古いの - あーまん - 2007/08/05(Sun) 01:26:02 [No.365] |
夢を掴む 第一話 - あーまん - 2007/08/05(Sun) 01:29:30 [No.366] |
夢を掴む 第二話 - あーまん - 2007/08/05(Sun) 01:35:02 [No.367] |
夢を掴む 第三話 - あーまん - 2007/08/05(Sun) 01:42:12 [No.368] |
夢を掴む 第四話 - あーまん - 2007/08/05(Sun) 01:50:51 [No.369] |
夢を掴む 第五話 - あーまん - 2007/08/05(Sun) 01:54:52 [No.370] |
夢を掴む 第六話 - あーまん - 2007/08/05(Sun) 01:58:43 [No.371] |
夢を掴む 第七話 - あーまん - 2007/08/05(Sun) 02:02:31 [No.372] |
夢を掴む 最終話 - あーまん - 2007/08/05(Sun) 02:12:00 [No.373] |
良く晴れた朝、1人の金髪の美女が目を覚ました。 窓から差し込む太陽の光と調和して幻想的な世界を作り出している。 しかし、その美女の表情はどこか寂しげだった・・・・ 西野「今日も、いい天気だな・・・ 朝ご飯作らなきゃ!!」 そして、西野は着替えて、朝ご飯の準備に取りかかった。 その時、インターフォンが鳴った。 西野「はーい、どなたですか〜??」 と、言いながらドアを開けた 大草「おはよ!西野!!!」 大草だった、 実は、あの空港の時以来、この二人は付き合ってるのである。 そして、昨日プロポーズされ、西野もそれを受けた・・・・ だから、西野の左手の薬指には指輪がはまっていた。 西野「あ、大草君!! 丁度良かった♪ 朝ご飯食べてく??」 大草「まじ!?西野の朝ご飯食べれんの!?最高だぁ〜!!!」 と大草ははしゃいでいた。 西野は 「フフフ、大草君ったら♪」 と、言いながら、笑っていた・・・・ しかし、西野は大草と付き合いながらも、プロポーズを受けながらも、心に大きな穴があるのを感じていた・・・・ そして、二人で家へ上がり、西野が 西野「テレビでも見てて待ってて〜。」 と、言い、大草もそれに応じ、テレビを付けた。 「昨日、入ったニュースですが、なんと、あのプロサッカー選手の大草選手と、美人パティシエで有名な西野つかささんが、結婚秒読みとの事です・・・・・」 大草「ははは、もう俺達の事話題になってるよ♪」 大草は喜んでいたが、西野は正直複雑だった・・・ そんな西野を大草は寂しげな目で見ていたが、西野が 西野「どうかしたの??」 と、聞いてきたので、目線を逸らし 大草「ああ、何でもないよ。」 と言いながらテレビに視線を戻した。 「次は、最近の話題の人物に対談しに行く企画『突撃!話題人!!』のコーナーです。」 大草「ふぅ〜ん、誰が出るんだろうな??」 「今回は、私、井上リポーターがわざわざアメリカまで行き、今、映画界の話題の新鋭に対談しに行ってきました!!」 西野も朝ご飯を作り終えて、テーブルに持っていき、テレビを見ていた。 西野(アメリカの映画界か・・・・・) 西野は複雑な表情でテレビを見ていた。 「アメリカのニューヨークにある○○プロダクションまでやって来ました!! そして、遂に、今アメリカで社会現象まで起こした映画を作った、日本人監督と対談します!!」 大草「まさか・・・・」 大草は不安の色を感じていた。 西野「もしかして・・・・」 西野は心がドキドキしている。 「真中淳平監督です!!!」 西野「淳平君・・・・」 西野の表情がとても安堵していた・・・何せ、一番大切だった人、一番会いたかった人、一番声が聞きたかった人・・・・一番愛してた人、がそこにはいたから・・・・ 大草は、見て見ぬふりをしていた。 「今回の映画は、初監督だと聞きましたが、映画の監督を依頼された時はどんな気持ちでしたか??」 淳平「さすがに、緊張しましたが正直嬉しさが込み上げて来ましたね。やっと、自分の力を発揮出来る!!って!!」 西野は、食い入るように画面を見つめている。 「そうだったんですか〜 でも、その想いがあったからこそ、この映画がここまでの作品になったのでしょうね!カンヌにもノミネートされたようですし!!」 淳平「いやいや、俺1人の力じゃ、ここまでの作品には仕上がらなかったですよ。 ここに居るスタッフのみなさん、俳優のみなさん、この映画に携わってくれた人たちのみんなの力です!」 淳平「それに、カンヌには特別な想いがありまして・・・」 「その、特別な想いとは???」 淳平「そ、それは・・・・」 淳平は顔が赤くなりながら、モゾモゾしていた。 西野は(こういう所は、変わってないなぁ〜 でも、凄いかっこよくなったな・・・・) と、1人苦笑していた。 「もしかして、その反応は恋愛関係ですね???」 