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all 君だけを・・・・お知らせ - あーまん  - 2007/08/14(Tue) 00:10:24 [No.402]
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君だけを・・・ 第三十四話 (No.408 への返信) - あーまん 

トモコ「つかさ! 行ってきなよ!!」

トモコがつかさを急かした。

つかさ「うん!」

つかさドアを開け、淳平の元まで走った。

つかさ「じゅんぺ〜く〜ん!!!!」

淳平は驚いたように反応した

淳平「に…西野…!?」

しかし、つかさは一直線に走って行き、

つかさ「ど〜ん!!」

淳平に飛びついた。

淳平「ちょ…どうしたの??」

淳平が聞くと、つかさが泣いていた。

つかさ「グス…淳平君… 怖かったよぉ…」

つかさは淳平の胸に顔を押し付けるようにして泣いている。 淳平は、その言葉を聞いて、つかさが今のやりとりを見ていたことを理解した。

淳平「見てたんだ…」

つかさは、淳平の胸に顔をうずめたまま首を縦に振っている。

淳平は、そんなつかさの頭を撫でながら、

淳平「大丈夫だったろ??」

淳平は笑顔でつかさの顔を見た。 つかさも顔を上げた。

つかさ「うん!!」

淳平「ハハハ、西野泣いてんの?? 変な顔〜」

淳平が、笑いながらつかさをからかった。 つかさは、また泣きだしてしまった。

つかさ「だって…だって……」

淳平「泣くなよ!! 西野には笑顔が似合うんだから!!俺は、いつでも西野には笑顔で居て欲しい!!」

そして、淳平は微笑んで

淳平「だから、笑って?」

と、優しく言った。 つかさも、一生懸命涙をふき取り、最高の笑顔で

つかさ「うん!」

と、言った。

つかさ「淳平君、あたし、不安だったんだよ……」

淳平は、つかさに背を向けた。

淳平「じゃあ、不安を消し去るためにもキスしよっか!!」

声を弾ませて言った。

つかさ「調子に乗るな〜!!」

つかさキックを淳平の背中に思いっきり浴びせた、淳平は思いっきり転んだ。

淳平(やべ…調子に乗りすぎた…西野に嫌われた…??)

