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君だけを・・・ 第十九話 (No.375 への返信) - あーまん 

日曜日が終わり、そして月曜日になった。淳平は珍しく早く起きた。

淳平「ふぁ〜あ、良く寝た〜 今何時だ?? ・・・・・え!?6時!? 俺、何でこんな早く起きたんだ??」

自分でも、理解が出来なかったが、何故か目が冴えていた。

淳平「もう一度寝る気は無いしな〜 せっかく早く起きたんだから、早めに学校行って勉強でもするかな!!」

学校はいつも7時に開いているので、7時に着く様に準備をしていた。 しかし、淳平はふと

淳平「どうせなら、大草も誘って勉強教えてもらおう!!」

と、閃き、まだ朝6時という迷惑な時間帯なのにそんなことおかまいなしに淳平は大草に電話した。

これから、淳平の電話の被害にあう大草は、やっぱりまだ寝ていた・・・・ そして、自分の携帯電話が鳴り

大草「・・・・誰だよ・・・・うるせーなー こんな朝早くに・・・」

そう思いながら、電話に出た。

淳平「おーーーーーーっす!大草、起きてるか〜??」

淳平は元気だった。

大草「な・・・・なんだよ!真中!! こんな朝早くに・・・・」

淳平「俺、なんか今日朝早くに起きちゃってよー 気分いいんだ♪ でさ、7時に学校行って、勉強しようと思ってるんだけど、大草も来てくれない?? 俺1人じゃ分からないとこ多すぎて・・・・ 教えてくれよ!!」

大草はため息をつきながらも少し笑い

大草「・・・・別にいいけどさ〜 もっと、前もって言ってくれよ・・・朝早くに電話されても困る・・・」

淳平「まーいいじゃんいいじゃん♪ じゃ、7時に学校な♪」

と、言って、強引に電話を切った。

大草「・・・あいつらしいなぁ〜」

そう苦笑し大草は準備に取りかかった。


そして、7時になり淳平も大草も学校に着いた。

淳平「よ!大草♪ 今日は頼むぜ!!」

大草「はいはい・・・ けど、俺が教えてやるからには泉坂絶対受かれよな!!」

淳平「任せろ!大草に教えてもらえるなら、俺は無敵だ!!」

そう言いながら図書室へ入り、勉強を始めた・・・

淳平「大草〜 ここワカンネェ〜 」

大草「どれどれ???? あ、ここはだな・・・・」

淳平「おぉ!!すげーな!! さすが大草・・・次は・・・」

そんなこんなで時間が過ぎて行った。

大草「そろそろ時間だな・・・今日は、切り上げようぜ!!」

大草がそう言って、荷物をしまっていると、

淳平「ほんと、サンキューな!!やっぱお前凄いな〜  てか、これから夏休みまで毎日朝教えてくんねーか??」

大草「えぇ〜!? 毎日早起きしなきゃいけねーの!?!?!?・・・・」

大草は、びっくりして、教科書を床に落してしまった。

淳平「頼む!!大草様!!!」

大草は、淳平が必死になって頼むので

大草「分かったよ・・・ 今度何かおごれよ??」

淳平「さすが大草様!! ありがとうございます〜 喜んでおごらせて頂きます!!」

そう言って、二人は図書室を出た。

大草「毎朝、勉強するのはいいけど、西野は誘うなよ??」

淳平はつかさも誘うつもりだったので、びっくりした、

淳平「な・・・なんで??」

大草「西野が毎朝図書室で勉強してることが知れ渡ると、男がいっぱい来るだろ?? 特に神崎なんか・・・・  いくら真中と付き合ってると言っても、西野はまだまだ人気があるからなぁ〜」

淳平は、少しがっかりしたように顔を落とした。

淳平「確かにそうだな・・・じゃあ、西野は誘わないよ。」

そう言った、途端、後ろから声を掛けられた。

つかさ「何に誘わないの??」

つかさだった・・・・ 淳平はびっくりして、

淳平「な・・・何でもねーよ・・ ただ・・・」

つかさ「ただ・・・?」

淳平が何を言ったらいいか困っているところを大草が

大草「あれだよ!今度、俺等の小学校時代の友達と遊ぶ約束があるんだけど、それに西野を誘おうかと思ったんだけど、さすがに気まずいだろから、誘わない、って話してただけだよ。」