淳平「う・・・・」 淳平は、見事リポーターに的中されたようで、恥ずかしがっていた。 「ここで、真中監督に恋愛の質問をしてみましょーーー」 西野は、(淳平君・・・新しい恋を見つけたのかな・・・・)と、寂しそうに思った。 大草は、どーすることも出来ずに 大草「真中も新しい相手見つけたのかな??」 と、西野に聞いてみたかが返事は無かった・・・・ 「真中監督には、ズバリ付き合ってる人は居るのですか???」 西野の顔が引きつった。 淳平「い・・・居ませんよ!!」 それを聞いて、西野の顔が穏やかになった。 「えぇ〜!?以外ですね!! 真中監督なら、まだまだ若いし、顔もなかなかイケてますし、何よりカンヌにノミネートされた監督なんですから、モテモテかと思いましたよ。日本でもファンはたくさん居ますのに・・・・」 淳平「ちょ・・・そんなこと無いですよ!! 確かに、お付き合いの話とか、結婚話とかは結構来ましたけど、全部断りましたよ。」 「えぇ!?どうして、そんな・・・ さては、ずーっと、想って居る人が居るのですね?? さっきのカンヌに対する想いに関係しているんですか???この際、洗いざらい吐いちゃってください!!」 淳平「・・・・分かりましたよ・・・ 実は、高校三年生の秋から付き合っていた彼女が居まして・・・・」 西野は(え・・・!?あたしの事!?) 大草もテレビに夢中になっている。 淳平「その子は、高校卒業と同時に夢のためにパリに留学を決めたんですよ。それで、俺もその子がパリへ行ってる間、映画監督になるために頑張って行こうと思って、御互い夢のために別れたんです。再開を約束して・・・・」 西野は食い入るようにテレビを見つめている。 「ほうほう、それで、カンヌの想いとどういう関係が??」 淳平「焦らないで下さいよ(笑)そして、空港に見送りに行った時に、その子がカンヌで待ってる。って言ったんですよ。」 「と、言うことはその子に会うためにカンヌを目指してたと??」 淳平「それもそうなんですけど、それから、四年後に、その子が日本に帰国するとの事で、俺も会いたいがために無理言って、帰国したんですよ。」 西野「・・・・あの時の・・・・」 大草「・・・・・・・・・・・・」 「それで、会ったと???」 淳平「会ったには会ったんですけど、実は、その子、俺の事は忘れて、俺の親友と付き合ってたみたいなんですよね。」 西野「・・・・・・・・・・淳平君」 つかさは泣き出しそうになった。 「それは・・・・残念でしたね・・・・」 淳平「はい・・・俺はどーしようもないぐらいその子が好きでしたから、それはもうショックでしたよ。」 つかさ(こんなに想ってくれてたんだ・・・) 「それでは、新しい恋には??」 淳平「恥ずかしながら、全然進めてないんです。 今でも、ずーっと、その子の事を考えてたりしますよ。 人から見れば、情けないなぁ〜と思われると思いますが、それぐらい俺は好きなんです。 例え、どんな女の子が言い寄ってきたとしても、どうしてもその子の事を考えてしまうんです・・・・」 西野「うぅ・・・淳平君・・・・・」 つかさはとうとう泣き出してしまった。大草は(真中・・・・・まだこんなに西野のこと・・・)と、思っていた。 「いろいろ大変なんですね〜 で、具体的にカンヌに対する想いとは??」 淳平「アホみたいな話ですけど、カンヌに行けば、その子が待っててくれる!っと、思ってるだけなんです。 そんな話はある訳無いんですけどね・・・ やっぱり、変ですよね??忘れなきゃとは思うんですけど・・・」 西野「淳平君・・・まだ、こんなにあたしのことを想ってくれてる・・・」 西野は隣に大草が居る事を完全に忘れていた。 この時、西野には泣きながらもある決心を固めつつあった。 「まぁ、人にはいろいろな恋愛事情がありますよね!!! そういえば、その真中さんの親友と、真中さんが想ってる子は今どうしてるんですか??」 淳平は少し黙って 淳平「さぁ〜、今ごろ、サッカーでもしながら幸せにしてるんじゃないですかね??」 と、寂しげに言っていた。 「サッカーと言えば、真中さんと同じ高校の大草選手が、美人パティシエで有名な西野つかささんが結婚するらしいですよ??」 それを聞いた淳平は動揺を隠せない様子で 淳平「け・・・結婚ですか・・・・ 幸せに・・なってくれると・・・いいですね・・・」 と、力なく言った。 西野(淳平君、やっぱり、あたしは今でもあなたのことが・・・・) 西野は、何かを決めたような表情で思っていた。 「おっと、そろそろ時間ですね!! では、真中監督!最後に作品のピアールをどうぞ!!」 淳平「え〜、この作品は、恋愛の難しさ、すれ違い、いろいろな問題、だけど、それを通り越した人には幸せがやってくると、共感できる作品です! 1週間後、僕自身もこの作品と一緒に日本に行くので、是非、見てください!」 そう言うと、番組は終わった。 [No.372] 2007/08/05(Sun) 02:02:31 |