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all 時を越える想い〜プロローグ〜 - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/10/22(Sat) 10:35:49 [No.35]
Re: 時を越える想い〜第一話〜:オリジナル98%・いちご2... - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/10/22(Sat) 20:28:41 [No.36]
Re: 時を越える想い〜第二話〜: - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/10/22(Sat) 22:42:18 [No.37]
Re: 時を越える想い〜第三話〜: - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/10/23(Sun) 08:20:08 [No.38]
Re: 時を越える想い〜第三話〜:訂正部分 - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/10/23(Sun) 09:55:06 [No.39]
Re: 時を越える想い〜第四話〜: - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/10/23(Sun) 10:46:50 [No.40]
Re: 時を越える想い〜第五話〜: - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/10/23(Sun) 19:29:33 [No.41]
Re: 時を越える想い〜第六話〜: - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/11/22(Tue) 00:28:07 [No.43]
Re: 時を越える想い〜第七話〜: - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/11/22(Tue) 01:32:26 [No.44]
Re: 時を越える想い〜エピローグ〜: - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/11/22(Tue) 01:36:57 [No.45]
Re: 時を越える想い〜あとがき〜: - 最果ての 脈動する 中心核 - 2005/11/22(Tue) 01:43:12 [No.46]


Re: 時を越える想い〜第二話〜: (No.36 への返信) - 最果ての 脈動する 中心核

さて、第一話で日本に旅立った達郎だが、この旅だった週は2枚写真があったわけだが、恐らく私の予想では平島先生は山に散歩しに行く事が多々あるので恐らくその時に発見して送信したのだろう・・・・・しかし、私でもこのような事が起こればうれしい。この後達郎はどうなったのかそろそろ見て頂こう。それでは本編開始。

第2話

僕は空港に着くとそのままタクシーに飛び乗り藻岩を目指した。
着替える事なくそのまま飛行機に飛び乗ったせいで僕は研究室に居た時のままの服装でいた。
しかし、そんな事を気にしている場合ではない。
僕は直感的に感じていた。

藻岩大樹が急に枯れた原因は二つ。
一つは山王学園の近くにある廃坑から汚染物質が流れ出した可能性。
もう一つは去年の時のように未来と過去のあの木が入れ替わった可能性。
前者は藻岩大樹だけが枯れているので除外される。
つまり結論は唯一つ。
過去と未来の木が入れ替わったのだ!
そして入れ替わったと言う事は誰かがこの世界に来て居るという事だ。
沙らに今年教育実習生2名を鐘ノ音は受け入れる事になっている。
藻岩に着くと僕は職員室に駆け込んだ。
ちょうど平島がいる。
「職員室は失礼します言いてから入れって…い、伊原!?なんでお前がここに?」
「…どうもお久しぶりです。」
「な、何しにきたんや」
「藻岩大樹の調査です。いきなり枯れてましたからね。ところで…」
「何や?」
「今年新しく教育実習生が居ますよね?」
「あ?ああ」
「今、何処にいますか?」
「今は…森に居ると思うで・・・・」
「そうですか・・・では!」
僕は森に向かって走って行った。

私はまたこの時代に来た。今度は生徒としてでなく教育実習生として。
「変わってないな・・・・って当たり前か」
今回は私だけでなくもう一人こちらに来る事になっている。私に遅れて彼女は来た。
「まったく…今回は問題起こさないでよ?」
私に釘を刺してくる。彼女は向井沙希。
私の幼馴染にして時空管理局のエリート職員だ。
何やらこの時代の自然環境の調査に来たそうだ。
時間がかかるので私と同じく1ヶ月間教育実習生として此処に赴任する事になる。
「分かってますよぅ」
「頼むわよ?」
「達郎君気づいてくれるかな?大人になった私にどんな反応するだろう?」
「分かって無いし・・・」
学園の入り口に着くと平島先生が出迎えた。
「彼方達が教育実習生の二人ですな?」
「はいそうです。私が向井沙希で、隣の彼女が森脇琴子です」
「では、早速校内を案内しますよ」
そう言って平島先生は校内を案内し始める。私は校内は知っているが…。
一通り案内を終え最後に体育館へと案内された。
「此処が体育館です。今年共学化に先立ち新しく改装し直したのですわ」
「はぁ、そうですか」
と、その時
―メキメキ…
ガシャーン!
「うあああ!」
「鉄格子が破れたぞ」
あの時の様に中山君達が飛び出してきた。
「こおおおらぁぁ!!!このごくつぶしどもがああ!!!!」
「やべ!逃げろー!」
「待ってくれよー!」
「お、おい、待ってくれよ!!」
森本君、中山君、浜浦君が逃げて行く。しかし其処にはあの時とは違って達郎君の姿は無かった。
「まったく。伊原が居なくなったと思ったら…急にあの3馬鹿共が」
「え?あの…平島先生」
「何ですかな?琴子先生?」
「伊原…達郎君が居ないって?」
「ああ・・・彼は我が学園の自慢ですよ…。去年の10月にアメリカの大学に飛び級して行った生徒ですよ、伊原達郎は。」
「・・・え?」
「全く…世の中何が起こるか分かりませんなぁ…あのごくつぶしが…」
「そういえば…新聞にも載ってましたね」
沙希が言う。
「あの…ちょっと私たち森を見てきますので」
「ん?あぁ、案内しますよ」
「いえ…ちょっと二人だけで話がしたいので…」
そう言って、私は沙希を森の入り口に引っ張って行った。
「・・・何?」
「達郎君が居ないの…知ってたのね」
「ええ」
「どうして隠してたの?」
「隠してなんか無いわよ。調べればすぐに分かる事じゃない?」
「でも…」
「私は調査しなければならない事があるから、もう行くわよ?」
そう言って沙希は何処かへ行ってしまった
「…達郎君が居ないなんて」
逢えると思ってたのに…彼の顔が見れると…思ってたのに…。
私はフラフラと森の中を歩き藻岩大樹の所まで来た。
彼と私が移っている写真を見る。
思わず涙が流れてきた。
「…達郎君…何処に居るの…」
と、その時だった。
「琴子!!」
「え?」
聞き覚えがある…忘れる事の出来ない、聞き間違える事のあるはずが無い声が私を呼んだ。
私は思わず振り返った。
…其処には、ふち無しの眼鏡をかけ、白衣を着て、やや痩せ細っている達郎君が汗だくになって肩で息をしながら立っていた。
「琴子・・・だな?」


僕は走った。鐘ノ音先生に続くあの道を・・・。
深い森の中から藻岩大樹がある、開けた丘が見えてきた。
其処にうずくまって小さくなっている女性が一人。
僕は思わず叫んだ。
「琴子!!」
「え?」
女性が振り向く。
それは僕が会いたかった最愛の人、見間違えるはずが無かった。
「琴子・・・だな」
「・・・達郎君」
僕は琴子の方に駆け寄って行く。琴子も僕の方へと走ってきた。
「琴子!」
「達郎!」
僕は大人になった恋人を力いっぱいに抱きしめた。


[No.37] 2005/10/22(Sat) 22:42:18

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