そう思いながら恐る恐る、つかさの方を向き

淳平「ハハ…ごめんごめん… そろそろ戻ろうか。」

そう言いながらドアに向って歩き出した。

不意に後ろから名前を呼ばれた。

つかさ「淳平君。」

その言葉に反応し、淳平は後ろを向いた。





チュ…




1秒も満たない短いキスだった。 淳平は、呆然としていた。 つかさは顔赤らめながら

つかさ「アハハ、じゃあ、先戻ってるね! バイバイ♪」

そう言って、階段を降りていった。 淳平は、しばらくその場で固まっていた…




大草「ま……か…」

大草「まな…か…」

大草「真中!!」

淳平「おわ!?」

淳平は屋上から帰った後、教室でうなだれていた。大草が何度も呼んでやっと反応した。

大草「やっと反応したか…で、話しはどうだったんだよ?」

淳平は憂鬱そうに

淳平「告られた・・・・」

大草「告られたぁ〜!?」

思わず、大草は大声をあげてしまった。

その瞬間、クラスの目線がいっせいに淳平の方へ向けられた。

淳平「ちょ!! 大草!! 声でか過ぎ!!」

大草「へぇ〜、あの、上村がねぇ〜 小学校以来会ってなかったけど・・・そっか〜・・」

大草は一瞬にして、状況を理解し、さすが大草!と言わんばかりの、ナイスなごまかしをしてみせた。

クラスの人達は、真中じゃないと思い、目線を真中から外した。

淳平「・・・・お前、すげぇな・・・・」

淳平は心底、そう思った。

大草「まぁ、とにかく、告られたってどういうことだよ? まさか・・お前・・」

大草が真剣な顔で淳平を見てくる。 淳平は慌てて

淳平「んなことある訳無いじゃん!! 俺は西野が好きなんだから、断ったよ断った!!」

激しく否定した。

大草「じゃあ、なんでそんな憂鬱そうなんだ?」

淳平「・・・断ったのには断ったんだけど・・・ 西野を蹴落としてやるって・・・」

大草「蹴落とすだって!?!?!!?!?」

またしても大声を上げてしまった。 再びクラスの目線が淳平の方へ向けられる。

淳平「だから、大草ぁ〜」

大草「・・・・・・斉藤がねぇ・・・ 上村を蹴落とそうとしてるなんて・・あの斉藤が・・・」

またしてもナイスごまかし・・・・

淳平「あぶなっかしいなぁ・・・」

大草「はは・・ごめんごめん。」

大草「大変な事になったな・・・ 俺の経験から言うと、北大路はかなりの積極的に責めてくるな!手段を選ばないタイプ?」

大草は、顔を決めて言った。

淳平「お前・・・誰にその顔向けてるんだよ・・・・」

と、つっこんでみたが空しかったので、

淳平「・・・・どうしよう・・・・」

と、落ち込んだ。

大草「まぁ〜 今の所は耐えるしかないな・・・・ いずれ、北大路も愛想を尽かすだろ・・・芸能人だし、いい男なんていっぱいいるし・・・」

淳平「そうだよな・・・ まぁ、とにかく俺は西野が好きなんだ! 西野を放さなければいい話だよな?」

大草「ま、そういうことさ・・」

そう言って、この話は終了した。 そして、チャイムが鳴り、HRの時間が始まった。

担任「今日は、修学旅行の自由行動の班決めするぞ〜」

二学期に修学旅行?と、疑問に思った人もいるだろうが、泉坂中学校も毎年1学期に修学旅行を行ってきた。 が、今年は、はしかが流行しために二学期に延期になったのだ。

担任「喜べ! 今年は、我々三年の担任の特別なはからいによって、男女ペアで班を作る事になったぞ!」

それを聞いた途端、男子生徒は騒ぎ出した!

男子生徒「やったぁ〜!!」

男子生徒「北大路と・・・・」

多分、みんなそう思っているだろう、しかし淳平は正直、つかさ以外の女子と行動するのは嫌だった。

女子は女子で大草の方へ顔向けており、みんな大草とペアに成りたいようだ。

担任「自由行動と言っても、お前らは中学生だからな、あらかじめ指定されてある場所を選んで行く事になるがな。」

担任「じゃあ、ペアを決めるぞ! 決め方は・・・・くじじゃないと気まらなそうだな・・・・」

担任「じゃあ、誰かくじ作ってくれ!!」

そう担任が言うと、いちはやくさつきが手を挙げた。

さつき「ハイ!あたしやります!!」

担任「じゃあ、北大路頼む。」

さつきはニヤっと笑った。






同じ頃、つかさのクラスでは

担任「誰かくじ作ってくれる人〜?」

勢いよく手を挙げた男子がいた。

神崎「はい!! 俺が作ります!!」

担任「じゃあ、お願いね。」

神崎もニヤっと笑った。














そして、淳平のクラスでは、くじが完成しみんなが引いていた。 さつきは、みんなに引かせ、何故か淳平を最後に引かせた。

淳平「12番・・・・相手は誰かな??」

大草と番号を見せあいながら淳平がそう思っていると、

さつき「12番だ!! 相手は〜・・・」

そうわざとらしく言いながら淳平の方へ目を向けた。

淳平「さ・・・さつき!!!!」

淳平は思わず叫んでしまった。

さつき「やったぁ!! 真中だぁ〜!! 嬉しいな♪♪」

周りからは、なんだよ! また真中かよ!! みたいな感じで騒いでいる。  大草が話しかけてきた。

大草「多分・・・図られたな・・・ だから、最後に引かせたんだろ・・・」

淳平「そんな・・・・」

淳平は、肩を落としてため息をついた。



つかさのクラスでも同じような事が起きていた。 神崎が最後につかさに引かせたのだ。

つかさ「えっと・・24番だ・・・」

つかさも正直淳平以外の男は嫌だったのだが、しかたがないことだった。

神崎「24番の人〜??」

神崎が大声で探していた。 

つかさ(はめられた!!) 

と、思った。つかさは勘が良いのでこういうことはすぐに分かってしまうのだ。

しかし、どんな理由であれ決まった事なので

つかさ「24番はあたしだけど・・・・・」

と、渋々答えた。 神崎はニヤリとして

神崎「え!西野!!! やったぁ!! 俺達って引き合ってるじゃね??」

神崎は、してやったり!と言う顔をしている。どうやら、全然反省はしていないようだ。

つかさ(淳平君・・・・)

と、思いながらため息をついた・・・・





そして、放課後、淳平とつかさは一緒に帰っていた。 二人はとても憂鬱そうだった。

淳平「西野・・・なんか暗いよ?どうしたの・・・?」

淳平が先に口を開いた。

つかさ「淳平君だって、なんか暗いよ・・・?」

つかさも淳平の暗さに気付いていた。

淳平「えっと・・・・・・・ なんつか・・・・」

淳平「修学旅行の自由行動のペアが・・・仕組まれて・・さつきとなっちゃった・・・」

それを聞いて、つかさも驚いたように目を丸くして、

つかさ「淳平君も!?」

淳平も驚いた。

淳平「俺もって!?」

つかさ「いやね・・・・あたしも・・・・・・・仕組まれたみたいで・・・神崎君と一緒になっちゃったの・・・・」

それを聞いて、二人はさらに落ち込んだ・・・・

つかさ「あたしは・・・淳平君が好きだから・・・・」

つかさが苦しそうに言った。

淳平「俺もだよ・・・・西野が好き・・・」

そうは言ったものの、二人はいっせいにため息をつき、浮かない足で帰っていった・・・・・・・・・・・


[No.413] 2007/08/17(Fri) 00:21:02

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