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君だけを・・・ 第二十話 - あーまん  - 2007/08/09(Thu) 00:09:29 [No.380]
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君だけを・・・ 第九話 (No.344 への返信) - あーまん 

次の日、大草は学校をサボって、淳平のいる病院に来ていた。

大草「まーなか!大丈夫か???」

淳平は、大草が来た事にびっくりして、

淳平「え!?大草!?学校は???」

大草「サボった!!それより本当に大丈夫か??」

淳平「ありがとう・・・ 大丈夫だよ!三日ぐらい入院だってさ〜」

大草「そっか・・・ それより、昨日何があったんだ!? 西野と映画じゃなかったのか???」

淳平「・・・・昨日、朝の9時公園に集合で、8時50分ぐらいに着いてずっと待ってたんだけど、来なかったんだ・・・ 雨降ってきて、帰ろうかと思ったんだけど、もしかして西野の身になんかあったのかって思って心配になって探しに行こうかと思ったりもしたんだけど、入れ違いになったら嫌だから、ずっと待ってたんだけど・・・・結局来なかったみたいだな・・・西野大丈夫なのかな???西野の身に何か起きたりしてないよな?? 」

大草(真中・・・・お前って奴は・・・・)

大草「きっと大丈夫だよ!! 今は、真中の体を治すことだけ考えろよ!な?」

淳平「サンキューな! 本当に感謝してるよ。 大草には迷惑かけまくってて・・・ありがとう。」

大草「着にすんな! 俺は、お前の親友だから!」

淳平「ありがとう・・・本当にありがとう・・・」

大草(西野・・・もし、来なかったことに正当な理由が無かったら、俺は絶対に許さないからな!)

その頃、学校では、つかさと神崎の話題で持ちきりになっていた。

男子生徒A「え??西野さんって、神崎とパーティ行ったの!?」

男子生徒B「神崎〜 いいなぁ〜」

神崎「いいだろ??すっげー楽しかったよ!! 親も俺達の仲認めてくれてさ♪」

もちろん、神崎がデマを流しているだけである。

女子生徒A「いいなぁ〜西野さん、神崎君となんて・・・」

女子生徒B「でも、お似合いよね♪」

その話題で持ちきり状態になっている。

トモコ「ちょっと、つかさ!! 真中はどーなっちゃったのよ??好きって言ってたくせに・・・」

つかさ「神崎君の事は、あれは嘘だから!!!!実は・・・・」

トモコには全部話した

トモコ「ひどい!!!! なんてこと・・・・ あいつは許せない!!!」
そう言って、トモコは立ち上がると、

つかさ「待って!!今は、それより淳平君に謝りたい・・・」

トモコ「だったら、さっさと行ってくる!!」

トモコはつかさの背中を押した。

つかさは、4組の前まで来たが、そこには淳平の姿は無い・・・

大草に聞こうと思ったが大草もいない。

つかさは小宮山を呼んだ。

つかさ「小宮山君!!ちょっと来て」

小宮山「どうしたの??」

つかさ「淳平君はどうしたの?? あと、大草君は??」

小宮山「ここだけの話、朝、大草から連絡があって、真中が入院したらしいんだ、 それで、大草は学校サボってお見舞いに行ってる。」

つかさ「入院!? 何で???」

小宮山「どうやら、凄い高熱だしちゃったらしいんだ。」

つかさ「場所、分かる???」

小宮山「確か、東泉坂総合病院って言ってたよ。」

つかさ「そっか、ありがとう!」

と、言って、つかさは教室に戻った。

つかさ(淳平君が入院・・・しかも高熱・・・・)

