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君だけを・・・ 第二十七話 - あーまん  - 2007/08/13(Mon) 01:32:55 [No.392]
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君だけを・・・ 第二十一話 (No.380 への返信) - あーまん 

翌日の朝、淳平は屋上で1人勉強していた。

淳平「だぁああああああ! 分かんねぇ!! ・・・やっぱ、1人じゃキツイよな・・・」

そう言って、勉強道具を放り投げ、その場に大の字に仰向けになった。

淳平「こんなんで、泉坂行けるのかな・・・・」

淳平「西野は、今ごろ勉強はかどってるんだろうな・・・」

淳平は、つかさのことを信じているが、やはり、心のどこかで引っかかってしまう、つかさは学年No1アイドルである。それに比べて、淳平は何処にでもいる普通の少年、はたからみれば釣り合っていないのは誰が見ても思うだろう。つかさの相手が淳平だから、奪おうとしている人はいっぱいいる。 しかし、淳平は誰よりもつかさの事を想っている。それだけに淳平は余計に不安になってしまうのだ。 

淳平は空を見ながら

淳平「ははは・・・俺、何やってんだか・・・」

そう、ぼやいた。


突然、バン!と、屋上のドアが開いた。淳平は驚いてドアの方を見た。

淳平「西野・・・・・」

つかさだった。つかさは、ハァハァ っと、切れている息を整えてから

つかさ「淳平君・・・・」

と言った。

淳平「図書室に行かなくていいの??」

淳平が驚いたように聞くと

つかさ「・・・・あたしもここで勉強する。」

淳平はさらに驚いて

淳平「でも・・・・教えてもらわなくいいの・・?」

つかさは、目を細めながら淳平の方へ行き

つかさ「あたし、淳平君がいない早朝勉強会なんてやりたくない!淳平君と一緒に居たいよ・・・・」

淳平「でも・・・・それじゃ、西野が・・・」

つかさは、そんな淳平の言葉を遮り、

つかさ「淳平君さぁ〜 自分を犠牲にしすぎだよ? もっと言いたい事言っていいんだよ?? あたしのためにそんな無理しないで!!」

つかさは、淳平の顔を見つめていた。 淳平は、自然と涙が出てきて

淳平「西野・・・ごめんな・・・・ありがとう・・・」

そう言いながら、思わずつかさに抱き寄せた。そして、そのまま泣いていた。 つかさもそっと優しく淳平を抱き返した・・・





「もしも〜し」

声が聞こえてきた。 二人は恥ずかしくなり、急いで離れると、声のする方へ顔を向けた。

トモコ「朝から何やってんだよ君達は?????」

ニヤニヤしながら近づいてきた。 後ろには大草も居た。

淳平「お・・大草にトモコさん!? 何でここに・・・」

淳平は顔が真っ赤である。

大草「何言ってんだよ!? 家庭教師を頼んだのはお前だろ?? トモコさんも頭いいから家庭教師を頼んだんだよ。」

淳平「え、でも・・・・・図書室は・・・」

大草は苦笑して

大草「俺だって、あんな大勢に迫られるのは嫌だよ。 それに俺以外にお前の勉強を見る奴って居るのか??」

淳平は頭をかきながら

淳平「ははは・・・ そーだな!ありがとうな!」

そう言って、二人に感謝した。

トモコ「じゃーそろそろ勉強始めようよ!!」

そうして、みんなで勉強を始めた・・・・・・ 途中、淳平はある事に気付いた。

淳平「あのさ・・・ 俺達、誰か忘れてないか???」

つかさ「うん・・・あたしもそう思った。」

トモコ「えっと・・・・誰だっけ??」

みんな必死になって考えていた。 そんな中、大草が気付いた。

大草「思い出した!! 小宮山だよ小宮山!! あいつも泉坂行くんだっけ・・・」

みんな「あ・・・・そうだった・・・」

みんなすっかり忘れていたらしい。

つかさ「なんだか、悪い事しちゃったかな・・・?」

トモコ「確かに・・・」

淳平「あいつも誘うか??」

みんな同意した。

そして、勉強が終わり、みんなで小宮山の所へ行く事にした。 

小宮山は、机にうなだれていた。そして、顔が凄くやつれていた・・・

小宮山「真中ぁ〜大草ぁ〜 お前ら、何で俺を誘ってくれなかったんだよぉ〜」

小宮山は相当ショックを受けてるらしい。小宮山も当然のごとく早朝勉強会の事を知っていた。 

小宮山「真中と大草だけならまだしも、つかさちゃんも居るなんて・・・・」

どうやら、つかさが居た事が余計にショックだったらしい。淳平は(あちゃ〜)と、思いながら

淳平「こ・・小宮山・・その、悪気は無かったんだ・・・・その・・」

淳平は当然、忘れていた なんて言えるはずがなく、大草に助けを求めるように見たが、大草も困っていた。

小宮山「どうせ・・俺は・・・」

小宮山はすねている。  そんな時

つかさ「じゃあ、明日から小宮山君も一緒に勉強しよ?」

ニコ! 小宮山に笑いかけた。

小宮山「つ・・・つかさちゃん!!! うをぉぉぉぉぉ!!」

小宮山は叫んで嬉しそうに廊下へ走って行ってしまった。

つかさスマイルの効果は抜群である。一発で小宮山のテンションを最大まで上げてしまった。 そりゃーそうだ、大抵の男はこんな可愛い子にあんなふうに誘われたら誰だってテンションは上がるだろう。 特に小宮山なら・・・

淳平と大草はポカーンとしていた。大草は口を開いた。

大草「・・・・・ある意味凶器だな・・あの笑顔は・・・」

淳平「確かに・・・・俺、あの子の彼氏なんだよな・・・?」

そう言いながら、二人ともつかさを見ていたら

つかさ「何??」

と、言ってきたので、二人とも

二人「な・・・何でもないよ!!!!」

と焦って答えた。

そして、次の日から、早朝勉強会に小宮山も加わった。 さすがに毎日やると、また大騒ぎが始まるので、日にちを決めてやった。



そうして、受験生とって、最も過酷な夏休みが始まるのであった・・・・・


[No.381] 2007/08/09(Thu) 10:06:40

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