカメラが没収されるかもしれない恐怖に。 先生に怒られる恐怖に。

一方、つかさはクスッと笑って、

つかさ「大丈夫、言わないよ。」

と、優しく言った。

(え?この声は???)
淳平は顔を上げた。

淳平「西野・・・・・さん・・・・?」

つかさ「ちょっと、君と話したかったんだ。」

淳平はまたまた焦っていた。
(そりゃーそうだよな・・・あんな事したんだから、俺を攻めるのは当たり前だよな。とりあえず、謝ろう)

淳平「あのさ・・・昨日は、本当にごめん。冷静になって考えてみると、勝手に俺等が西野さんの事で騒いでいただけで、西野さんに迷惑かけてたのに・・・さらに、怒鳴り散らして、叩いて・・・ 謝って許されることじゃないと思うけど、ごめん。 それに、今日の朝も邪魔しちゃったし・・・」
淳平はもう謝るしかなかった。

つかさは(やっぱり、誤解してるんだ・・・)と、思い、口を開いた。

つかさ「あたしの方こそごめんなさい。」

淳平はびっくりした。
淳平「え!?何で、西野さんが謝るの???」

つかさ「真中君は悪くないよ。あたしが叩かれて当然の事言ったんだし。小宮山君の気持ちを考えないであんなこと言って・・・・ だから、全部あたしが悪いの。ごめんなさい。」

つかさからの思ってもみなかった言葉に淳平は動揺して

淳平「そんな!!西野さんは悪くないよ・・・・」

つかさ「そんな・・あたしの方こそ・・・」

このままじゃ、永遠と続きそうだ。

淳平「じゃぁさ、おあいこということで??」
淳平は少し笑いながら言った。

つかさも笑顔で
つかさ「うん!!」と言った。

淳平「でも、俺に謝らなくていいから小宮山に一言声かけてやってくれないかな???あいつ、強がってるけど、ショック受けてるのは俺には分かるんだ。」

つかさ「分かったよ! 友達想いなんだね、真中君は」

淳平「そんなこと無いよ!普通でしょ??」
と、笑顔で言う淳平の事を見てると、右腕を見せないようにしていたのをつかさは分かった。

つかさ「あのさ・・・その・・右腕、怪我したんでしょ????もしかして・・昨日の・・」
つかさは、心配そうに言った。

淳平「あぁー大丈夫大丈夫! それに、携帯の時じゃないよ。 家で階段から落ちたんだ。ダサイよな俺(笑)だから、気にしなくていいよ。」
淳平はつかさに心配かけないように言った。

(どうして、そんなに優しいの??)
つかさ「嘘!!!あたしには分かるよ!昨日のスパイクで踏まれたときに折ったんでしょ?? どうしてそんな嘘つくの??」

淳平は(やっぱばれちゃったか・・・)と思いながら
淳平「だってさ、あれは別に俺が勝手にやった事だから、それで怪我しただけだもん。だから、西野さんが責任感じること無いよ。」

つかさは感動していた。
つかさ「どうして?そんなに優しいの??」

と、ついつい口に出してしまった。

淳平は赤くなり
淳平「べ、別にそんな優しいだなんて・・・・」

つかさは(この人は、今までの格好だけの男子とは違うんだね。)
と、思った。

淳平「でもさ、今、俺なんかと二人きりで話してると、神崎が怒るんじゃないの???」
つかさは忘れていた・・・神崎の事を・・・・・

つかさ「別に、怒られる筋合いないよ??あの人彼氏でもなんでもないもん!!」

淳平は驚いた。

淳平「だって、昨日だって朝だって・・・・抱き合ってたし・・・・」

つかさ「あれは・・・・告白断ったら、いきなり抱きしめられただけ・・・朝だって、急に・・・あたしは、嫌だったのに・・・」

悲しげにつかさは言う。

淳平「そうだったんだ・・・・大変だったね・・・」

淳平が同情すると、

つかさ「そんな事は置いといて!!! 真中君はよくここに来るの??」

淳平「うん!!結構来るかな〜 昼休みとか朝とか・・・だってさ〜ここの景色すごいきれいじゃん?? お気に入りの場所なんだ♪それに・・・最近は教室にもいづらいしさ・・」

と、話す淳平を見て

つかさ「そうだね〜綺麗だね!!  いづらいって・・・・もしかして、昨日の事で??」

淳平「う〜ん、なんだかそう見たい(笑) ほら、西野さんてみんなから人気あんじゃん?? その西野さんを叩いちゃった訳だしさ・・・ だから、みんな怒ってるみたい。アハハ 、まぁ、自業自得だよなww」

寂しげに笑いながら淳平は言っていた。
そんな淳平を見て、つかさは悲しくなった。

つかさ「そんな!!真中君は悪くないのに・・・・」

淳平「まぁ、西野さんのせいじゃないし、気にするなよな!」
淳平はニコっと笑い、続けた

淳平「それに俺はには、大草と小宮山っていう最高の友達がいるんだ!!だから、寂しくないし大丈夫だよ♪ でも、あんまし俺と話してると迷惑かかるから、昼休みとかは屋上にいる訳なんだけどね。 そんなこと大丈夫だよ!!って言ってくれるのは嬉しいんだけど。」
つかさは淳平のその優しさに見とれていた。

そんな時、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

淳平「いけね!!授業が始まる。 じゃ、俺と一緒に出るとこ見られると西野さんに迷惑かかるから先行くな!!」
と、言って、淳平は行こうとした時

(迷惑なんて・・・)

つかさ「待って!!!!」

淳平はびっくりして

淳平「どうしたの??」
と、聞いた。

つかさ「うん・・・えっとさ・・・・あたしも、また屋上に来ていいかな???」

淳平はちょっと焦ったけど、笑顔で

淳平「いいよ!てか、屋上は俺だけの物じゃないし笑 でも、俺と話してるところ見られると西野さんまで迷惑かかるよ?変な目で見られるだろうし・・・」

つかさ「そんなことない!!!迷惑なんて・・・・ それに、変な目で見られたっていいよ。」

(それって、どーいう・・)

つかさ「あと・・・真中君じゃなくて・・淳平君って呼んでいいかな???」
淳平は(恥ずかしいなぁ・・・・でも、いっか)
そう思い。

淳平「・・・・いいよ! じゃあ、俺も西野さんじゃなくてみんなが呼んでるみたいに西野って呼んでいいかな??」
と何気なく聞いてみたところつかさは

つかさ「うん!!」
と、笑顔で言った。それが淳平には嬉しかった。

淳平「じゃ、俺は、結構屋上にいるから!!さすがに今日みたいに朝早くはいないけどね〜また今度!」
と、言って、屋上から降りて行った。

つかさはその途端、嬉しくなった。 神崎との誤解も解けたし、淳平と仲良くなれたし、なにより、「淳平君」って呼べる事に本当に喜んでいた。

つかさ(やっぱり、あの人はうわべだけの人じゃないんだ。)
つかさ(あたし、やっぱり・・・淳平君が好きなんだ・・・)

と、思いながら、教室に向って行った。


そんな会話を神崎は悔しそうに見ていたのを知らずに・・・・・・

 


[No.341] 2007/07/30(Mon) 01:52:14

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