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君だけを・・・ 第二十話 - あーまん  - 2007/08/09(Thu) 00:09:29 [No.380]
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君だけを・・・ 第十五話 (No.358 への返信) - あーまん 

その日の昼休み、屋上には、淳平、大草、小宮山、つかさ、トモコが集まっていた。

大草「それじゃー、日曜日は泉坂駅に9時集合なぁ〜」

何の話をしているかと言うと、日曜日に行く泉坂高校への学校見学について話し合ってるのである。

みんな「はーい。」

大草は、ニヤっと笑って、悪戯っぽく、

大草「真中は、8時30分集合な!!」

と、言った。 淳平はすごい驚いた顔して

淳平「なんで俺だけ〜!!!」

と、反論した。

大草「だって、お前いっつも遅刻すんじゃん。 だから、保険だよ保険!!」

大草が済ました顔で言うと、淳平はがっくりとして

淳平「そんなぁ〜 西野〜助けてよ〜」

すると、つかさは

つかさ「遅刻するのが悪いんだぞ!!」

と、言って、軽くあしらった。 淳平は開き直り

淳平「あぁ〜分かった!絶対遅刻しねぇからな!!」

と、言うと小宮山が

小宮山「期待しないで待ってやるよ。」
と、言うとみんな笑い出した。

笑いが収まったところで、トモコが口を開いた。

トモコ「あのさぁ〜 神崎の事で話しがあるんだけど・・・・」

淳平が即座に反応して

淳平「神崎!?また、何かやったのか??」

と、聞いたところ

トモコ「実はね・・・・・」

トモコは、朝に起こった出来事をみんなに話した。

大草「神崎の奴もしつけーなぁ〜 まだ、西野の事諦めてないのかよ・・・・」

大草は呆れていた。

小宮山「しっかし、つかさちゃんも大変だなぁ〜。」

小宮山が言うと、

つかさ「うん・・・本当に困っちゃうよ・・・・・」

つかさは、本当に困ってるようだった。 淳平はそんなつかさを見て、自分が何もしてやれないことに怒りを感じていた・・・・

大草「真中と西野が付き合ってることを言っても、諦めないって事は、現段階で解決するのは難しいな・・・・」

大草「ま、お姫様の事をしっかり守ってやれよ!!真中!!」

と、言いながら、淳平の肩を叩いた。

淳平「お・・・おう!」

と、応えたが

トモコ「まったく〜頼りないなぁ〜」

と、言われ、みんなに笑われてしまった・・・・・

そんな時、屋上の扉が開いた。

みんな、いっせいに扉の方を見たら、そこにいたのは・・・・・・・・神崎だった。
神崎は、ニコニコしながら

神崎「よう!!みんな何の話をしてるんだ??」

と、言ってきた。 大草が呆れ気味に

大草「別にお前には関係ないだろ。 だいたい何で来たんだよ??」

冷たい言葉を浴びせたが、神崎は受け流して

神崎「つれないなぁ〜 いいじゃん!俺も話に入れてくれよ。 それに、俺は西野と話しに来たんだよ!!」

と言いながら、淳平とつかさの間に座ってきた。 つかさは悲しそうな顔をしている。 淳平はそんなつかさの顔を見て、押さえきれなくなり、

淳平「神崎!!西野から離れろよ!!!!」

淳平はかなり怒っていた。 しかし、そんな淳平に神崎は鼻で笑いながら

神崎「は???」

と、言ってきた。 そんな神崎の態度に淳平はさらに怒り

淳平「お前さっさと帰れよ!!! お前、西野が好きなんだろ??だったら何で困らせるようなことするんだよ!!!!!! はっきり言って、邪魔なんだよ!! もうこれ以上西野に悲しい顔をさせるんじゃねえ!!」

みんなは驚いて固まっていた。 しかし、神崎は

神崎「あぁ、好きだよ!大好きだ!!! だから、諦めきれないんだよ!! なぁ、西野??なんで真中なんだよ?? 俺の方が、顔もいいし、頭もいいし、運動神経もいいし、金持ちだぜ??? 俺の方が全然真中より釣り合ってるだろ!!!」

