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君だけを・・・ 第二十八話 (No.392 への返信) - あーまん 

次の日の朝、月曜日

淳平は、つかさと塾へ向っていた。

淳平「昨日はありがとうな!!」

淳平は、昨日の事がよほど楽しかったらしく笑顔でいる。

つかさ「ううん、こっちこそありがとう! お父さんたら、淳平君の事気に入ちゃって、ベタ誉めするわ、また連れてこいって言うわ・・・」

淳平(そんなに気に入られたんだ!!)

と、思いながら嬉しくなった。

淳平「へぇ〜 それは光栄だね!」

つかさも嬉しそうだった。

つかさ「あたしも、淳平君の事気に入ってもらえて本当にうれしかったよ!!・・・ これで、本当に親公認の仲だね♪」

つかさが可愛らしく照れながら笑っていた。 

淳平「アハハ・・そうだね〜」

淳平も照れくさかった。

そして、塾に着いた。

二人は、受付で結果が入った封筒をもらい、その場で封筒を開けた。

淳平「緊張するな・・・これ・・・・」

つかさ「そだね・・・・ まぁ、早く見ようよ!!」

そう言って、二人は恐る恐る結果表を見た。



先に口を開いたのはつかさだった。

つかさ「あたし、選抜クラスだー!! 淳平君はどうだった???」

つかさが不安そうに聞いてくる。 淳平は、つかさの結果を聞いてがっくりし、

淳平「俺・・・・上級クラスだった・・・・」

と、言って肩を落してしまった。 つかさもがっかりしていた。

しかし、受験生はこんな事でくよくよしてはいけない! 淳平はすぐに笑顔になった。

淳平「ま! 西野凄いじゃん!! でも、俺も絶対基礎だと思ってたから、上級になれて嬉しいよ! それに、一緒のクラスだったら、西野の事意識しちゃって、勉強に手がつかなくなるし・・」

冗談交じりに淳平は笑った。 それを聞いてつかさも元気になった。

つかさ「アハハ、そうだね! あたしも、淳平君と同じクラスだったら、淳平君の事意識しちゃって勉強にならなくなっちゃうね!! でも、お昼は一緒に食べるのと帰りは一緒に帰ろうね??」

淳平「もちろん! じゃ、そろそろ時間だから御互いの教室へ行こう!」

つかさ「うん!じゃあ、淳平君、また後でね〜」

そう言って、二人はそれぞれの教室に入っていった。



淳平は教室に入って、三人がけのテーブルの左端に座ったら、隣の二人が話しかけてきた。

右島「よう!俺は右島って言うんだ。 あんたも上級クラスなんだな! これから宜しくな!」

この男は見た目はとても恐かったが、気軽に話し掛けてくれたこともあり、悪い人では無い事が分かった。

佐竹「初めまして! 俺、佐竹ね!」

この男も淳平はいい人だと思い。挨拶した。

淳平「俺は、真中淳平っていうんだ。よろしくな!」

そう言って、少し話していると、授業が始まった。










昼休み、右島と佐竹が昼ご飯に誘ってきた。

佐竹「真中?一緒に食べない??」

淳平はつかさとの約束があるのでその申し受けを断った。

淳平「ごめん!先に約束してる人がいて・・・・」

と、言った瞬間、後ろから声が聞こえた。

つかさ「おーい、淳平く〜ん、お昼食べよ☆」

手を振りながら教室に入ってきた。
つかさの登場に、佐竹、右島は驚いてしまった。 と言うより、つかさが可愛すぎて固まってしまったと言った方が正解かもしれない。 それ以外の男もみんなつかさをみて固まっている。

つかさはそれに気付いてなく、何で固まってるのが分からずにいた。そして、右島と佐竹を見て不思議な顔をした。

つかさ「淳平君? この人達は??」

淳平「あぁ、さっき出来た友達だよ!」

つかさ「そうなんだ! 淳平君、もう友達作っちゃうなんて凄いね!!」

そう言って、右島と佐竹の方へ顔をやり

つかさ「初めまして! 西野つかさです! よろしくね?」

ニカ! とつかさスマイルを向けた。 これが、佐竹と右島には効果抜群であり、二人とも顔が異常なくらい真っ赤になってしまった。

佐竹「真中・・・・ 西野さんとはどういう・・・・」

真中「ん? 俺の彼女だよ??」

それを聞いた途端に佐竹は騒ぎだした。

佐竹「そんなぁぁぁぁぁ!!!!!!!!! なんで、真中にこんな可愛い彼女がぁ〜!!」

右島が、我を取り戻して、やれやれといった感じで

右島「うるせぇぞ!!」

佐竹を殴った。 

つかさの登場による騒ぎが一段落した。

淳平「お昼ご飯何処で食べる?」

つかさ「ここで食べようよ! 右島君と佐竹君も一緒に♪」

淳平「そーだな!!」

そして、四人で弁当を食べていた。 淳平が何かを思い出した顔になり

淳平「そういえばさ、西野のクラスに東城綾っていた??」

つかさ「あ〜、居なかった気がする・・・ 出欠で呼ばれなかったもん。」

淳平とつかさが話していると、佐竹が

佐竹「東城綾って?」

と、聞いてきた。

淳平「えっと、この前のテストの時に俺の隣に座ってた人みたいで、その人がノート忘れてみたいたんだ。 それで、返そうと探してるわけ。」

淳平が手短に説明した。

佐竹「ふ〜ん、俺は知らないな〜 知ってるか?右島?」

右島「俺も知らない。」

淳平は少しがっかりした。 そんな淳平を見てつかさは

つかさ「まぁ〜気長に探そうよ!」

そう言って、この話は終わった。その後もいろいろ談笑し、昼休みを楽しく過ごした。

そして、お昼休みがあと5分で終わるぐらいになり、つかさは選抜クラスに戻って行った。

佐竹「ホント、可愛すぎだろ!西野さん・・・ おまけに性格も良い! 料理も上手い! 真中にはもったいない・・・・」

佐竹が尚も落ち込んでいた。 淳平は苦笑しながら励ました。

淳平「まぁ、佐竹にもいい人が見つかるよ!」

佐竹「うるせぇ!! 西野さん以上なんて居る訳ねぇだろ!!」

佐竹は完璧にスネてしまった。 そして、右島が

右島「うるせぇぞ!!」

と、またもや佐竹を殴り黙らした・・・  

そして、授業が始まった・・・・・・・








午後の授業が終わり、淳平はつかさと帰っていた。

淳平「どうだった〜? 授業は??」

つかさ「結構分かり易かったよ! 淳平君は?」

淳平「うん! 分かり易かった! 学校より全然いいや。」

そんな他愛の無い会話を楽しみながら帰っていた。





そして、夏休みはこんな感じで、勉強!勉強!土日も、つかさ家か淳平家で一緒に勉強し、あっというまに夏休みは終わった。


結局、『東城綾』は見つからなかった・・・・・・
 


[No.397] 2007/08/13(Mon) 20:52:26

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