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No.373へ返信

all 古いの - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:26:02 [No.365]
夢を掴む 第一話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:29:30 [No.366]
夢を掴む 第二話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:35:02 [No.367]
夢を掴む 第三話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:42:12 [No.368]
夢を掴む 第四話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:50:51 [No.369]
夢を掴む 第五話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:54:52 [No.370]
夢を掴む 第六話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:58:43 [No.371]
夢を掴む 第七話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 02:02:31 [No.372]
夢を掴む 最終話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 02:12:00 [No.373]


夢を掴む 最終話 (No.372 への返信) - あーまん 

西野「大草君!」

西野が口を開いた。

大草「うん・・・・・」

西野「やっぱり、あたし、大草君と結婚出来ない・・・・ あたしは、まだ淳平君の事が忘れられない・・・ ごめんね、淳平君がアメリカ行ってから、あたし、悲しくて悲しくて、唯、大草君に甘えてただけだった・・・」

西野は悲しそうに言っていたが、目には力がこもっていた。それを見た大草は、(やっぱり・・)と、思って

大草「何も言わなくていいよ。 なんとなく分かってたんだ、俺じゃ、西野を幸せに出来ないって・・・・ 俺じゃ、西野を心の底から笑顔にする事が出来ないって・・・・ それに謝るのはこっちの方だよ。 俺は、結局、西野の幸せを自分のためだけに壊していた・・・ ごめんな、俺がこんなことしなければ、西野は真中と・・・・」

大草も泣き出してしまった・

西野「過ぎた事はしょうがないよ。 それに、淳平君がまだあたしの事をあんなに想ってくれてる事が素直に嬉しかった・・・・・」

そう言うと、西野は自分の手から指輪を外し箱に丁寧に入れ、

西野「これ・・・・婚約指輪・・・返します。 一度は受け取っておいて、本当にごめんなさい。」

大草はそれを受け取り

大草「いいよ。 俺、西野にとってひどいこといろいろしてたけど、西野が大好きだった・・・これだけは分かって欲しい。」

西野「うん・・・付き合っててそれは分かってたよ。 でも、あたしはその想いに応えられない・・・・ごめんなさい。」

大草「・・・笑えって!! これから、真中に何とかして会って気持ちを伝えるんだろ??? 真中だって、西野の笑顔が見たいはずだし! そんな暗い顔してたら、真中もがっかりするぜ??」

大草が泣きながらも笑顔で励ました。

西野「そう・・・だね!! 大草君!!ありがとう!! そして、さよなら!!」

最後に西野は笑顔でお別れした。

大草「俺の方こそありがとう!! じゃあ、帰るな!! 今までありがとう・・・そして、幸せになれよ!!」

そう言って、大草は出て行った・・・・ 帰り道地面には水滴の後が直線に付いていた・・・・


そして1週間後・・・・・・

淳平は、飛行機で物思いに更けていた・・・・

淳平「3年ぶりの日本だけど・・・・懐かしいな・・・西野は元気にしてんのかな・・・・」

そして、空港に着き、ロビーに着いたら、大勢の報道陣とファンが待っていた。

「キャー真中さーん!!こっち向いてーー」

「サイン頂戴!!!!」

などの黄色い声援や、報道陣のカメラの音で空港内はうるさかった。

淳平は(早く移動しよう・・・)