神崎は、熱くなっている。 つかさは、淳平の事を言われ、腹が立ち

つかさ「分からないの??? あたし、君にそういうところが大嫌いなんだよ???」

と、冷たく言った。 神崎は、その場に立ち

神崎「絶対、真中から奪ってやるからな・・・・」

と言いながら、屋上から帰って行った。

みんなも、何をしていいか分からず、とりあえずお開きという事で教室に帰って行った。 

淳平は、まだ少し時間があったので屋上に残って物思いひ更けていた。

淳平「神崎の西野に対する想いは、凄かったな・・・・ 確かに、神崎は俺なんかより何もかもが勝ってると思うけど・・・・  西野だけは・・・」

淳平が手すりに身を預け空を見ながら一人ごとを言っていると、隣につかさがやってきた。

つかさ「淳平君、さっきはありがとね♪」

つかさは、淳平の顔を見ながらニッコリ笑っていた。

淳平「べ・・別に俺は・・・・」

淳平が否定しようとすると、つかさがそれを遮って、

つかさ「あたし、嬉しかったんだ!淳平君があんなに怒ってくれて・・・・ トモコは
淳平君のこと頼りないって言ってたけど、あたしは凄い頼りになると思ってるし、頼りにしてるから!!」

と、淳平の腕に手を回してきた。そして続ける

つかさ「それに言ったでしょ??あたしは、淳平君しか好きじゃないって!! どんなに神崎君に優しくされたとしても、あたしのこの気持ちはずっと変わらないよ!  それに、
神崎君みたいな上辺だけのかっこよく見せてる奴なんて好きになれれないよ。」

つかさは、そう言いながら淳平から少し離れた。 しかし、淳平の顔は曇っていき

淳平「不安・・・だったんだ・・・」

つかさは、びっくりしたように

つかさ「え??」

と聞き返した。

淳平「不安・・・だったんだ、神崎を見てたら、西野が俺からどんどん離れていく様な気がして・・・」

淳平の顔がどんどん曇っていく・・ つかさは、心配になってしまった。

つかさ「淳平君・・・・」

しかし、次の瞬間淳平は笑顔になり

淳平「でも・・・・ 西野のこと信じるよ!! 何があっても、俺達は一緒だよな???」

つかさもそれに乗じて笑顔になり

つかさ「うん!!」

と言った。

淳平「そういえば、そろそろ時間だなぁ〜 戻るか??」

淳平は聞いた

つかさ「そうだね。戻ろっか!!」

そう言って、二人は屋上を後にした。

そうして・・・・・・

午後の退屈な授業が終わり、つかさと一緒に帰り、別れて、淳平は家のポストを調べていた。

淳平「何か俺宛に届いているぞ・・・・  進○ゼミと塾の夏期講習の案内書だ。」

淳平はそれを片手に、家に入り、自分の部屋へ行って、ベッドに寝転がりながら、最初に進○ゼミの案内書を見ていた。

淳平「考えてみれば、もう夏休みなんだよなぁ・・・・・ このままの状態で行ったら、絶対夏休みだらけるな。  進○ゼミかぁ〜 こんな風に合格出来たらどれだけ楽な事か・・・・・」

そう、言って、ゴミ箱に進○ゼミの案内書を投げ入れた。 そして、次に塾の案内書を見ていた。

淳平「塾ね・・・・ 何々、夏休み、週5日で一日8時間勉強!? こりゃーすげぇな・・・・ でも、今の俺の実力だと、このぐらいやらないと泉坂に入れないかもな・・・・  よし!!悩む前に行動に移せ!!だ!! 夏期講習、母さんに頼んでみよう!!」

そう言いながら、淳平は母親の所まで行き

淳平「母さぁ〜ん、俺、ここの塾の夏期講習に行ってみたいんだけど!!」

そう言うやいなや、

淳平母「淳平・・・・やっとやる気になってくれたのね!!! まさか、淳平からそんな言葉が出るなんて、夢にも思って無かったわ!!! もちろん良いわよ!! 行ってきな行ってきな!!」

母親は、感激しながらあっさりOKしてくれた。淳平は、ポカーンとして、

淳平(母さんにとっての俺の見方って・・・・・・)

少しショックを受けならも、夏休み勉強付けにするぞ!と堅く誓う淳平であった。


[No.360] 2007/08/03(Fri) 00:28:02

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