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君だけを・・・ 第二十二話 (No.381 への返信) - あーまん 

夏休みになった。淳平は夏期講習に行くために準備していた。

淳平「確か初日はクラス分けテストだったよな…頑張っていいクラスに入りたいな〜」

そして淳平は準備が終わり、

淳平「行ってきまーす」

淳平母「頑張ってくるのよー」

淳平はつかさの家に向かった。何故かと言うと、つかさも淳平と一緒に夏期講習に行く事になったからだ。それで、塾まで一緒に行く約束をしたからどある。


淳平がつかさの家に着くとすでにつかさが家の前で待っていた。


つかさ「お〜い、じゅ〜んぺ〜くぅ〜ん〜」

そう言いながら笑顔で手を振りながら近寄ってきた。淳平はその場で固まってしまった…つかさは私服だったのだ。淳平は思えば、つかさの私服を見たことが無かった。家に来たときも、お見舞いに来てくれたときも制服だった。
つかさは、ジーンズに、シャツというラフな格好だったが、淳平には新鮮に見えた。

つかさは、淳平が固まっているので

つかさ「おーい、淳平君ー起きてるか〜」

と、言ったが淳平には聞こえてなく

淳平(西野の私服姿、めっちゃカワイイ…)
淳平「西野の私服姿、めっちゃカワイイ…」

思った事を口にしていた。
つかさは赤くなり、

つかさ「もう…何言ってんだよ…」

と、照れながら淳平をポンと叩いた。
淳平は我に返った。

淳平「今、思った事、口にしてた!?」

つかさ「うん…」

淳平も赤くなり

淳平「お世辞じゃないから…」

と、モジモジしながら言った。

つかさ「・・・・ありがと・・・・」

恥ずかしそうに答えた。

つかさ「は・・・早く行かないと遅刻するぞ!」

そう言って、2人は歩きだした。

淳平「テスト・・・緊張するなぁ〜」

淳平は、少し不安そうな顔で言った。

つかさ「そうだね〜 でも、最近結構勉強してるし、そんなに悪い点は取らないんじゃない??」

淳平「それでも、やっぱ緊張するわ〜」

つかさ「まぁ、やるだけやってみよう!! それに、同じクラスになれたらいいね〜」

淳平もうなずいて

淳平「うん! 俺も、同じクラスになりたい!! ま、とにかく頑張ろうな♪」

そんなこんなで、塾に着いた。 そして、中に入ると教室には多くの人達が居た。淳平は少し驚いて

淳平「うわ〜 いっぱいいるなぁ〜」

つかさも驚いた顔をして

つかさ「こんなに居るとはちょっと予想外だったな・・・ まぁ、とにかく座ろうよ淳平君! 席無くなっちゃうぞ〜」

そうして、二人は空いている一番後ろの席に座った。 そうしてテストが始まるまで待っていると、何やら男達が後ろを見ながら話している。 淳平は気になり耳をすませた。

男「うわぁ〜 後ろの子めっちゃ可愛いよ。」

男「あの男うらやましいなぁ・・・ あんな可愛い子二人にはさまれて・・・」

こんなような会話が聞こえてきた。 淳平は、1人はつかさだと思い(さすがだなぁ〜)と、思い優越感に浸りながら、もう1人はの方をチラッと見たが、横を向いていたため、顔は分からなかった。 ただ、綺麗なセミロングの黒髪だった。

そして、教官が入ってきた。

教官「これより、実力テストを始める。このテストは夏期講習に置けるクラス分けも含めているので、1つでも上のクラスに入れるように頑張って欲しい、なお、クラスは下から順に、基礎、標準、上級、選抜、特訓、となっている。結果は、3日後の月曜日に配布されるので、配布物を受け取り、そのクラスに行く事。 では、これから問題用紙を配る。」