と、思って、適当に握手したりサインを書いて空港を後にした。

その中に西野もいたのだが、淳平は気づかなかった。

西野「はぁ〜 凄いファンの数だな・・・・淳平君・・・凄いな・・・」

西野はため息をついていたが

西野「あたしは諦めないぞ!!」

と、言いながら空港を後にした。





淳平はとりあえず、家に帰っていた。 家に帰るや否や唯や母さんがバカ騒ぎして

唯「じゅんぺーーーーーーーー!!! 一躍有名人じゃん!!!唯、嬉しいな!!」

母さん「あたし、サインもらっとこうかしら♪」

淳平は呆れて

淳平「おいおいおい・・・・別にいつもの俺だよ・・・」

と、困っていた。

そして、夜は宴会になり、ビールが足りなくなった。

淳平「かあさーん、もうビールないの〜???」

母さん「もう無いわよ〜 欲しかったら買って来るわよ??」

淳平「あ、いいよ。俺が行くよ。久しぶりに、ここら辺歩きたいし♪」

と、言って、近くのコンビニまで歩いて行った。


その頃、西野は、

西野「はぁ〜 なかなか淳平君に会えないな・・・・ガード固すぎだよもう!!!」

少し、疲れ気味で言っていた。

西野「なんか、喉渇いちゃった・・・コンビニ行こう」

西野もコンビニへ向った。


淳平は一足早くコンビニに着き、

淳平「お、雑誌じゃーん♪ なになに??って、俺が載ってるよ!!! なんだか恥ずかしい気分だな・・・・」

と、1人苦笑していた。さらに読み進めていくと

淳平「ん?? 大草と西野が破局!?!?!?!? どうして・・・・」

詳しい事は書かれていなかった・・・・

淳平は(まぁ、俺にはもう関係ないか・・・)と、思いビールが売ってあるとこまで足を進めた。

丁度その時、コンビニに西野が入ってきた・・・・淳平が居るとは知らずに・・・・

西野「はぁ〜 何飲もうかなぁ〜 ビールなんか飲みたいかも!!」

そう言って、ビール売り場へ向った。

そして、戸を開けようとしたとき、もう一つの手が戸を開けようとして、御互いに触れた。

西野「あ、ごめんなさい!!先どうぞ・・」

西野は即座に謝った。

淳平「いやいや、俺の方こそごめんなさい・・・・」

淳平は一瞬だがふと思った。聞き覚えがある声、目の前に居る金髪の美女・・・

淳平は勇気を出して・・・

淳平「もしかして・・・・西野???」

と、言ってみた。

西野は凄い驚いて、顔を上げて、淳平の顔を見てきた。

西野「じゅ・・・・・淳平君!!」

そう言って、泣き出した。

西野「会いたかった・・・・ずっと、会いたかった・・・・」

淳平は、困って

淳平「あのさ・・ここじゃなんだから、すぐ近くの公園行かない???」

そう言って、ビールを買い、公園に向った。そして、二人で公園のベンチに座った。

西野は、まだ泣いている・・・

淳平「あのさ・・・さっき雑誌で読んだんだけど・・・ 大草と破局って・・・」

淳平が心配そうに聞いている。

西野「うん・・・・ あの空港の時から付き合って、先週プロポーズされてね、あたしも受けようと思ってたの・・・  でも、たまたま、淳平君のインタビュー見てね・・・ あたしの隠してた想いが一気に溢れちゃって・・・・ あたし、ずっとずっと淳平君が大好きだったの・・・ でも、大草君に強引にキスされた所を見られて、淳平君がアメリカに行っちゃって・・・ あたし、凄い悲しかった・・・誰でもいいから誰かにすがりたかったんだ・・・ それが、大草君な訳で・・・ でも、やっぱり好きになれなかったの・・・最低だよねあたし・・・」

淳平は、ただただ聞くだけだった。しかし、

淳平「ごめんな・・・・」

西野「え!?」

淳平の謝りに西野はびっくりした。

淳平「ごめんな・・・俺の早とちりだったんだな・・・ それで、西野にこんなつらい想いをさせて・・・・」

淳平は全部自分のせいだと責任を感じていた。

西野「そんなことない!! あたしが大草君を家に入れたのが悪かったの・・・・  でも・・でも、今、淳平君と会えて、良かった。」

西野「ねぇ・・・テレビで言ってた事って本当???」

西野が少し明るく聞いてきた。

淳平「・・・・本当だよ。 今も西野を忘れられないんだ。 俺も、今日会えて良かった!!!」

淳平「本当にカンヌで待っててくれたんだな!!!」

そう言って笑顔になった。

西野も笑顔になり、

西野「うん!!」

と、言って、淳平に抱き付いてきた。

淳平も西野を抱き、

淳平「なぁ・・・・西野、俺は、西野の事が大好きだ。 だから、今からやり直せないか?? 俺、もう西野がいないとダメなんだ・・・」

淳平が優しく言うと

西野「うん・・・あたしも、淳平君が大好き!! あたしも淳平君がいないと・・ダメなんだよ??」

そう言うと、二人はキスをした・・・


それは、長い長いキス・・・・ここ数年の御互いのすれ違った気持ちを確かめ合うように、そして、これからは二度と気持ちがすれ違わないように、何度も何度もキスをした・・・


そして、キスが終わり、公園を出た。

淳平「これから、よろしくな!!西・・・・つかさ!!!」

そう言って、少し前を淳平は歩いた。

つかさは走って、淳平の横に立ち、尋ねた

つかさ「ねぇ、淳平君、淳平君の夢って映画監督になる以外もう一つあるんでしょ??」

淳平は顔を赤くして

淳平「ちょ・・・・なんでそれを・・・・」

つかさは、意地悪く

つかさ「何何?? 言ってみなさい!!」

淳平「どうしても言わなきゃだめ???」

つかさ「うん!ダメ!!!!」
淳平「・・・・・・ つかさと、一緒にいつまでも居る事だよ・・・・」

淳平は恥ずかしくなり、顔を背けてしまった。

西野は淳平の手を握り、満面の笑みで、言った。

それは、もう、二人は二度とはなれない、と言う意味の持った言葉、それは、御互いにとって一番嬉しい言葉・・・・




つかさ「ねぇ、淳平君・・・・























        夢・・・叶ったね!」









         夢を掴む 〜完〜


[No.373] 2007/08/05(Sun) 02:12:00

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