トモコ「どう?真中には言えたの??」
 
つかさ「なんか、淳平君、高熱出して入院してるらしいんだ・・・」

トモコ「え!? 入院・・・・どうしたんだろう?? じゃあ、学校終わったら、お見舞い行かなきゃね!!」

つかさ「うん!」

そして、放課後になり、つかさは急いで病院に向った。

途中、神崎に呼ばれたみたいだが、そんなのは無視して走っていった。

つかさが病院に着き、淳平がいる病室に入ってみると、淳平は寝ており、隣には大草が本を読んでいた。

つかさ「淳平君・・・・」

その声に反応した大草が

大草「西野、話があるんだけど。」

つかさ「うん・・・・」

大草「ここだと、真中起こしちゃうから、談話室行こう。」

そう言って、談話室に行き、大草が口を開いた。

大草「西野さ、昨日、何処で何をしていたの??」

真剣な顔で大草は話しを続ける。

大草「真中がこうなったのは、昨日、西野をずっと待ってたからなんだ。 雨が降ってきても、西野の身に何かあったんだと思うと、帰れなかったんだってさ、いい奴だよな。 映画だって、尊敬している映画監督を生で見れるチャンスだったのに西野の事が心配で、ずっと待ってたんだぜ??? 実は、あのチケット、応募してももらえるのは行ける権利だけで、1枚5000円もしてたんだよ? それを、真中は自分の小遣いから出しちゃってさ・・・チケットもらったなんて嘘ついて、行く日を楽しみにしてた。あいつ、西野の事好きなんだよ。だから、映画も見ないで、ずっと西野の事待ってたんだよ。  俺は、正当な理由がなくちゃ、西野を許さないし、真中にも会わせないからな!!!!」

大草は怒っているのをなんとか抑えているようだった。

つかさ「淳平君・・・・あたしのせいで・・・・淳平君・・・」

つかさは泣きそうになる。

大草「泣くのはちょっと待って、先に理由を聞かせてくれ。」

つかさ「うん・・・・実は・・・」

昨日の一件を大草に全て話した。

大草はキレた・・・・

大草「神崎の野郎・・・多分、西野と真中が映画行く事を知ってて、わざとやりやがったな!!! 許せねぇ!あいつは許せねぇ!!!!!」

いつもクールな大草が、すごい熱くなってる。
そうして、少し冷めて

大草「でも、西野も悪いよ?? 断ろうと思ったら、母親呼んだりして断れたはずでしょ??」

つかさ「うん・・・ごめんなさい。考え方が甘かった・・・」

大草「でも、一番悪いのは神崎だから!! このままじゃ、済まさねぇぞあいつ!!            でも、今は、真中に会ってあげてな??」

つかさ「え??会っていいの??」

大草「理由がそれならしょうがない、って言ったら嘘になるけど・・・ でも、このままじゃ真中が可愛そうだから・・・」

つかさは、笑顔になり

つかさ「ありがとう。大草君」

大草「いいんだよ。俺は、真中の親友だから! じゃ、俺はそろそろ帰るな。」

と、言って、帰っていった。

つかさは、急いで淳平の所まで行き、まだ寝てる淳平の側まで行った。そして、

つかさ「ごめんね・・・淳平君・・・」

と、小声で言うと、淳平が目を覚ました。

淳平「に・・・し・・・・・・・・・の??? 西野!!」

淳平は思わず西野を抱き寄せた。

淳平「心配したんだぞ!! 大丈夫だったか???? はぁ〜良かった・・・・西野が無事で・・・・ 西野の身になんかあったらと思うと俺は・・・俺は・・・・・とにかく無事で良かった。」

淳平は、泣いていた。

(淳平君・・・こんなに心配してくれて・・・・ 本当にずっと、待っててくれたんだ・・・・なのにあたしは・・・・ごめんね・・本当に・・)

淳平は自分がつかさを抱き寄せている事に気づき、はっとして・・

淳平「ご・・ごめん。」

つかさ「んーん、大丈夫だよ・・・ それに、あたしの方こそごめんなさい・・・せっかくのチケットだったのに・・・しかも、大金払ったんでしょ?? 無駄になっちゃったね・・あたしのせいで・・」

淳平「大草に聞いたのか〜 言わなくていいっていったんだけどな。」

淳平「まぁ、確かに無駄になっちゃったのは、残念だったけど、それより西野が無事でいてくれたことの方が嬉しいから!! 金なんてまた貯めればいいしさ!」

つかさ「淳平君・・・・ありがとう・・・でも、何で理由聞かないの??」

そうなのだ、淳平はさっきから理由を聞こうとしないのだ。

淳平「別に、西野は用事があった訳だろ?? 出来れば連絡欲しかったけど、俺、早めに出ちゃったし、携帯も持ってないし・・・ それに、連絡して来ないって事は、急ぎの用事だったんでしょ?? 俺に、詮索する権利はないし、言いたくなければ、聞かないよ。 何より、俺は西野を信じてるからさ!!」

ニコっと、笑いながら話す淳平を見て、つかさは淳平に抱きついた。

つかさ「馬鹿・・・・優しすぎるんだよ!淳平君は、本当に優しすぎるよ・・・・
      
       でも、そんな淳平君が大好き!!!!」

淳平は、顔が真っ赤になって困ってる・・・でも、つかさは放そうとしない。
でも、淳平はそれが嬉しかった。

淳平「俺も、西野のこと・・その・・・大好きだよ!!」

そして、お互い見つめ合い・・・・唇が重なった・・・・


[No.345] 2007/07/30(Mon) 02:38:41

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