虚無の夢 プロローグ - 神楽 リュート - 2007/06/01(Fri) 03:01:24 [No.326] |
Re: 虚無の夢 第一話 - 神楽 リュート - 2007/06/01(Fri) 03:18:32 [No.327] |
Re: 虚無の夢 第二話 - 神楽 リュート - 2007/06/04(Mon) 00:28:43 [No.328] |
Re: 虚無の夢 第三話 - 神楽 リュート - 2007/09/13(Thu) 21:33:18 [No.511] |
Re: 虚無の夢 第四話 - 神楽 リュート - 2007/09/21(Fri) 23:28:42 [No.514] |
Re: 虚無の夢 第五話 - 神楽 リュート - 2008/05/21(Wed) 11:42:56 [No.999] |
虚無の夢 第四話 ゆっくりと ゆっくりと その漆黒の腕が、 綾の首へ・・・・・・ 「っ・・・」 綾は来るべき苦痛から、目を逸らした。 「・・・・・・?」 予想していたはずの 死の苦痛は・・・・・ 来ない。 目を開いた綾には、それは小さな静電気の放電にも見えた。 「え・・・・・・?」 漆黒の手首に小さな放電が見える。 黒きものが綾以外のなにかに視線を(眼球は見えないのだが) あわせる。 ?「・・・なにをしている・・?」 綾「・・・・え!?」 そこには、 ゆっくりとした動きで その面を上げる 綾の良く知っている顔がみえた・・・・ 「ま・・・・真中・・・・くん・・・?」 淳平「・・・大丈夫か?・・・とう・・・じょう」 「真中君!・・・・」 その表情は、苦しげに見える。 綾は今だ何が起こっているのかわからない。 「とうじょ・・・う、お・・れから・・・ は・・・・離れてて・・・ ・・・・・・グゥっ!!!!!」 「真中君!!!!」 淳平の身を案じた綾が、駆け寄ろうとした時だった。 「・・・ククッ・・・・・」 およそ淳平が漏らすとは思えない、 怪しげな含み笑い・・・・・・ 「ククッ・・・クカカカカカカカカッ!!!!!」 大きくその身をのけぞらせた淳平・・・・・ 「ま・・・なか・・・くん・・・????」 綾は踏み出そうとした足をあとずさった。 「おいおいおい・・・・ まだお前が出てくるには、刻限が早すぎやしねぇか?」 淳平が・・・・ いや、淳平の中の誰かが、 ゆらりと 語りだす・・・・ 「ナイトゴーント・・・か・・・・ 少々、役不足だなぁ!!!! ノーデンス!!!!」 綾は、固まっている。 聞きなれない名詞と思われるものが、 淳平から発せられている。 「ま・・・真中君・・・? 何を言って・・・・・」 ゆらり 立ち上がった淳平は大きく左手を前へと差し出す。 黒きものナイトゴーントが あとずさる・・・・・・・・・ 「綾、説明は後にしてもらおうか・・・・ 終わったら・・・話すよ・・・・東城・・・」 一瞬、淳平の目が、優しい色に戻った・・・・・ 「え、なに?? なにをいって・・・・・・」 綾は戸惑う。 初めて、淳平が自分のことを名で呼んだ・・・・ しかし、すぐにまた苗字で・・・・・・・ 「綾、ちっと黙ってな、 すぐに片付けるからよ!!!!!」 振り返り、綾に言葉を発した淳平は、 綾の知っているものではなく 綾が頬を染めるような 神秘的なものだった・・・・・ 「ハッ! 貴様風情が、俺の女に手を出せるとでも思ったのか!!」 漆黒のものがあとずさり、 綾は、湯気が出そうなほどに程に顔全体を朱に染め へたりこんだ。 ((おっ・・俺の・・・おんな・・・・・)) 綾からしてみれば、淳平の口から聴きたかった言葉であった。 だが、あまりに唐突な発言だった為、綾の思考は停止中。 ((俺の女・・・・)) ぼうっと半ば焦点の定まらない目で淳平をおう 「ククク・・・・・・ お前は、俺の意にはそぐわぬ・・・・・・・ 疾く、居ねぃ!!!!!!」 淳平が力を込めて突き出した左手を振り下ろす。 綾には淳平の目が、 吸い込まれそうな蒼眼に見えた・・・・・・ グゥルオォォォォォゥ!!!!!・・・・・・・・・・ 昏きものは、何かに縛り付けられるように その身をすくめて行く・・・・・・ 「・・・綾・・・・・・ 何がどうとか聞いてたなぁ・・・・ お前には聞かせてやるよ・・・ {{我は、神々の道化師!!!!!}} 」 「っ・・・!!」 淳平の声は、途中から頭の中へと、 直接に響いたものだった。 {{我は、神々の道化師!!!! この者の、平衡なる現身!!! 這い寄る混沌・・・・・ Nyarlathotep(ニャルラトホテップ)!!!!}} [No.514] 2007/09/21(Fri) 23:28:42 |