そうして、問題用紙が配られた。


つかさ「頑張ろうね!」

と、ガッツポーズをして淳平を見た。淳平もガッツポーズをして

淳平「おう!」

と、言って、テストが始まった。
















昼休みになった。

淳平「ふぅ〜 一休みだ〜」

淳平は、腕を伸ばして体を伸ばした。

つかさ「どうだった、淳平君??」

淳平「う〜ん・・・ 英語、国語は結構出来た感じがするけど、数学がなぁ・・・・」

淳平「西野は?」

つかさ「あたしは結構出来た感じがする!!」

つかさは少しうれしそうだった。 それだけに、淳平の顔が曇ってしまった。

淳平「まじ・・・? 一緒のクラスになれるかなぁ・・・」

つかさは、そんな淳平に笑顔で

つかさ「大丈夫だよ! 午後のテストで挽回すればいいじゃん!」

と、励ました。淳平も笑顔になり

淳平「そーだな! まだこれからだ。」

と、元気良く言った。

淳平「お腹空いたなぁ〜 ご飯食べようぜ??」

そう言うと、つかさがはっと、何かを思い出したような顔をして

つかさ「そうだね♪ てか、あたし淳平君の分までお弁当作ってきたんだよ〜♪ 食べてくれますか??」

そう言いながらお弁当を二つ出した。

淳平「ま・・まじで!? 俺、今日、親作ってくれなかったからさ〜 コンビニ行こうと思ってたんだよね。 うれしいなぁ♪ 是非、食べさせてください!!」

つかさはニッコリして、

つかさ「はい、どうぞ!」

淳平「うわ〜 うまそ〜 頂きまーす!!・・・・・・・・・・ うま!!! ほんと、おいしいなぁ〜 特にから揚げ!!」

淳平は、とても笑顔でおいしそうに食べている。 つかさはそんな淳平を見ながらクスっと笑い、

つかさ「良かった〜 から揚げは、淳平君家で大好評だったからね♪ また作っちゃった!」

淳平「マジ、最高! 西野、サンキューな!!」


周りの男が、羨ましそうな視線を送る中、淳平は少し気にしながらもガツガツ食べていた。




そして、昼休みが終わり、午後のテストが始まった。












教官「止め! では、後ろから前に送ったら、今日は解散!! お疲れ。」

淳平「終わった〜 西野、どうだった??」

つかさ「まぁまぁかな?? 淳平君は??」

淳平「俺も、まぁまぁ・・・・ ま、後は結果待ちかな??」

そう言って、二人とも苦笑した。

つかさ「ねぇ、淳平君・・・ちょっとトイレ行って来ていいかな??」

つかさは恥ずかしそうに言ってきた。

淳平「いいよ!じゃあ、座って待ってるな♪」

つかさ「ありがとう!! すぐ戻ってくるから!」

そう言って、つかさはトイレに向った。 

淳平は、さっき、つかさと共に騒がれていた女子の事が気になり、隣を見たが、もう居なかった。 しかし、何やらノートが落ちていた。 淳平はそれを拾い上げた。

淳平「ん? 隣の人の忘れ物かな?? 名前は・・・・・・ 東城綾・・・・」

そう言いながら、淳平は何気なくノートを開いてみた。

淳平「こ・・・これは・・・・・」

淳平はノートに引き込まれていった。













つかさが戻ってきた。

つかさ「遅くなってごめんね・・・・ 変な男達にからまれちゃって・・・」

しかし、淳平の反応は無かった。つかさは疑問に思い、淳平に近寄ってみると、淳平はなにやらノートを必死に読んでいた。 つかさが、声をかけようとすると、突然淳平がノートを閉じた。

淳平「・・・・すげぇ!!」

淳平は興奮していた。 つかさは、(どうしたんだろ?)と思いながら声をかけた。

つかさ「淳平君?どうしたの??ノート読んで興奮して。」

淳平はつかさに気付いて、

淳平「あぁ、西野、 いやね、隣の人がこのノート忘れてみたいなんだよ。 それで、ついパラパラとめくってたら、なんと、小説が書かれたんだ!まだ、書き途中みたいで少ないけど、それが、面白くて面白くて・・・西野も読んでみ?」

そう言って、淳平はノートをつかさに渡した。 つかさも、ノートを開き、小説を読み始めるとすぐに引き込まれた。



そうしてつかさも小説を読み終え

つかさ「凄い!!! 中学3年生が書いた小説とは思えないぐらい面白い!! たったこれだけの短さなのにドキドキハラハラして・・・」

つかさも興奮していた。

淳平「だろ??? どんな人なんだろう?? 会ってみたいなぁ・・・ でも、ノートどうしよっか?」

つかさ「うん、これだけの小説書く人に会ってみたいね! ノートは、持ってればいいんじゃない?? 夏期講習の時に探して渡せば!」

淳平「そうだね! じゃあ、帰ろうか??」

そう言って、淳平は立った。

つかさ「うん!」

二人は塾から出て行った・・・


丁度、すれ違い様に、黒髪の少女が塾に急いで戻ってきた。 少女は、さっき自分が座っていた席まで走り、いろいろと探してみたが、目的の物は見つからなかったみたいで、肩を落とした。

黒髪の少女「あたしのノート・・・・・何処行ったんだろう・・・・」

黒髪の少女「見られたら嫌だな・・・・」

そう言いながら、肩を落としながら塾を後にした。


[No.384] 2007/08/10(Fri) 23:01:37

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