助け舟を出してくれた。つかさは腑に落ちない感じで

つかさ「淳平君??ほんと??」

淳平の顔をじっと見てきた。淳平は、心では動揺しながらも、顔には出さないように

淳平「ほ・・本当だよ!!」

と、言った。

つかさ「ふーん、ま、いっか。じゃあ、また後でね!淳平君!!」

そういって、教室に帰っていった。 淳平は、安堵して

淳平「あ・・危なかった・・・・大草サンキューな・・・」

大草「おう・・・それにしても、いきなしだったな・・・」

そう言いながら教室に戻って行った。


しかし、この二人は忘れていた・・・・ つかさはカンが良いのだ。

つかさ「う〜ん、絶対淳平君と大草君嘘ついてるな!! 二人して何してるんだろ!!」

やはり、嘘がばれていた・・・・・

そうして、一週間が過ぎた・・・・・

二人はいつものように朝、図書館で勉強していた。

大草「お、真中、お前出来るようになってきたんじゃね???」

淳平「これも、大草のおかげだな♪」

そんな感じで続けていると、図書室のドアが開いた。 女子生徒が何人か入って来た・・・手に持っているのは教科書・・・ そして、ズカズカと淳平と大草の机まで来て、

女子生徒A「あの・・・大草君、ここの問題教えてくれないかな??」

女子生徒B「ずるーい!!あたしだって、大草君に教えてもらいたいわよ!!」

後の数人も同じような感じだった。大草は困りながらも、問題を教えていた。

淳平はポカーンとその光景を見ていた。

そして、予鈴が鳴り、淳平と大草は図書室を出た。

淳平「な・・・なんだったんだ今の・・・」

淳平はまだ、キョトンとしていた。

大草「迂闊だったな・・・ こりゃーばれてるぞ??俺らが早朝勉強してんの。」

考えて見ればそうだったのだ、淳平と大草はここのところ毎日朝、図書室から教科書を持って出てくる。 それを見られていたのだ。 大草が図書室で勉強してるとなれば、女子が来るのは目に見えていた・・・・

大草「この分だと、西野にもばれてるかも・・・・」

そう言いかけた時だった・・・・

つかさ「じゅーんぺーくーん!!」

つかさは、怒っていた。淳平は、ビクビクしていた。

淳平「は・・・はい・・」

つかさ「何で、早朝勉強のこと言ってくれなかったのかな〜??」

つかさは、頬をプクっと膨らませながら、淳平に迫ってきた。

つかさ「誘ってくれたっていいんじゃないのかな〜??だいたい、最近は一緒に登校してくれなくなったし・・・・変だと思ってたんだよね!!」

淳平は動揺して

淳平「・・ごめん・・ごめん・・ ほら、朝早いしさ、西野を無理に来させるのも悪いな〜っと、思ってさ!!」

淳平は必死に言い訳を言っていたが、つかさには効果が無く

つかさ「ふ〜ん、そーなんだー。」

怒っていた・・・・・

つかさ「だいたいさ〜、何で大草君も嘘つくわけ〜?? そんなにあたしが居たら嫌なの?」

大草「ごめん!ごめん!! そうじゃないんだって・・・・・・ じゃあ、明日から西野も一緒に勉強しよう!!」

大草は観念したように、つかさを誘った。

つかさ「ふ〜ん、淳平君はどーなのかなぁ??」

淳平「も・・・もちろん!! 一緒に勉強しよう!!」

つかさ「最初からそう言えばいいのに・・・ じゃ、明日からあたしも参加するね♪」

そう言って、つかさは教室に入っていった。 

今の会話をどれほどの人間が聞いていたのだろうか・・・・ 周りの男子はつかさ、女子は大草が早朝勉強することについての話題で持ちきりになっていた。

淳平「・・・どーすんの・・これ・・・」

大草「もう、成る様に成るしかないだろ・・・・・」

そう言って、二人は落ち込んでいた。


[No.376] 2007/08/07(Tue) 19:24:56

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